昨日、一日目の地理B第五問で出題されたムーミン問題です。
ニルスの不思議な旅は好きでしたし、ムーミンはもちろん、ビッケも見ていました。思えば北欧の話なんですね。
問題ではニルスをスウェーデンの代表作として言語も表記されています。ではムーミンとビッケどちらがフィンランドかと言う検証では海に出るバイキングと言う考えからビッケをノルウェー、ムーミンをフィンランドと選びます。次に言語ですが、Aの方が明らかに似た言語と思われます。ノルウェーとスウェーデンはスカンジナビア山脈で分けられてはいますが、首都のある南部では平地です。交流は簡単だったと思われます。一方でフィンランドは海を渡ることになります。これは第一問からわかります。すると、言語的に近いAがノルウェー、Bがフィンランドと判断します。すると答えは②ということになります。
自分の高校の先生も地理の授業の時にニルスの不思議な旅の話をしていました。きっと問題の作者はこれらの作品が好きで、どうしても入れたかったのでしょうと思わせる設問でした。面白いセンター問題でした。
ニルスの不思議な旅:1980年1月から1981年3月まで一年以上にわたってNHKで放送されました。原作日本名は「ニルス・ホルガションの素晴らしきスウェーデン旅行」。スウェーデンの20クローナ紙幣の表面には、作者セルマ・ラーゲルレーヴの肖像が、裏面にはモルテンに乗っているニルスの絵が印刷されています。
小さなバイキングビッケ:1974年4月から1975年9月までこれも一年以上にわたってフジテレビで放送されました。原作日本名は「ちいさなバイキング」実はスウェーデンの作家ルーネル・ヨンソンの作品です。ワンピースの作者がこのアニメに影響を受けたと話しています。
ムーミン:フィンランドの作家トーベ・ヤンソンによる小説、絵等々から。初回のアニメは1969年10月から1970年12月までフジテレビ系で「カルピス漫画劇場」から。これも一年以上、その後続編が続きました。
Posted at 2018/01/14 15:11:51 | |
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