トノカバー

必須の工具は、10mmのドリルと45mmのホールソーです。3mmのドリルは下穴を開けるのに必要なので、類似のものがあればＯＫ。

リアサイドトリムを浮かせて、純正品のキットに含まれる型紙を貼り付けて、穴を開ける位置を正確に決めます。
写真ではラゲッジルームランプを外していますが、特にその必要はありません。
型紙は裏返して、右側にも使うようになっています。

片側５つの穴の内、最後部の穴はこの後、45mmの穴に広げますが、この穴の位置が最終的に取り付けるブラケットのスクリューの穴の位置であり、そこから差し込んだスクリューの先端がボディの穴にねじ込まれることになります。
ボディのこのねじ穴は、事前に開けられていますから、自分で開ける必要はありません。

（上の写真と違い右側ですが）、最後部の穴を中心にして、ホールソーでデッキサイドトリムに45mmの穴を開けた状態です。大きな穴をデッキサイドトリムの縁から1cmほどの位置に開けること、さらにこちら側から見えない背面は平らではなく補強のための凸部になっていることから、ホールソーが無いからとカッターなどできれいに開けることは困難です。
デッキサイドトリムの素材は柔らかいので、高級なホールソーでなくても穴を開けることは可能だと思います。私はネット上で送料も払って購入をしましたが、その後ホームセンターで数百円のものを販売しているのを見かけました。これでも間に合うと思います。

合計10の穴を正確な位置に開け終われば、後は必要なパーツを取り付けていくだけです。
トノカバー後部にある２つの出っ張りは、ウインドウガラスの位置に来ます。がたつき防止のためのゴムパーツです。

室内と荷室部分が完全に区別されてすっきりした気分になれます。（走行中に後部座席の人が荷物を取り出すことはできなくなります。）
後部ウインドウへの映り込みがなくなって運転がしやすくなり、また外から積載物が見えなくなるので盗難抑止効果もあると思います。