汎用オイルクーラーを取り付けたのが今年の2月。
汎用キットのフィッティングはストレート2つに90度2つ。
ステー以外はキット部品のみで車体底面に取り付けた為、どうしてもホースに負担がかかる…
サーキット走行でのエンジンの動きに耐えられなかったのか短い方のホースが乙る。
その後、曲げに強い(というか余裕がある)タイプのホースに交換するも、やはり厳しいのか短い方のホースが乙ってしまいました。(ホース本体からのオイル漏れです)
ホースに負担がかからないように120度や45度なりのフィッティングに変更、
又はエンジンの動きを抑制する強化タイプのエンジンマウントに変更するなり、
対策はできるんですが…
このフィッティングって結構いいお値段するんです~(汗)
オイルクーラー自体、サーキットでしか必要ないし、
取り付け位置の所為か室内にエンジンの低音が伝わって煩いし、
とりあえず資金が回せないw
じゃあ、とりあえず一旦外そう!

と、オイルとエレメント交換ついでに外してもらって…
コアとホースを外して…

オイルブロック(サーモスタット内臓)そのまま。
ホース接続部はメクラボルト入れれば油温・油圧も見れるしいいかな~
と、残したオイルブロックが悪さをする事に…
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TRUSTのオイルクーラー用オイルブロック(サーモスタット内臓)の作動なんですが、

オイルフィルターとエンジンの間に組み込む事から、サンドイッチブロックとも呼ばれますね~
まずはエンジン組み付け側。
エンジンのオイルポンプから送られてきたオイルは中心の円の周りに入ります。
(中心の円はこの後フィルターを通ってきたオイルが戻ってくる通路)

オイルがまだ熱くない時(サーモスタットが作動してない時)は、
オイルのほとんどはバイパス通路(丸い穴)を通って反対側に抜けます。
サーモスタットは全閉ではないので、クーラーコア側にも若干流れます。(たぶん)
こちらは反対側のフィルター取り付け側。

バイパス通路から抜けて来たオイルはフィルターに入り、ろ過されてエンジンに戻ります。
内部の金色の部分がサーモスタットのピストンで、設定温度で右方向に動きます。
サーモが閉じてる(若干通路は開いている)時。
サーモが開いた時のオイルの流れ(写真はサーモ閉じてるやつですが)

サーモスタットが開いていくにつれ、同時にバイパス通路が塞がれます。
ポンプから送られてきたオイルは一旦クーラーコアを通り、冷やされた後にオイルブロックに戻ってきてフィルターに入ります。
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…と、こんな感じなんですよ。
で、今回ブロックからのオイル出入り口をメクラした訳で。
サーモが開くまでは問題ないんですが、開くと…
バイパス通路が塞がれ、クーラーコアへの道はメクラで塞がれ、オイルはどこへ?
今のオイル5w-50でアイドリング時の油圧が1.5~2.0㌔の間。
通常走行2000rpmぐらいで4.0㌔ぐらい。
それがサーモが全開になると…常に1.0キロを下回り…(0.5㌔とかも)
最初は構造を理解してなかったので、センサーの位置変えればいいか?
と普通に乗ってましたが、
上記の作動がわかったらさぁ大変!
サーモが開いたらひたすら低回転低負荷で走るw
と、その後センサー取り出し用のオイルブロック(サーモ無い)に戻しました。
エンジンに異音とかはなかったので、おそらく大丈夫?
しかし、危うくエンジンを乙させるところでした(苦笑)
オイルクーラーを取り外すときは全部外しましょう(笑)
もしくはメクラじゃなくてホースで出口と入口をつなぐか…
Posted at 2010/11/11 20:23:11 | |
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