みなさん、こんにちは。
1か月以上ぶりのブログです。
夏の豊かなな自然に触れ、
近場しか走ってないエヴォーラ400っくんを峠道で解き放つため、
妻と1泊2日で群馬に出かけました。
長引くコロナ自粛中のため、旅行に行ったのは本当に久しぶりです。
ルートは、群馬中央山間部を横断するコースです。
博物館、美術館、湖、渓谷・・・美しい群馬の絶景ポイントと、それらを繋ぐ峠道の数々・・・。
観光も走りも大満足の旅にできました。
■DAY1
おもちゃと人形自動車博物館(北群馬郡吉岡町)
皆さんよくご存じの広大な博物館で、
・自動車博物館(昭和の名車96台)
・昭和レトロパーク駄菓子横丁(街並み再現)
・おもちゃと人形博物館(世界のブリキ、人形)
・テディベア博物館
という、てんこ盛りの貴重な展示品が素晴らしいです。
街並み再現のディテールが涙ものです。
少年の頃にタイムスリップできます。
いよいよ、本丸の自動車展示エリアへ。
最上階には、トヨタ2000GTを筆頭に、わが国が誇る昭和の名車が勢ぞろい。
美しすぎるフェアレディ
エンジンルームが涙もののZ
館内も妥協のない造り
そして、室内展示のみならず、屋外にも往年のアメリカを再現
・・・という具合で、とても載せきれない大量のコレクション(クルマだけではありません)の数々。
到着1か所目の観光で既に予定滞在時間を大幅超過してしまいました(^^;
山奥へとワインディングを気持ちよく走ります。
旧太子駅(おおし)(吾妻郡中之条町)
かつてここは群馬鉄山で採掘された鉄鉱石を搬出する太子駅という大きな駅で昭和46年に廃駅。
近年になってから町の新しい観光スポットとして、かつての遺構が美しく整備された知られざる廃墟スポットです(最近では有名になってしまいましたが)。
鉱山運搬車両も、黒光りして美しく展示されています。
旧太子駅を後にします。
峠道をグイグイ標高を上げていくお楽しみドライブが続きます。
野反湖(野反峠休憩舎・花の駅)(吾妻郡中之条町)
別名「天空の湖」とも呼ばれる、標高1513m、上信越高原国立公園内にある小さなダム湖です。
夏は、百花繚乱状態の黄色いニッコウキスゲ(ゼンテイカ)が有名です。
ただ、残念ながら今年は、例年より早めの7月上旬に見頃が終ってしまい、写真のようにほんの少ししか見れませんでした。それでも大満足の景観に圧倒されました。
ザ・夏の花、強い日差しに照らされて美しいです。
ロケーション抜群の野反湖を後にし、今度は下りのワインディングを楽しみながら、次の目的地へと向かいます。
気温36度、標高ある場所ですら29度という真夏の日差しが眩しいです。
TTRで来てたらやばかった。
※エヴォーラの場合は、ボンネットの巨大な鼻穴から噴き出すフロントラジエターの熱気対策のためか、エアコンが冷蔵庫みたいによく効きます。(^^)
四万川ダム(奥四万湖)(吾妻郡中之条町)
群馬県が運営するダムとしては最も高い、堤高の89.5メートル。
透き通ったコバルトブルーが有名です。山の緑と湖の青のコントラストが美しすぎます。
桃太郎の滝(吾妻郡中之条町)
四万温泉エリアにある滝。
奥四万湖のブルーとは異なる、これまた、とてつもない青です。
写真だと秘境のように見えますが、道路脇の駐車場から階段降りてすぐという、あっけないくらい普通に存在している絶景です。
※青すぎて勘ぐる方がいらっしゃるかもしれませんが、
画像無加工のJpeg撮って出しの1枚です。@_@
四万の甌穴群(おうけつ)(吾妻郡中之条町)
群馬県の天然記念物で、駐車場から階段降りるだけで、四万温泉自慢の四万ブルーと甌穴群を間近で観れます。
四万温泉 積善館(せきぜんかん)
300年以上もの歴史をもつ湯宿。建物の前の赤い橋や、3階建ての木造の湯宿は、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」に出てくる湯屋のモデルの一つとしても有名ですね。
建物を繋ぐ回廊と下を流れる新湯川(あらゆがわ)。
セピアで撮影してみました。
温泉マニアだけでなく、歴史、建築、アニメファンにも人気です。
・・・というわけで、既に観光でお腹いっぱいながら、温泉に入って夕食で満腹中枢にとどめを刺した幸せな1日目となりました。(^~^)
■DAY2
2日目は、訪問箇所が離れているため少なめですが、素晴らしい観光スポットとワインディング三昧の締めくくりが待っています。
ロックハート城(吾妻郡高山村)
中世スコットランドの本物の古城のロックハート城を移築・復元。
石のハートから撮影してみました。
ドレスレンタルして、城内外を撮影徘徊しました。
うちも老夫婦ですが、もっとお年寄りのご夫妻も中世のファッションで闊歩しており、微笑ましかったです。若い方々から見たら異様だったかも(汗)
たくさん記念写真撮りましたが、さすがに投稿は差し控えさせていただきます(笑)。
ガーデンエリアの花々も美しいです。
小高い丘があり、そこから城背面の全景も観れます。
かなりコストをかけて広大な土地を造成して造りこんであるのがわかりますネ。
ロックハート城を後にし、沼田方面へと向かいます。
大正ロマンエリア(沼田市)
大正ロマン建築で街並みを整備している沼田市のエリアです。
中でも、この旧土岐家住宅洋館や旧沼田貯蓄銀行などの文化財エリアには、大正時代を舞台とした少女漫画が原作の人気アニメ「劇場版はいからさんが通る」のキャラクターパネルが設置されています。
中世スコットランドから日本の大正時代に移動してきたエヴォーラ400っくん。
これは、展示用建物なためキレイ過ぎますが、街並み全体が大正ロマンをほどほどにリノベした建物が連なり壮観でした。
大正ロマンを後にし、ワインディングを上っていきます。
吹割の滝(沼田市)
必見の滝です。
滝とか渓流というより渦潮、いや、台風の目か宇宙のブラックホールのような景観です。
しかも、間近で見れるため(というか、気を付けないと落下します・滝汗)、その雄大さに圧倒されます。
上流から見ると、こんな壮大な眺め。
米粒のように小さな人物との比較から、滝の大きさ、落下寸前に近づいて見れる様子がわかるかと思います。
遊歩道で渓谷を1周でき、滝を含む渓流を見下ろせます。
いよいよ、この旅の最終地点へと向かう、群馬らしい長いワインディングが待ってます。
クルマも少なく、エヴォーラ400っくんも活き活きと走り回れました(^^b
富弘美術館(みどり市東町)
最後のスポットです。
東町出身の星野富弘氏の作品を公開している美術館です。
20年前に来て以来、富弘さんのファンになりました。
今年、30周年記念展示で氏の集大成が観れるため、絶対に再訪したいと思っていましたが、それが叶いました。
景色、建物も素晴らしく、、、
透明感あふれる水彩で描かれた草花と、素朴で美しい詩の世界から、見る者は「生きることのすばらしさ」「生きる勇気」を与えられます。
何より、首から下が不随となり口に筆を咥えて描いているのですが、水彩画に添える詩が障害と生涯を投影し、涙と感動を誘います。
感動を胸に、美術館を後にして帰路に着きます。
というわけで、2日とも晴天に恵まれた真夏の群馬旅行を終えました。
山あり谷ありの地形が織りなす景勝地と、走り甲斐ある峠道の数々で、久しぶりのよい旅行ができました。
コロナのワクチン接種と感染爆発のせめぎあいの中で、依然として活動に制限がありますが、できる範囲での対策とレジャーのバランスを取りながら過ごしていきたいと思います。