【自作】フランジサイレンサーの効果【微妙な世界】

ウルフマン謹製、フランジサイレンサー。

と言っても、絶版となっていた物がどうしても欲しくて、作ってみた物だ。
ミーティングでも僅かに販売して、数名の方が買ってくださったのだが…どうだったのだろう。

こういう、眉唾モノの怪しい商品は、こと車に関しては非常に多いし、効果があるのか無いのか、意見も人それぞれだったりする。

「とりあえず試してみよかな〜」
には、安い事が最も大切だと思う訳で、価格も抑えた。

しかしながら、紛いなりにも人様に買って頂いてる訳なので、きちんと紹介しようかと思う。

フィン状になっている部分を適宜曲げて、触媒以降のフランジ部に挟み込んで装着する。
フィンの曲げ具合で、好みの排気流量に調節できる。

目的としては、排気流量を減らす事で、抜け過ぎによるフィーリングの悪化を改善したかった訳だ。
そして、流量が減れば、おそらく消音にもなる。私としては消音効果はどうでも良かったのだが。

フィン状なのは、「フィンの効果で排気流速が向上し云々…」との理屈を目にしたから。効果は…あるんじゃないですか(無知)

そもそも何で作ったのかという話をすると、
コーンズ製チタンマフラーが軽くて良いんだけど、パイプ太いし、消音材も劣化して抜け過ぎる！

純正並みの抜けが良いけど、チタンの軽さをどうしても取り入れたい。そこで、である。

フィンを45度よりやや大きいぐらいの角度で曲げた。曲げ過ぎかとも思うが、とりあえずガスケットでサンドイッチし、装着！

さて、効果のほどを検証。

検証と言っても、排気騒音の計測ぐらいしか目に見えることは出来ないのである。
iPhoneの騒音計アプリを使用し、テールから20cmほどの距離で測定。

アイドリング時、その差約0.5db…

ちょっと回してみて、その差約3db…
……微妙（笑）

どうやら回せば回す程、消音効果は高くなる模様。

ちなみに、マフラーからの不快な共鳴音、ビビり音が気にならない程度まで減った。理屈は分からないがこれは嬉しい。

あとは問題の低速トルク。
これまで、マフラーはアレコレと付け替えてきた。
純正はもちろん、地獄の抜け過ぎ爆音管から、純正+αの快音管まで。
さて、フランジサイレンサー1枚でどこまでフィーリングが変わるのか。

では実走した感想を。
(仕様)
・ノーマルエンジン+フジツボエキマニ+SARD触媒
・コーンズチタンマフラー
・プラシーボ効果

0〜4,000回転ぐらいまでのトルクは明らかに向上した。そこから先は装着前の方がスムーズな感じがするが、詰まっている感じはしない。
いずれも劇的な変化とかではないが、乗ってる人間なら分かるはず。

1枚で消音とトルクフィーリングが変えられて、調整の幅もあり、壊れないので半永久的に使える…。
費用対効果を考えれば大満足である。

・音
・排気効率
・重量
・デザイン

どれを取り、どれを諦め、どんなバランスにするか。
このフランジサイレンサーは、バランスの微修正にオススメしたい。

と言う訳で、マフラーにこだわりがあって、微妙な味付けをしたい方は、買ってね（笑）