
2017/07/09
宮城県のスポーツランドSUGOで開催された
、Mazda Driving Academy Basic Classに参加してきました。

本ブログは各カリキュラムを数行ずつで紹介していきます。
ちなみに富士スピードウェイに以前参加した人の話とは内容が異なっていました。
会場ごとに異なるんですかね?
□座学①□
インストラクターによる、このアカデミーの目的の話。
・『姿勢は大事』
→ドライビングポジションは膝が伸びきらないシート位置と、肩が離れない背もたれ角度
・『スポーツドライビングは詰まるところ、タイヤの使い方』
→急制動ではブレーキ、スラロームではハンドル・アクセル・ブレーキのバランスを練習
□座学②□
マツダの車両開発担当による人馬一体の話。
①ヒトを研究する
→歩くときの筋肉や骨盤に注目し、ドライバーの姿勢と車の動きに応用
②ヒトの無意識に働きかける
→コーナーでの修正舵や、同乗者の揺れを減らすさり気ない技術
③クルマが理想(ヒト)に合わせる
→ペダル、ハンドル、レバーを適切に配置するために車のフォルムに妥協をしない
賛否両論あるオルガンペダルだが、右足の踵はブレーキとアクセルの間に置いて踏むのが正解なのを初めて知った。
以前はブレーキの真下だったので、オルガンペダルの恩恵が得られず、またポジションが少し左に寄っていた。
踏み方を直してみると、確かにアクセルの踏み心地が良くなり、両足の開きが左右対称なので姿勢が楽になる。
(ただ今度はブレーキペダルの高さが気になる...)
□ドライビングポジション□
NDロードスターとそれ以外に別れて、実際の車両を用いてレクチャー。
NDの調整方法は
こちらのブログで詳しくご紹介してます。
□実技_急制動_□
ドライ路面とウエット路面でフルブレーキングしABSを体験する練習。
ただブレーキペダルを力いっぱい踏むだけだが、踏み始めからABSを効かせるのが凄く難しい。
コツを掴めばあっさり出来るようになる。
今振り返ると、最初自分の中で思っていた100%は、車のポテンシャルの40%程にも満たなかった。
言い換えると、素人の想像の3倍のポテンシャルが車にあるということ。
□お昼休憩□

豪華でガッツリ
テーブルは参加者5人 + インストラクターor開発者1名。
僕の卓はNDオーナー5人とマツダの開発者田口さんで、9割が車の話w
□ 実技_スラローム□
ここからはSUGOの西コースに移動。
コーナーのグリッピングポイントと立ち上がりのゼブラに置かれた目印(パイロンの重り)を前輪で踏ん付ける練習。
これで左右の車両感覚が磨かれ、車のコントロール( 加減速とハンドル操作 )が上達。
曲がりながらだと、細かい修正をするほど車の姿勢が乱れるので、始めはゆっくりでも難しい。
目印を見続けるのではなく、目線を先へ先へ送っていくのがコツ
□最新モデル試乗□
この日はCX-5、アクセラ、デミオ、ロードスターの中から1台選んで、開発者の方とお話しながら試乗。
SUGOの中はちょっとした峠道みたいで楽しい。
ちなみに僕はロードスターに試乗し、CPUチューンの良さを再確認してました。
□ プロドライバーに同乗体験(おまけ①)□
イベントの手際が良過ぎた為か、急遽実施されたプロの走行に同乗体験。
アクセラに受講生3人が乗り込み、西コースを1周。
4人乗ってるのもあり限界走行には程遠いだろうが、鋭く減速し、高速で旋回する様にはかなり興奮した。
□ SUGO本コース体験走行(おまけ②)&記念撮影□
パドックの予定だったのが、主催の計らいで本コースのメインストレートで記念撮影。
しかもそれだけではなく、本コースを3周の体験走行付き。
それも先導車がレコードラインをそれなりのスピードで走るのを隊列で追っかけるので、安全で本格的だった。
ツナギ、メット、ロールバーなしで屋根まで開けて走れる機会は滅多にないでしょw
■感想■
車は単なる移動手段ではなく、操ることで楽しさや喜びを感じられるモノだとMazda Driving Academyを通じて強く感じました。
マツダは販売台数や売り上げよりもそこを第一としてクルマ作りをしており、そのスピリッツは個人的にすごく共感できます。
そして情熱は開発者の話にこもっており、それを聞くことで、運転する時の意識が変わり、クルマの愛着が一層深くもなりました。
また Mazda Driving Academy をきっかけにスポーツドライビングにも意欲が沸いてきております。
今後は自身の技術向上に努めたいですね。
■おまけ■
この日参加したのは24台で、その内10台がロードスターでした。(しかも全部ND)
そしてこの日インストラクターを務めていた藤島知子さんもNDオーナー。
この日レセプションホールの横にその愛車が展示してあたのですが、
・色がクラシックレッド (←全国に約160台)
・グレードがNR-A(←ここまで被るのはまだいい)
・ホイールがCE28 (←僕もこの日帰ってから履き替えた)
・シートがRS-G (←フルバケ入れるならこれと決めている)
僕のカスタムの完成形がそこにありました。