外してみたシリーズ第2弾の今回は、エアクリーナーだ。
前回のタワーバーと同時に外す必要があったため、折角なので外したまま街を走ってみた。
この段階で、バカだと思われた方は大正解だ(笑)
念のため述べておくが、フィルター無しでのエンジン始動は非常に危険。万が一異物を吸ってしまったらエンジンはブローする可能性があるし、目に見えない塵などをそのまま吸っているので、これもエンジンブローの可能性がある。
今回は興味本位で少しだけ走ってみたが、全くオススメできない行為なのであしからず。
(誰も真似しないよ!!)
しかしながら、吸気系を触りたい人にとって、その構成は非常に悩ましい。
・純正置き換え/むき出し/その他
・吸気の抵抗の違い
・トルクはどうなる
・配置はどうする
・パイプはどうする
・熱害でパワーダウン
ちょっと考えても色々と思い浮かぶし、様々な謳い文句の商品は数知れず、レビューなどを見ても意見はまちまち…
じゃあ、エアクリ無しの吸い放題状態で、熱害も無さそうな配置にするとどうなるか。
そんな感じで、吸気系検討の一助になれば、今回の試走でウルフ号が吸ってしまった塵も無駄ではなかろう(笑)
さて、外したのはこちら。

・純正エアクリーナーボックス改
・K&N湿式リプレイスメントエアフィルター
アルミクロステープで遮熱、純正のエアダクトを自作ダクトに変更した物。
インテークパイプは純正、エアフローセンサーは取り付けないと走れないので、バタつかないよう画像の位置で固定した。
エアクリ無しの効果?や如何に。
①回転
確かによく吹け上がる気がする。しかし、それに見合った排気をしていないのか、"気がする"程度。
VTECのように回るのかと思ったがそうではないようだ(笑)
また、走り回っているとアイドリングが落ち込むことが何度かあった。
ECUやセンサーで吸う量を検知し、それに合わせある程度燃料噴射などを調整しているらしいが、恐らく調整範囲を超えてしまっているので、その為かも。
②トルク
むき出し系(低抵抗)でよく言う「低速トルクの減少」は何となくある気がしたが、そこまで気にならなかった。
恐らく、排気系とのバランスが肝であり、抜け過ぎる排気系では無いのでそれほど低速トルクの減少を感じなかったのかも。
ちなみに、排気系の抜け過ぎは明らかに低速トルクが無くなり、実感しやすい。
③熱害
元々、エキマニ遮熱板が付いており、BOXにも遮熱対策がしてあるため、感覚的には何も変わらない。
吸気温度をECUから拾えれば目に見えるのだが、その装備はウルフ号には無い。
④吸気音
よく聞くと、シュゴシュゴ鳴っているが大したことない。排気音は煩くないので、やはり大して変わらない。
純正インテークパイプでは、レゾネーターのような物が付いているため、さほど変化が無いのかも。
むき出しフィルターなどでシュゴシュゴ言わせたい場合は、インテークパイプも交換するのが良いだろう。
⑤総評
吹け上がりもトルクも吸気音も、抵抗が無きゃ良いという話ではない。やはり、車はトータルバランスが大切だ。
その辺りが、"純正の吸気系がベスト"と言われる所以だろう。
だが、インテークパイプの形状や配置による熱害など、純正も完璧ではないのは確かだ。
ノーマルエンジンのライトチューン程度でも、吸気音を楽しみたい、より良い吸気系にしたいというチャレンジはやる価値があるとわたくしは思う。
(どうあれ、それ自体が楽しいということも含め)
しかしながら、高価な部品を付けても費用対効果は薄いばかりか、デメリットの方が大きい、という事も往々にして有る訳で、よく検討し作戦を練った上で、買うなり作るなりするのが大切だろう。
以上。
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2018/06/02 13:56:24