こんにちは、marronデス!
我が家のウェイクちゃんにブレーキパッドを交換してずっと乗ってきたのですか、
装着して2ヶ月くらいした時でしょうか、、、
高速域からシュンと踏むとジャダーが起きるようになりました。
まぁ~なんやかんやで軽自動車ですから、ローターはやっぱりもろいのかなぁ~などど、
思ってましたが我慢して乗っていました。
ローター新品交換して、
パッドをサーキット走行会仕様にして、
ブレーキホースを交換して、、、
フリュード交換してOKかな、、、
なんて考えていたのです。
ウェイクちゃんのキャリパーKITは一部のメーカーさんから販売されております。
ブレンボ等の装着KITは、どこからも販売されておりません
いまいちピンとこなくてどうするか悩んでました。
キャリパーKITをDIYできないのか、、部品はほかの車種と同一なのか、、、
流用して取付できるのではないか、、、などなど、、、
しらみ潰しに調べに調べまくりました。
仕事が終わると毎晩深夜までキャリパー取付ステーの図面とか、、
ノーマルローターからホイールまでのクリアランス計算とか、、
素人なりに頑張っておりました!!
そんなこんなのある日、、、
若い頃、レースでお世話になっておりましたブレーキメーカーの老舗!
「エンドレスアドバンス」
ウェイクちゃんのKIT設定はありませんが軽CAR専用6POTキャリパーはアイテムとして設定があります。
そこで「エンドレスアドバンス」の知り合いに連絡してみました。
marron
「ご無沙汰しております!!」
ENDLESSさん
「どうもどうも!どうされました?」
marron
「実はウェイクにキャリパーKIT装着を考えているのですが、、
エンドレスさんは設定ありませんよね~?」
ENDLESSさん
「ありませんね~!」 キッパリ!
marron
「そうですよね~、、、装着を考えているのですが、、、
どのメーカーも設定が無くて、、、」
ENDLESSさん
「ちょっと待ってください!設計に聞いてみます。」
marron
「あっ、、、よ、よろしくお願いします。」
2日後
ENDLESSさん
「marronさん、現車持ってきてくれれば特別に採寸します」
marron
「よ、よろしくオネガイイタシマス!!!!!!!」
思わぬ方向の展開になりまして、、
先月、長野県エンドレスアドバンス本社様にご訪問させて頂き採寸して頂いたわけであります。
この採寸とはホイール取付面及び装着ホイールディスク裏側のクリアランス、及びホイールインナー径のクリアランス、及びブレーキホースの長さフィッティングの確認、及びキャリパー装着に伴う取付ステーの制作可否確認、それらを総合計算しキャリパーKITの制作が可能かの確認をすることなんですね。設計の方に採寸をして頂いている様子です。地味デス。
手前の車両はSUPER耐久エンドレス86です。
かっこ良かったです!!!!!
お伺いさせて頂きまして採寸している間に時間があるという事でなんと工場見学!!
写真はNGでしたのでアリマセン!ごめんなさい!
スタッフの方がひとつひとつ大切に商品を製作している姿に感激いたしました。
日本のモノづくりはこれかと、、、スタッフさんの礼儀正しい姿勢も感激いたしました。
採寸が終わり帰ろうとしていると、、、
なんと花里社長が「おっ!元気してるか?」からの、、、
いろいろなお話になりまして、、、
見せて頂いたのがアルミ鍛造1ピース削りだしのキャリパー!!!!!
こりゃぁたまらんもの、、見てしまいました。
写真は35GT-Rフロント用です。
後日、採寸した結果、現状にて装着しているホイールクリアランスで制作できるとのご連絡を頂きました。
これは、、、もう、、、装着するしかありません!!!!!
そんなんで、頂いたカタログからキャリパー本体とローター、そしてブレーキパッドの摩材を決めていくのですが、、、
ローターはタフラムコート仕様に即決定です。カラーリングも良し、耐食性も格段に上がります。
以下、エンドレスさんのHPよりです。
「ローターベルハウジングにはタフラムコートを採用しております。これにより、サーキット走行時の高温条件下での使用においても、アルマイトの色落ちを大幅に遅らせることが可能となります。」
パッドの摩材はMX72特注仕様で決定です。
私はMX72が大好きでほかの愛車にも装着しているんです。
さてさて、問題はキャリパー本体のカラーリングです。
「ゴールドかなぁ~、、、レーシングアルマイトかなぁ~、、、」
カタログから選ぼうとしますが、、、どうしてもエンドレス本社さんで拝見させて頂いたクローム処理のキャリパーカラーが忘れられません。
ちなみに、レース車両にもクローム処理のキャリパーが装着されているんです。
ダメもとで、、、
marron
「あのぉ~キャリパーカラーなんですが、、、
拝見させて頂いたクローム処理はできないのでしょうか?」
エンドレスさん
「、、、、、、、、。。。
確認してみますね、後日連絡します。」
半日後
エンドレスさん
「marronさん、このキャリパーで、、、、できる確認がとれましたので、、、
できますよ~!」
marron
「ご無理言ってスミマセン!よろしくお願い致します!」
そんなこんなで、キャリパーカラーはクローム処理特注仕様で決定です!!!
正式に発注してから約1ヶ月、楽しみにしていたキャリパーKITが到着しました。
KIT内容を見てみましょうね
取扱説明書
キャリパーライセンスカード
これは補修部品などを手配するときに必要になります。
エンドレスアンチノイズシム
ブレーキの鳴きに効果的ですがペダルタッチがソフトになります。
私はダイレクト感が好きなのでアンチノイズシムは装着しません。
ブレーキホース
ブレーキローター
2ピースタイプ、ベルハウジングはタフラムコート仕様です。
ブレーキローター外周部にはローター温度域を可視化する「サーモペイント」が処理されてます。
緑色とピンク色の2色がペイントされています。
緑色は約450℃、ピンク色は約630℃をおおよそ10分間持続すると白色に変色します。
何の時に目安にするかというと、サーキット走行及びハード走行時などでセミメタリック材のブレーキパッドを使用する場合にはペディング(高温でのあたりづけ)が必要になります。その際、ローター温度が十分でないと、材質によってはブレーキジャダーが発生することがあります。
ペディングの際に緑色のサーモペイントが変色していることが、十分な温度でのペディングが行われたというひとつの目安になりますので、ペディングの際は緑色のサーモペイントを確認するというものです。ピンク色のサーモペイントが変色した場合は600℃という非常に高い温度での走行が確認されます。鋳鉄製のローターは材質の性能上650℃が使用限界となるのでダクトの冷却化もしくはローターの大径化などによる熱容量アップを検討する目安となるのです。(エンドレスカタログより抜粋)
そしてキャリパー本体を止めるボルト
そして、そして、、、特注クローム仕様のキャリパーです。
いきますよ、、、
完成度が高く、、、装着するのがもったいなく感じてしまいました。感無量!
このほかに特注制作された取付ステーが同梱されていましたが画像は載せられません。
ごめんなさい。
約2ヶ月に及び制作協力して頂きました「エンドレスアドバンス」様に深く感謝するとともに、ご意見ご協力いただきました方々に深く感謝いたします。ありがとうございました。
取付については後日、整備手帳にてご報告させていただきます。