少々、長文になりますがお付き合いください。今回は2003年式 YAMAHA FZS1000のお話です。
2020年7月某日
しばらく不動状態で保管していたバイクのオイル交換を行い、試運転のため近所を軽く乗っていた際、フロントフォークからオイルの涙が垂れて来ているのを発見。
このままでは次の車検(21年2月)は通らないのと、2003年に新車購入して17年が経過しており、また鈴鹿サーキットの走行会で転倒してシートフレームが少し曲がっているのでいるので、前後サスペンションOH、ベアリング全交換、フレーム修正、を決意!
こちらのお店、バイクレースをしている人には名の通ったお店です。
2020年9月某日
事前に電話連絡をし、神戸市灘区のお店までバイクを持っていきます。残暑が厳しかった事を覚えています。
お店に到着し、費用の事や納期などを軽く相談すると、「納期は1か月位見てください。費用は見積りを1~2週間位で連絡します。」と聞きその場を後にします。
約2週間後
見積りの連絡が無いのでこちらから電話。そうすると、「すみません。預かった後の週末に岡山国際のレースで転倒して思うように動けない状態で・・・。お預かりしているバイクは必ず仕上げますのでもう少し待ってください。」との事。仕方が無いのでもうしばらく待つことに。
更に数週間後
連絡が無いのでまた電話すると「ようやく体も動くようになって来たので、順番に作業してます」との事。
なんやかんやで、2020年12月中旬
やっと作業が完了したとの連絡が有り引取りに!
数か月振りのバイクと対面。そして修理の詳細を説明してもらいました。
【前後サスペンションOH】
外見は問題無さそうですが、内部はかなり傷んでいました。
今回は前後インナーチューブとスプリングはそのまま再使用し、シール類を全て交換。
↓フロントフォーク
↓フロントフォーク分解状態

結構、内部はかなり汚れてます
↓リヤサス
↓リヤサス分解状態

フロント同様、こちらもかなり汚れています。
【ベアリング交換】
ベアリングは前後ホイールベアリング、ステムベアリング、サスペンションリンクベアリング、スイングアームピボットベアリングなどを交換。
↓ステムベアリング
↓サスペンションリンクベアリング



今回、交換可能なベアリングはすべて交換し、グリスをたっぷり塗布してから組付けてもらいました。
【
キャブレターOH】お店の人曰く、そんなに悪い状態では無いとの事。しかし、純正部品が出る内に交換できる部品は全て交換。
↓OH前

少し汚れが有る位ですかね?
↓OH後
綺麗になりました。
【フレーム修正】
↓修正前
少しわかり難いですが、ガイドで入れている角棒の隙間が左右で違います。
↓修正後
完璧ではないですが、ガイドの角棒の隙間が同じくらいになってます。
説明も終わり、数か月ぶりにバイクに跨った瞬間"軽い!動きが今まで明らかに違う!!"とわかる位の変わりよう!驚きです!!
時間と費用は相応に掛かりましたが、『GMDコンプピュートラック』に修理依頼して正解でした。
もし、古いバイクをお持ちの方でフレームや足回りのOHをお考えの方にはおススメのお店です。
Posted at 2021/04/29 14:07:51 | |
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