2017年07月21日
アルトターボRS vs アルトワークス
現在の愛車、アルトターボRSを購入するまでの、俺の葛藤を紹介します。
(長文ですみません)
■コペンローブ最高
2015年 子供達も巣立ったので実用車じゃなくオープンカーにでも乗ろうかな...とコペンローブ(CVT)を買った。買って乗ってみてビックリ。こんなに気持ちのいいクルマがあるのかと感動して、コペンの虜になった。
コペンローカルベースのある鎌倉に住んでいるので、毎週末は欠かさず箱根へ。
頭文字Dのステージでもある長尾峠、椿ライン、旧東海道などを毎週走った。
コペンで一番楽しいのは低速コーナーの連続である旧東海道だ。
畑宿から甘酒茶屋までの七曲り(実は12連続ヘアピン)はコペンの走りにマッチしてとても楽しい。
特に下りでは無敵(自称。誰とも戦ってないし)。
タイトヘアピンを40km/hで曲がって行ける。
楽し~~~い!
冬は凍っているので....でもスタッドレスを装着して、これはこれで楽し~~~い!
ほんのちょっとのパワー不足が気になって、サブコンEDP-01を装着。
さらにタイトヘアピンでのショックの底づきも気になって、サスペンションキットをSHOWA TUNING SPORTS に交換。これで完璧だ。
この車にずっと乗ろうと思った。
■アルトワークスMTの登場
2015年12月
そんな時、スズキからアルトワークスが出た。無骨でダサかっこイイ!
乗ってみてぇ~~~。
でも試乗車MTしかないし。
おれ20年くらいATしか乗ってないし。運転できる自信がない(T_T)
見るだけの予定で、スズキのディーラーに行ってみた。ダサカッケー!
で、結局試乗する羽目になった....エンストしないか超心配(。>﹏<。)
ところが昔あれだけ箱根を走り回ったので、体は覚えてるもんだね。
クラッチなんて全然平気。たまにギア入れるの間違えるくらいで普通に試乗できた。
ヤ、ヤ、ヤバい!思い出しちまった。
車って、こういうものだったじゃんか!
18歳免許取り立ての頃。ボロボロのうんこ色ブルーバードU(610)で箱根を走り回った頃の自分が戻ってきた。
完全にアクセルと連動して走るダイレクト感。
これだ!もうこれじゃなきゃ絶対ダメ!
アルトワークスに試乗してから、コペンのCVTのズルズルが気になりだして、頭の中はアルトワークス一色になってしまった。
アルトワークス...欲し~~~い!
コペンを買い換えるか!?
ここでアルトワークスを買うには、別の障害がひとつある。
カミさんだ。コペンは可愛いけど、アルトはダサすぎて絶対ヤダ!MTなんてあり得ない!...と。
確かにそうなるわな。
■コペンローブMT
アルトワークスのMTが最高によかったけど、ひょっとしてコペンのMTでもいいんじゃないか?
CVTを下取りに出して、MTに乗り換える。
確かにコペンは超お気に入りなので、ありえる選択肢。
ダイハツのディーラーに頼んだところ、MTの試乗車がない!アルトワークスの正反対。
しばらくして、1台だけMT試乗車があったと取り寄せてもらえた。
コペンローブMTに乗って地元の鎌倉山から源氏山裏辺りを走り回ってみた。
....なんだか違う。アルトワークスの爽快感がない。
理由はよくわからないが、俺的にはこれならCVTの方がいいという感覚だった...残念!
■ミニクーパーMT
MTに乗りたい夢を諦めることができず、俺が思いついた迷案は、以前からカミさんが欲しがっていたミニクーパーを無理やりMTで買うという作戦。
カミさんだって、昔はMTに乗ってたわけで乗れない訳ではない。
ミニクーパー買ってやると言って、MTにしてしまう( ̄ー ̄)ニヤリ
早速、試乗に!
ところがMTの試乗車なんてどこにもなく、ATの試乗しかできないじゃん。
しばらくして、ディーラーがMTを用意できたというので、楽しみに試乗に行った。
結果....ダメじゃん。
これMT?クラッチっていうスイッチペダルがあるだけで、クラッチじゃないじゃん。
中身はズルズル感いっぱい。
ディーラー曰く、「お客さん、今は昔のようなMT車はありませんよ。コンピュータ制御ですからね」.....残念。
やっぱりアルトワークス欲しい。
■FIAT500
2016年秋、俺のアルトワークス熱はずっと燻ったまま。
カミさんの車が、1年後の車検を控えて今が売りどき、今なら100万円で売れると言われた。
可愛かっこいい車でリーズナブルなものを探して、いろいろと試乗した。
その結果、カミさんが気に入ったのがFIAT500。確かにこれはイイ感じ。値段も中古で170万円くらい。安くはないが下取りを考えればこの辺りがよさそう。
ということで、FIAT500 POP1.2の新古車(試乗車)を買うことになった。
ディラーの担当者が納車の時に、こんなことを言った。
「この車は、是非マニュアルモードで乗ってくださいね」....どういう意味?
そうFIAT500はATじゃなくてAMT(オート・マニュアル・トランスミッション)だった。
トルコンやCVTではなくクラッチが自動で動く、クラッチペダルレスのマニュアル車。
この車をオートマモードで走らせると、意図しないところでガックンと変速するのでなんとも気持ちが悪い。
言われた通りに、マニュアルモードで運転すると.....おおおおお、快適。
さらに俺の欲しかったダイレクト感。エンジンブレーキもガッツリ効くし。
おまけにクラッチペダルの煩わしさがない!
車重の割にパワーがないので、物足りなさはあるが運転しているという実感と楽しみがある。
カミさんもマニュアルモードが楽しいと言っているくらいだ。
FIATにも乗るようになり....コペンのCVTのズルズル感がますます気になりだした。
そして、もうひとつの気付きが、俺が欲しいのはクラッチペダルじゃなくて、ダイレクト感。
AMTの方がいいのかも。
調べてみると、アルトのAGSがまさしくFIATと同じAMTで、どちらもプログラムはフェラーリチームが作っているとか。ワオ!
■アルトワークスAGSとMT、どっちにする?
FIAT500のせいで再燃してしまった俺のアルトワークス熱。
そこのAGSでもいいんじゃないかという別の迷いが発生。
今度はアルトワークスAGSの試乗に行くことにした。
アルトワークスAGSに試乗してみると.....ヤバい。コレだ。俺が欲しいのはコレだ!
ちなみにマニュアルモードだけで試乗して、ドライブモードなんて全く試さなかった。
FIATのAMTに慣れていたせいもあり、すごく機敏に上手にAGSをコントロールできて、もう買うしかない!というモードに。
見積もりしてもらうと、エントリーナビ、ETCを付けて総額で170万円弱。う~~~ん。
ここで、心の中のもう一人の俺が呟いた....
おい、本当にAGSでいいのか?
男なら昔のように、MTでヒールアンドトゥして、ダブルクラッチしてカッコよく走らなきゃいけないんじゃないか?
いやいや、今どきクラッチなんてダサいでしょ。
時代はクラッチレスだ。GTRだってF1だってクラッチレスの時代だぜ。
昔の渋滞でのクラッチ操作を思い出したり.....
クラッチにこだわるオヤジもなんか痛いよな...
クラッチ操作は絶対コンピュータの方が上手いよな....
やっぱりAGSでしょ。
AGSで左足ブレーキを使えるようにする方がいいかも。
自問自答し、その後も長いこと悩み続けたが、自分の中では買うならAGSにほぼ決定。
■アルトターボRSかワークスか
AGSに決めたら、今度は新たな悩みが出てきた。
AGSを選ぶならアルトターボRSで同じじゃねぇか?
アルトワークスが出たので、アルトターボRSの試乗車はもう見つからない。
スペックで比較すると、同じじゃん。
俺が感じたアルトワークスの勝る点は
・エンジンは同じだがECUのチューニングが違う。若干トルクアップ。
・MT車がある -> AGSだから関係なし
・レカロ....しかし座面が高すぎる
・どちらも同じKYBだが、アルトワークスの方が足が少し固めらしい。
・デザイン、特に赤のアクセント。RSのホワイトやブラックの場合、赤の使い方がカッコいい。逆に目立ち過ぎる感もある。
・値段差+20万円、重量差+20kg
試乗できないだけに、決められない!
でもよくよく考えたら、どちらを買ったとしても、
足回りは交換することになるじゃんか。
ECUも書き換えか、サブコンかでチューニングすることになるし。
レカロも座面を下げたり調整が必要。
ならシートヒーターのついてるRSの方がいいじゃんか。
ということで、俺的にはアルトターボRSにほぼ決定した。
■アルトターボRS試乗車
アルトワークスAGSを試乗させてもらったスズキアリーナの藤沢店でアルトワークスAGSとアルトターボRSの見積もりをしてもらう。
エントリーナビとETCを付けて、アルトワークスなら170万円、アルトターボRSなら150万円。
コペンの下取り価格は107万円。まあ、こんなもんか。
店員さんが、アルトターボRSなら綾瀬店に行けば中古があるかもと教えてくれたので、そのまま綾瀬店へ。
あ、あるじゃん。アルトターボRS(赤)新古車(試乗車)。走行距離2800km。
ナビとETCつけて、全込で125万円。
2017年2月、アルトワークスではなくなったが、アルトターボRSを遂に購入した。
アルト最高だぜ!
今はそう思っているがカプチーノAGSが本当に出てきたら、また相当悩みそうな予感(笑)
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Posted at
2017/07/21 13:50:52
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