NA6CEのリアメンバーをNA8Cメンバーに換装
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そこそこ手を入れているロードスターでは定番の、メンバー補強。NA6CEの後期以降、次々と増やされていったリアメンバーの補強。初期型のNA6CEで同じ事をしようとすると社外の高級品を買ってなお、場合によってはブラケット溶接が必要になる。溶接してもいいんだけど、結局ばらして溶接するぐらいなら換装可能らしいNA8C以降のメンバーに換装してやる方が安上がり、当初は完全に自作、切った貼ったで作ろうかとも考えたものの、どう考えても中古のNA8Cメンバーの方が費用対効果が高い。ということでYahoo!Auctionで中古のNA8Cリアメンバーを入手。
まずは下回りをスチーム戦車、いや、スチーム洗車。これをちゃんとやるだけで車の下に潜ったときの快適性がぐっと違う(笑)アブソーバーとマフラーを外した段階で友人と相談。アップライト、アームを切り離し、デフを落としてからメンバーの脱着を行うか、それとも全て組んだAssyの状態で降ろすか。今回は幸い人足もいるのでAssyで降ろすことに決めた。Assyで降ろす場合、車体側とメンバー側で切り離す必要があるのは先に外したショックの他ではプロペラシャフト、PPF、サイドブレーキワイヤとブレーキパイプ。まずはキャリパーからサイドブレーキワイヤを外す。ブレーキパイプはNA6の場合X配管の2系統ではなく前後2系統のため1本だけ運転席側のフロアーを通って、メンバーを左右に走るパイプと繋がっている。ここを切り離した後、ペラシャとPPFをデフから切り離し、フロアジャッキでデフを支える。これでメンバーを固定する4つのナットと2本のボルトを弛めてやれば、あっさりメンバーAssyは降りてくる。左右で支えながらフロアジャッキを後ろへとずらしていると一昨年デフが割れたときの悲しさを思い出す(T_T)
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悲しい思い出を振り払い(そんなもんか?)NA6メンバーからデフ、アーム、スタビライザーを切り離し、NA8メンバーに移植する。ボルトの本締めはアライメントをとった後に行うので、仮締めでおk。メンバーを上げる前に丹念にシャシーブラックを吹き付け。特に上側になる部分は普段は触れない場所になるので徹底的に。錆は怖いのだ。
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乾いたら外したときと逆の手順でフロアジャッキにAssyを乗せてぐいぐい持ち上げて、ペラシャ、PPFをつないでボルト、ナットでメンバーを固定、ブレーキ系も元通りにつないで、ブレーキのエア抜きをやって一段落。意に反してマフラーとの干渉もない。ちなみにマフラーはHKS HiPowerマフラー。ハイパワーかどうかは分からない。純正欲しいな…( ´ー`)
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NA8から採用になったボディとメンバーをつなぐパフォーマンスバー、NA6に流用の際に問題になるのは、ボディ側の取り付け。パフォーマンスバーが付くあたりのフロアはちょうど袋になっていて、たとえフロアに穴を開けてボルトを差したとしてもその先端は室内側から見えない。つまり固定する方法がない(´・ω・`)ナットサートの使用も考えたが、カーペットを捲って確認すると14φほどの穴がある。無理をすればここから工具を入れることも出来そうだが、今回は迷うことなくホールソーで35φの穴を開け、工具とボルトを入れるサービスホールを新設した。今後のメンテナンスのことを考えると絶対に必要になる穴なのだ(`ー´)
こうしてめでたくNA8メンバー移植完了。フロントは…いいや。またいずれ。
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