いだてんしのブログ一覧

お次は川内峠。生月島までの道中、平戸島で通過する事のできる峠。
道中は狭くタイトなコーナーの続く見通しの悪い道ながらそれはそれで楽しい人には楽しい。
頂上付近の高原は道中は抜きにしても魅力十分。海を眼下に見下ろしながら草原を駆ける事が出来る。
ここが抜け道であるわけでもなくこんな所に来るのはよそ者くらいなもの。よってやはり交通量は少ない。
そもそも平戸島の交通量は全般的に少ない。それでいていい感じのワインディングが連続するのだから生月島の前のウォーミングアップとしては十分過ぎるほど。
そもそも生月島が高速セクション過ぎて普通に流す分には面白くないので普通に走ってGを感じる事のできる平戸島の道の方が道路の形だけなら良い気すらするが。

景色の生月島、走りの平戸島。これを一気に楽しむ事ができる贅沢。
今知る中でぶっちぎりの高評価を与えたい。

感動冷めやらんうちに書いておこう。
生月島サンセットウェイ。それは長崎の北西の果てにある島の人の住まない裏側地域を走る東シナ海を望みながら山側には迫力ある崖を眺めながら走る事が出来るという日本ならざる世界が広がる九州屈指、いや日本トップレベルのドライブルート。
この週末、大村湾を一周と平戸・生月島を周遊してきたその中でここを訪れた。



土日にもかかわらず車は殆ど現れない。日本の果てと言っても過言ではないこの道、それで当然とも思えるがこの事がこの道の魅力をさらに増してくれる。
10kmに及び連続する緩やかなアップダウンと緩やかなカーブはどこまでもアクセルを踏めてしまう高速セクションと化す。
マン島TTばりのアタックも可能………ではあるけれどそんな事はこの景色を前に出来ようはずもなく。
適度にGを感じながら大自然を眺めのんびりと駆け回った。
やけに年寄りの運転する低速車の多い長崎・佐賀地域。それらの鬱憤は平戸島に渡ったあたりから消えてなくなり、ここサンセットウェイではこの道を走ることの歓びでいっぱいになり絶頂を迎える。
奇声を上げながら歓びを表現したって構わない。どうせ誰もいないのだから。

九州ドライブのハイライトと名高い阿蘇は他の観光客も多く流石にこうはいかない。そういう意味でもこの道がいかに素晴らしいかおわかり頂きたい。
人の気配のない圧倒的な大自然に囲まれた世界。私が一番好むものをここに見つけた。



生憎天気は薄曇り。せっかくの海なのに写真映えしないのが残念極まりないがまたの機会に取っておく。

今回は国道219号、熊本は八代〜人吉間、球磨川に沿って走るルート。
球磨川の美しい道路。現道と旧道は適宜選択。
現道はこの通りの快走路。

その分遅いクルマもウヨウヨいる。

そして旧道。

狭い。交通量は少ない。

景色は変わらないか旧道の方が川が近いかもしれない。
個人的には旧道の方がお好き。

九州南部は梅雨明けし、いよいよ夏本番。どこかしら出掛けたくなるけれど屋根は開いてられないもどかしい季節がやってきた。
とはいえツーリングマップルも仕入れてきて本格的に九州を研究し始めてます。

ここみんカラでも走行記録ついでにドライブルートの記録でもしていこうかと。

初回は大分県道28号線、邪馬渓。
先の大雨被害でえらい事になってしまった所なのですが…
福岡から大分の県境一体の山岳部は北九州から阿蘇など九州のど真ん中を縦走するにあたってとても重要な地域であって、面白い道が数々存在する場所でもある。
この夏も使いたい地域であるだけに、現状どうなっているのか調べてみた所ではこの大分県道28号と国道212は走行できるらしい。福岡県筑豊の山岳部は各峠で崩落が起き現在でも通行不能なので現状では中津からこれら二つのルートを用いる事がベストなのかもしれない。

話は邪馬渓に戻る。
この道、コーナーは適度にタイトで道も適度に狭く、交通量はほどほど。渓谷であるだけに川のすぐ脇の林を抜けるとてもいい感じの道。

以上、九州中央部に下りる時には今一番使う機会の多いルートでした。