2017年10月31日
時刻は午後3時ちょうど。
約束の時間通り、車の買取店○ーセブンへ到着する。
車を駐車場へ入れようとすると、奥からツナギ姿の整備の人?と思われる男性が誘導に来た。
車を降りて挨拶し、昨日電話で査定の予約をしている旨を伝えると、そのまま店舗の中まで案内される。
昨日電話で話した担当者はまだ戻っていないようだ。
実は当日別件で出張査定が入っていて、もし戻れないようであれば別の人に引き継ぎしておくと言われていたのだった。
そういえば今日はこのお店が最後になったのを思い出す。
最後に行くはずだった○ッグモーターを前倒ししたからだ。
そしたら明日行く予定にしていた○ーチスもこの後に行けるか。
1日に5件まわるのは無理と考え、1件だけ店舗が離れている○ーチスを明日午前にアポ取りしていたのだ。
回れるなら1日で終わらせたいと思い、○ーチスに電話して来店を今日の夕方に変更するとの電話を入れた。遅くなっても行きますからと。
快く了承して頂いた。
さて、お約束のドリンクを頂戴し待っていると、先ほどのツナギ姿の男性が名刺を持って改めて挨拶に来た。
てっきり整備の人だと思っていたら、この人が引き継ぎした営業の方だった。
いままで回った買取店は、スーツにネクタイ姿の営業さんばかりだったので、勘違いしてしまった。
そしてこれまたお約束のアンケートを渡され、記入している間にさっそく査定してきます。と担当者が店を出ていく。
アンケートの中身はまた同じような内容であったが、まさに核心に触れる部分である「ご希望の買取金額は?」の記入欄。。。
いままではここを未回答にしてきたわけだが、それだとどうにも話が進まず、買取店側からもほんとうに売る気あるの?みたいな感じに取られているような気もするし、作戦変更ということで思い切って記入することにする。
でもあえてまず出ないであろう金額を書こうと思った。
この時点で、自分ではおそらくこの○ォクシーの買取限界値は45万円プラスαくらいでは?と感じていた。
3件の買取店を回ってみての感じとして。
ただ、○ッグモーターで見せられた476000円の数字がどうにも頭から離れない。
限界45万円からの~即決ならプラスαでもう1~2万円アップで47万円。
この辺がいい線いってる感じがするのだが、、、。
ということで、アンケートの買取希望金額50万円と記入する。
まぁこれなら無理な数字である。
で、その金額では無理と言われるもその場での交渉は避け、いったん帰り再度電話で価格交渉みたいな段どりでいこうと思った。
そんなことを考えていると担当者が査定を終えて戻ってきた。
席に着くなり、良い車ですね、人気車ですよ、大事に乗られていますね等々、あの過走行な車が褒められる。
自分の車ではないのだが、やはり褒められると嬉しいものだ。
○ッグモーターでは散々けなされたので、とても気分が良い。
たぶん営業トークだとわかってはいるが、それでもこういう接客は大事なのだ。
言葉遣いや立ち振る舞いなど、この営業担当さんには好印象を持った。
そしてその好印象が現実のものとなる。。。
私の記入したアンケートを見て雑談しながら、いくつかの質問をはさみ、問題の買取希望金額を見てその営業担当者が言った言葉が、、、
「○○さん(私)、車のことよくご存じですね。この金額ドンピシャですよ。」と。
「うちでどうしても欲しい車です。ご希望金額の通り、50万円で是非引き取らせてください。」と。
え?
なんだなんだ何が起こったんだ。
思わず飲んでいたアイスコーヒーを吹き出しそうになる。
一瞬脳内パニック。
その後、思わず顔がニヤケそうになる。
だって笑い出しそうになったから。
あまりの衝撃に少し固まっていると、さらに追い打ちを掛けるがごとく嬉しい提案が出る。
「とても新しいアルミホイール付きのスタッドレスタイヤが積んでありますね。あのタイヤも一緒に出してくれるならもう少し金額出せますよ」と。
はい、参りました。
もう今日、車を置いていくのでスタッドレスタイヤごとお願いします。
と言いそうになる。
この営業担当の気が変わらないうちに。
しかし、どうにかこらえ、自分の車ではない義父の車なので、義父の了解を得ないと即決できない。いったん帰宅し、義父に話して電話します。と伝えた。
ほんとうは売却金額の決定権も一任されていたのだが。
そしたら、売却の時期を聞かれ、義父の了解を得ればすぐ車は手放します。と言ったところ、、、
「わかりました。うちに決めて頂けるならスタッドレスタイヤ込みで55万円で買取させて頂きます。是非お願いします。」って。
あら、また値段上がっちゃった。
もうこの時点で、別の意味で戦意喪失。
もうここに決めようか。
さっき○ーチスにこれから行くって電話したのを後悔する。
とにかく、う~んと唸りまだ納得していない顔を作って、いったん帰りますと伝える。
自分もずいぶんな役者だ。
内心嬉しくてしょうがないのに。
まだ午後の4時前か。
思わぬ収穫で○ーチスはもうキャンセルしようと思ったが、まだ何かサプライズがあるのでは?という、わけのわからない麻痺した思考で、とりあえず○ーチスに向かうのだった。
その8に続く
Posted at 2017/10/31 17:47:45 | |
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