
くーちゃんのナンバーを取得すべく、早速
並行輸入自動車届出書 の手続きに行ってきた。
場所は
自動車技術総合機構 の窓口。
車検場の中にあります。
とりあえず、窓口で、
「アメリカから車を並行輸入したのですが、どうやったらナンバー取れますか?」
と、超初歩的な質問をすれば、あとは係員が必要書類を提示してきます。
提示してきたのは、
『並行輸入自動車届出書』(
2枚 )
『車両諸元概要表』(
3枚)
でした。
ここで、
『自動車通関証明書』のコピーを提出。
更に、外観4面(前、後、右、左)の写真を印刷したものも提出。
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まず、
『並行輸入自動車届出書』を記入するに際し、
車名及び型式が必要ですが、
こちらは、VINコードから調べてくれて、
車名が
“プリムス”
型式は
“不明”
と記入。
そして、
車体番号及びシリアル番号は
『自動車通関証明書』とVINコードから
“BS23H2B123456”
と記入
あとは、言われたとおりに記入するだけです。
が!
この時点でもうかなり苦戦。
まず、
車名のプリムスですが、
普通 車名と聞けば、 「プリウス」 とか、 「CX-5」とか、 「バラクーダ」
を想像しますが、 車検証に記載される 車名 は 「トヨタ」 とか 「マツダ」 とか 「プリムス」
と記載されています。
もちろん くーちゃんも プリムス となるのですが、
車体に貼り付けられている VINコードには 「クライスラー」と書いてあります。
そうなんです。
プリムスは クライスラーの一部門であり、 車体のどこにも プリムス(PLYMOUTH)の表記はないのです。
こちらは、要考察ということで 車名がどうなるかは保留となってしまいました。
次に
車体番号シリアル番号ですが、
車体番号の解説する資料が必要になるのです。
こちらは、ネットからダウンロードしたオーナーズマニュアルを印刷持参していましたので、
それを提出。
この2枚になります。
黄色線。 これが苦戦ポイントです。
VINコードの最初から7桁目までは、2枚目の写真にコードの意味が書いてあるのですが、
「BS23H2B」までですね。
それぞれ、
B=BARRACUDA
S=書いてないですが Specialで グレードです。
...とまぁ、7桁目まではこれでOKなのですが、
8桁目以降がシリアルナンバーなのですが、それについて書かれておらず、
意味を明確にできませんでした。
家に帰ってから、もう一度見て気づいたのが、1枚目の写真の黄色線です。
「and vehicle...(last six digits)」あぁ、、、 最後6桁はシリアルナンバーって書いてる。(呆)
ちなみに、先ほどの、
車名の件も。

これが、マニュアル1ページ目です。
「MODELS」の「PLYMOUTH」欄に「BARRACUDA」って書いてある!?
これで、証明できるのでは!?
まだ、記入欄2行しか進んでないのにこの苦戦。
あとの項目はわかる範囲で書いていきます。
サイズはネットのスペック情報を印刷しておいたので、それを参考に記入しました。(最後提出)
「1972 Barracuda Specs」とかで検索してでたページを印刷しただけです。
こんなのでいいのかなって気もしますが。。。
エンジンの最高出力kW(PS)/min‐¹(rpm)についても、そのネットのページを写しました。
こちらは、騒音試験での回転数を決めるために、最高出力時の回転数の情報が必要だからです。
車重は予備検査時に測るのであえて書きませんでした。
打刻についてですが、
こちらは、予備検査を受けた後に 試験場内で職権打刻をするので
まだ必要ないみたいでした。
保安基準に適合させるための改善事項等の項目については、
くーちゃんの場合は、ウインカーがブレーキランプと兼用で赤色だとかは年式的に問題ないので、
右のミラーの取り付けと、
マイル表示をKm/h表示に変えることくらいだけでした。
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次の
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『車両諸元概要表』
に関しても、ネットのスペック情報(サイズ)と、 実物の情報を書き込むだけです。
わからないところや装備されてないところは飛ばしていきます。
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最後に
『総排気量計算書』は スペック情報に排気量が書いてあるとのことで、不要でした。
後日電話が掛かってきて、
『改善内容一覧表』(
1枚)
の記入をして、不足資料と共に送ってほしいとのことでした。
くーちゃんの場合は、
“右側通行用前照灯、ミラー、非常用信号灯(発煙筒)、速度表示、ナンバーステー”
にチェックを入れました。
保安検査時にはここは改善していきますよってことですね。
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まとめ
不足資料が
「車体番号シリアル番号の8桁目以降の意味」
「車名 プリムス の確証」
については、オーナーズマニュアルに赤線でも引いて送りなおそうと思います。
あとは、右のミラーを取り付けし、車体前面と右側面の写真を送ればいいそうです。
そして、改善内容一覧表
上記不足点を送付後 書類審査 を行い、通過すれば
予備検査が受けれるみたいです。
というわけで、
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『並行輸入自動車届出書』に必要な物は
①『自動車通関証明書』(原本と提出用コピー)
②車体サイズとエンジンサイズの分かるスペック表(ネット情報でも可)
③車体番号(VINコード)の説明書
④車体4面の写真
になります。
それらを用いて、
イ.『
並行輸入自動車届出書』
ロ.『
車両諸元概要表』
ハ.『
総排気量計算書』(排気量が直接わからない場合のみ)
ニ.『
改善内容一覧表』
の提出となります。
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ミラー付けて、写真撮って送付しなくちゃ!
それで、書類審査通るといいけどなぁ~
まだ一歩も踏み出せてないな(笑)
ちなみに、
くーちゃんの製造年は1972年なのですが、
これは、車体番号(VINコード)の6桁目の2が1972年の意味なので、証明できます。
これにより保安基準も1972年(昭和47年たぶん12月31日)が適合になるのですが、
製造年を証明できない場合、保安基準が「自動車通関証明書」の通関日となるらしく、
古い車でも、現在の保安基準適合というエゲツナイことになるそうです。
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Posted at
2017/03/14 19:37:24