
発表当時、あまり気にしていなかったGT-Rですが、先週書店でこんな本を見つけました。
読んでみると、やはり従来の国産車とは一線を画すような骨太の設計思想が盛り込まれていますし、私が知るある駆動系の重要部品が使われていることもあって、ついついはまってしまいます。
私が一番気に入ったのは、開発総責任者の水野氏の「クルマ本来の姿に戻す」ということの内容でした。
「タイヤのグリップ以上の荷重を載せても何の意味もない。大馬力のエンジンを積んでもタイヤが空転するだけ。タイヤのグリップ以上のブレーキを装備してもタイヤがロックするだけ。タイヤのグリップ以上のハンドリングを与えてもクルマが曲がらないだけ。。。」
「自動車メーカーはお客様の要望、積載性の問題や許容性を理由に、真実から逃れて商品を作ってきた面がある。。。」
そういったことを見直して一からスタートしたというところが、一応技術屋のはしくれの私にはとても勉強になり、また、自分自身の車に対するチューニングの方向性が間違いではなかったことを認識させてもらいました。
で、今日は大阪城公園のそばで、ついに実車に遭遇しました。
私が右折レーンに入ると。。。ただならぬオーラを放つ車が左前の視界に入り、近づくと練馬ナンバーの黒いGT-Rでした。タイミングよく真横に並べたので、信号待ちの間、じっくり見せていただきました。
慣らしに来たのか50代くらいのおじさんが一人で乗っていたのが、妙に絵になっていました。
写真では少しもっさりと見えるリアですが、実車のほうが存在感があって別物のように見えてよかったです。
Posted at 2008/01/19 23:07:48 | |
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車 | 日記