目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
【必要なもの】
・HEXソケット6mm(ローター固定ボルト)
・HEXソケット7mm(キャリパーガイドボルト・上下)
★16mmソケット、スピンナーハンドルorメガネレンチ(キャリパーブラケット固定ボルト)
・トルクレンチ
・諦めない精神力
【事前準備】
・フロントタイヤに輪止めをします。
・サイドブレーキを解除します。
【作業手順1】
・9番のブレーキパッド固定スプリングを外します。
・右側はパッドセンサーが付いているので外しておきます。(Fと同じ理由で再利用しました)
・7番のキャップを外し、6番のガイドボルトを上下2本外します。(HEXソケット7mm)
・外したキャリパーはブレーキホースに負荷をかけないよう気をつけて台の上に置いときます。
2
【作業手順2】
・先に1左写真赤○のローター固定ボルトを緩めます。(HEXソケット6mm)
・手順1の図、3番左の赤○のキャリパーブラケット固定ボルトを2本外します。
このボルトはフロントの約半分のトルクで締められているので、それほど固くありませんがフロントのように向きが変わらないので少しやりにくいかもしれません。
※先にブラケットを外すとローター固定ボルトが外せません。
3
【スマートな方法?】
これは失敗談ですので興味の無い方は飛ばしてください^^;
固着したローターを外す方法をいろいろ調べていると、海外のサイトでキャリパーブラケットの穴からボルトを通し、ナットをボルトの中央と先端に2つかけて中央のナットをスパナで固定してボルトを締め付けていくとローターが外れるというものを発見しました。
これは実にスマートだ!音も出なくて近所迷惑にならないしこれなら楽にはずせるじゃん♪と感動しました。早速用意したボルト&ナットをセットしてナットを締めこんでいきます。
ラチェットである程度締め込んだら急に軽くなりました。な~んだ楽勝♪と思って見ると、なんとナットの頭がもげてました!! (;゚Д゚)エエー
もちろんローターは固着したままで、頭の無いボルトはブラケットの穴に残されて少し曲がっています、抜こうとしても外れません。ヤバイ!やっちまった...ボルトの様に心も折れそうです (ToT)
どうやらボルトの強度が足りなかったようです。しかしやってしまったものはどうしようもありません。気合を入れなおし正攻法?でやることに決めました。
※作業手順3に続きます。写真はWebから拝借。
4
【作業手順3】
最大の難関、リアのローター外しです。プラハンでは全く歯が立たない為、近くのカインズで写真の「ゴルフグリップ石頭ハンマー1.1kg」を買いました。とても強そうな名前です(笑)
家に戻り早速ローターを叩くとものすごい金属音がガキーン!と近所中に響き渡ります。申し訳ないと思いつつ石頭でローターを裏からガンガン叩き続けますが外れません..音がもの凄いのでかなり気が引けます。
更に気合を入れ、半ばもうヤケクソになって叩いていたら50回以上叩いたころでしょうか、ローターが少しずれた感じがして錆が下にパラパラ落ちてきました。もう少し叩くとズリッ!とローターがずれてやっと外れました!! キタ━(゚∀゚)━!
(頭のもげたボルトもこの時無事外れました)
※勝手が分かったので、反対側は音を気にせず最初から石頭で思い切り叩き、20回ほどで外れました^^
5
【作業手順4】
錆びたハブのローター接触面を綺麗にしてスレッドコンパウンドを塗りこみました。後は新品のローターとパッドをフロントと同じように組んでいきます。走る前にブレーキペダルを何回か踏んで遊びを取ります。
6
【リア完成】
トラブルを乗り越えてなんとか作業をやり遂げました!本当に疲れました.. 他の方の作業記録を見ても結構苦労していますが正にそのとおりでした。逆に錆の固着さえなければローター交換は簡単な部類に入る作業と思います。
この作業は工賃もそれほど高くないため、古い車はショップに任せた方がいいかもしれませんね。固着してると苦労するし、とにかく音が凄すぎて住宅街ではかなり近所迷惑になります。
7
ホイールを付けてみると、隙間から見える綺麗なローターが良い感じです^^
※ローターの厚みも測ったのですが記録した紙を無くしてしまいました。ただ、前後共に磨耗限界値は超えてしまっていました。
■締め付けトルク(リア)
・ブレーキローター固定ボルト・・・・・ 16Nm
・キャリパーガイドボルト・・・・・・・・・ 35Nm
・キャリパーブラケット固定ボルト ・・ 65Nm
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
[PR]Yahoo!オークション
関連整備ピックアップ
関連リンク