高速を走っていたら、挙動不審のクルマがいた。
あまり高級な車種ではない4ドアセダンで、男性の二人乗車。しかも、ルームミラーが2つ付いていた。
黒っぽいクルマだったけど、先日のことがあるので確認したら、どう贔屓目に見てもおまわりさんではない二人連れが乗っていた。
念のため、その車の後にしばらくついていたら、思いきり抜いていったクルマが何台もいた。
でも、追いかける様子はなかったし、よくみたら他県ナンバーだった。
どうやら、自分のクルマを覆面パトカーに似せるのが好きな人のようだった。
しかし、世の中にはいろいろな趣味・嗜好の人がいるもんだと思った。
そんな人のことを、社会心理学者のT君が分析してくれた。
「私たちは子供の頃から、人は見かけで判断してはいけないと教えられて育ってきました。でも、人というのは見た目で判断するもんです。
たとえば、年下でもお医者さんに対しては敬語を使うことが多いですよね。これは、、「白衣を着ている人→偉い、専門家だから従わなければならない」という印象を抱くからです。
いかに制服の与える心理的影響が大きいかは、、「白衣高血圧」という症状があることからもわかります。
これは、通常の生活では正常な血圧を保っているものの、病院に行くと血圧が上がったり、白衣を着た人を見ただけで血圧が上がる症状のことです。
以前にも触れた通り、警備員が警察官に似た制服を着て、パトカーや覆面パトカーに似たクルマ車に乗っているのも、警察の権威を借りて周囲を威圧するためです。
仕事ではなく趣味でそのようなクルマに乗っているということは、おそらく日常的に不満を抱えていて、「権威が欲しい」「周囲から一目置かれたい」と考えているのではないでしょうか。
白衣高血圧って言葉ははじめて聞いたけど、たしかのその覆面もどきを見たときはドキッとしたよ。
心臓麻痺を起こしたらどうしてくれるんだよなぁ。
Posted at 2017/08/27 18:08:31 |
トラックバック(0) | 日記