10月12日夜中から10月14日深夜にかけて、南東北(震災遺構)巡りをしてきました。
1,400kmを2泊3日で巡る強行軍。詰め込み過ぎ感満載でしたが、この目で見てきて良かったというのが率直な感想。
まずスタートは我が母校。見る人が見ればわかる所。ちょうど資格を取るのに卒業証明書が必要だったこともあり、どうせ東北に行くのならばと立寄りました。7~8年ぶりでしたが、その頃からはあまり変わってなかった。在学中からはだいぶ立派な建物が建って様変わりしましたが。懐かしくて学校の周りをぐるぐる。まだあのアパートあったんだ!この食堂潰れちゃってる!なんて言ってるうちに出だしから時間オーバー(^^;)
お次はいわき市にある親戚がやってる民宿へ。今は民宿としては営業していません。
ここの建物、見ての通りログハウス。一から自分たちで作ったんですよ~。私が打った釘もだいぶ使われてます(曲がってますが)。山奥過ぎて携帯の電波なんて入りません!!テレビも超強力なUHFアンテナ2本使って何とか映る程度。それもワンセグです。それでもNHKは受信料金をしっかりとるらしいです。アンテナ立てたのもNHK。受信料徴収するため必死すぎるでしょ(-.-)
10年ぶりだったけど、あまり変わらず、叔父、叔母とも元気そうで何より。新しいワン子がいて、思わず一緒に遊び過ぎてまたまた時間オーバーです(-_-;)
ここから本題の震災遺構等の巡りです。
こちらが泉の一葉マツと呼ばれる立派な松です。海岸から1.5km内陸部にあるこの場所にも津波が襲いましたが塩害にも耐え、今も元気そうに立派な枝を伸ばしていました。一時期、原発事故の影響で緊急時避難準備区域に指定されていたこともあり、人も減ってしまっているようです。地震、津波、原発、考えさせられます。
写真はありませんが、いわき市内でも津波被害が大きかった久ノ浜にも寄りました。雨も降って少し海も荒れていましたが、この海が、海ごとこちらに押し寄せてきたらと思うと恐ろしくもあり、人間の小ささを感じざるをえませんでした。
JR常磐線新地駅。ちょうど電車が停車していたところに津波が襲来。電車もろとも流されましたが、乗客の方々は乗員とともに高台に避難して無事だったようです。
駅周辺も整理され綺麗になっていましたが、津波の影響なのか驚くほど潮の香りが強くてびっくりしました。
常磐自動車道を通っていると、所々に放射線モニターの数値が表示されています。また少し横に視線を移すと黒い巨大な土嚢(汚染土)が百個単位で積み上げられている光景を目の当たりにします。富岡インターを超えると海側遠くにクレーンが林のように立っている場所、恐らく福島第一原子力発電所のものと思われる巨大クレーンも見えました。
あれから既に6年以上経ちますが、未だ解決策の見えないこの状況はいつまで続くのかと絶望的な気持ちと、少し距離を置いた周辺では一見いつもと変わらない日常の時間が過ぎていることの対比が印象的でした。
この後、仙台空港や名取川周辺、荒浜小学校に行ったのですが、すでに日没。真っ暗で何もわからず…。ただ、走っててわかりましたが、何もないことが津波の被害なんでしょうね。所々解体もされず廃墟と化した建物も残っていましたし。何しろ広大で真っ平な土地が広がっている、そんな感じ。 当時ヘリコプターから映し出された田んぼや畑を飲み込む津波の光景が思い出されました。
続きはそのうち「その2」として。
Posted at 2017/10/19 18:23:41 | |
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