はぁ、無謀なスケジュールの仕事が終わってノンビリしていたら、自動車評論家のK君から連絡があった。
「昨日、ガオガオさんが書いていた反則キップの話なんですけど、高速道路でガス欠してもキップ切られるの知ってました?」
そのくらいは知ってるよ。
「そ、そうですか……」
だから、バカ高くても高速でガソリン入れることがよくあるよ。
「じゃそれ! なんであんなに高速のスタンドの値段が高いか知ってます?」
知らない。
たしか……高速のスタンドって価格の上限が決まっていたんじゃなかったけ?
「へへへ。珍しくガオガオさん、時代遅れなこと言ってますね。
たしかに、高速で売られるガソリン価格には、各道路会社が決める上限がありましたけど、それは2008年までのことなんですよ」
ふ~ん、そうなんだ。なんで、その上限価格が廃止されたの?
「その頃、ガソリン価格が高騰したの覚えてますか?
そのせいで、高速のガソリン価格の方が安くなる逆転現象が起きてしまったんです。
これは、ガソリンの上限価格を変更するのにタイムラグがあったために起きた現象です。
それでも仕入れ価格は高騰しますから、高速のスタンドは売れば売るほど赤字になるし、ガソリンを入れようとするクルマが高速に殺到して大問題になったんです。
これらがきっかけとなって、道路会社がガソリン価格の上限を決めるという制度が撤廃されたというわけです」
でもさぁ、それだけじゃ高速のガソリン価格が高い理由がわからないじゃん。
「理由は簡単です。実際に原価が高いんです。
当然ですけど、高速のスタンドにガソリンを持っていくためには、高速に乗らなければならないじゃないですか。
大型車の高速料金ってバカ高なんで、その分も上乗せされているというわけです」
なるほどね。
でも、いくら高速料金がかかるといっても、リッターあたり20円以上高くなるかぁ?
「それは、商売敵がいないためです。
「ここは高いから隣のスタンドへ行こう」ってことが高速ではできないじゃないですか。
市場の独占が起きると、価格が高騰するというよい例です」
ガオガオ君は、どんなにがんばっても満タンで600キロ以上走れないし、ハイオク指定だから、切実な問題だよ。
また、上限きめてくれればいいのになぁ。
Posted at 2017/09/01 15:35:09 |
トラックバック(0) | 日記