
代車の入れ替えでディーラーに出向くと、昨日の画像のような、大きな木箱に入ったエンジンが届いていました。
担当さんと一緒に眺めてみましたが、ビニール越しに見てもきれいなエンジンです。
「イメージと違って、きれいですねぇ」
「部品は全て洗浄されてから、組み立てされますから」
「それにしても、ブロックがやけにきれいですけど。新品みたいですよ」
「ほんとですねぇ。ヘッドもきれいだし。」
きれいな本体を隠すかのように、ヘッドカバーだけは、オイル垂れが熱で焼きついたような痕跡のある、くたびれたものが組み付けられていました。
ブロックを良く見ると、ボアサイズの刻印は「AA-AA」です。
「ボーリングしているかどうかはわかりませんが、素性は良さそうですよ」
その言葉を信じて、作業をお願いしてディーラーを後にしました。
そして、作業が完成した日、仕事帰りに車を取りに行きました。
ボンネットを開けると、今までとは違う、静かなエンジン音です。新車の時を思い出しても、これほど静かだった記憶がありません。
「インジェクターの作動音がよく聞こえますねぇ。テスト走行では、バランスも良さそうでしたよ。」とのお言葉。帰り道は、遠回りで高速を使うことにします。
そうして、まずは慣らしということで、リミットは3500r/minとして、ディーラーを後にして一般道に出ます。
2000~3000r/minでも、エンジン音が静かです。そして、とても軽やかにエンジンが回っています。
新しいエンジンはやはり違うなあと思いつつ、振動も少なくて街乗りも楽になりました。
そうして高速に乗ると。。。
「わ!わ!わ!」
シュイーンと、軽々と3500r/minを超えてしまい、あわててアクセル戻しました。
バランスの良さは、すぐに感じ取れたので、この先がとても楽しみになります。
桐生工業の職人さんが、個人的趣味の思いを入れ込んで組んだのかと思いたくなる、そんなエンジンです。
しばらく様子見は必要でしょうが、しっかり慣らしをして、大事に乗ってあげようと思います。
Posted at 2010/02/14 21:35:00 | |
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