
東京から、千葉県に転居することが決まり、目星をつけていた物件の内覧に行ってきた。
車は現在一台しか持っていないが、嫁さんの仕事が決まり次第もう一台買う予定なので、当初は、アパートであれ戸建であれ、とりあえず一台駐車できる手頃な物件を借りて、2台目は近場で月極駐車場を借りようと考えていたのだが、これがとんでもなく甘い考えであることを痛感させられることになる。
その街は成田空港からも近い、人口7万人程度の町で、町全体が平坦なうえ空き地や休耕地も多く、物理的に車を停めておける場所は有り余っているのだが、不動産屋曰く、駅前ですら月極駐車場の相場が月5000円程度なうえ、空き地や私道上への無断駐車が横行していて、月極駐車場は商売にならず、したがって敷地外に駐車場を借りるのが困難らしいのだ。
確かに、これまでも何度かその町は下見に行っているが、路肩にズラリと車が並んだ住宅街を見かけることがたびたびあった。私道であれば駐車禁止にはならないのかもしれないが、それにしてもあまり見た目的にもよくないし、通行の障害にもなる。あきれたことに、その手の路上駐車で、地主の許可を取っていないにもかかわらず、自らの利用権、占有権を主張し、他者の車が自分のスペースに駐車しているのを見とがめてトラブルになるケースもあるらしい。
こんなことが起こるもう一つの原因は、この町は、軽自動車の保管場所届出申請が不要ということもあろう。近隣の迷惑など全く顧みることもなく、保管場所も確保しないまま軽自動車を購入する者もいるのだろう。実際、不動産屋が言うには、この物件は自動車を置く場所がないと忠告しているにもかかわらず、路上駐車するから構わない、と言い切る入居者もいるようだ。
結果として、元々各住戸に1台分以下のスペースしか確保していない、築年数の経過した戸建やアパートは思うように借り手も買い手も付かず、値が崩れるか、空き家として放置されることになる。地価が高騰した時代は専業主婦もまだ多く、各家庭に一台分で間に合ったかもしれないが、今はそんな時代ではない。
空き家が増加するのは日本人の新築信仰だなどと言われるが、そもそも古い家は現在の生活スタイルに合っていない、これが一番の原因だろう。
また、登録車とは異なる軽自動車の保管場所届出のシステムは、軽自動車のメリットのひとつではあるが、自らの所有物の保管場所を自らの責任で確保するのは当然のことで、よほどの田舎ならともかく、ある程度の人口規模の町なら、この辺りはもう少し厳格でも良い気がする。
僕はいくら駐車違反でなくとも路上駐車には抵抗があるし、それでは何もメンテも出来ないので、少し予算オーバーだが2台置ける住宅を仮申込みしてきたが、都市部から離れた郊外の問題を垣間見た気がする。中心市街地の空洞化もまたしかり、町がクルマ社会に対応しきれていない。
車を中心にした生活を目当てに転居を決意した身にとっては少し考えさせられる現状である。
Posted at 2017/03/25 23:13:40 | |
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住まい | 日記