カウル補修(プラスチック溶接機)

カウル補修でボンドとテープでやってる人がいたので、こっちの方が良いとおすすめしたけど、自分でやってみた事ないから、説得力をつけるため、買ってみた。Amazonで3000円の50wのやつです。

作業対象はバキバキに割れたフロントカウルです。新品交換して、コイツはどうなっても良い奴です。

作業面はこんな感じです。ボンドと当てプラスチックで汚くなってます。

カウルの厚さは1.5〜2mmはありそうです。付属のステーブルは0.6mmと0.8mmあり、この厚さなら0.8mmの方でも面以下に埋め込んでも貫通はしなさそうですが、今回は初めてなので、慎重を期して0.6mmの方でやってみました。

コンセントを繋いで、ステーブルを先端にセットします。

スイッチ入れると2秒位で真っ赤になります。
一旦冷まします。

溶着カ所に押し当てて、スイッチオン！
あっという間にプラスチックが溶けてステーブルが奥に消えていきます。その様子をみると50wで正解だと思いました。あまり高出力だと溶けるのが早すぎて扱いづらいと思われます。
どのくらい押し込んで止めるのか判断の基準ですが、私の場合、面からステーブルが見えなくなって少し押し込んだら、スイッチを消して冷ましました。
そっと引き抜きましたが、びくともしなかったです。

いくつかやってみました。焦げてるのはボンドの残りかすです。きちんと掃除をして使えば、そんなに焦げ跡はつかないと思います。
作業者はプラモで似たような事をした事があるので、少し慣れています。
角度がある場所に使いたい場合は、ステーブルを角度に合わせてペンチで折り曲げて使うと良いでしょう。

拡大してみました。
こうしてみるとステーブルが見えるので、押しつけた後にくいっと捻るのが強度を増すコツというのも納得できます。
今回は初心者ということもあり、捻りは加えていません。

作業後の表はこんな感じです。
しっかり強度は出ていますし、ボンドの時のような柔い感じもありません。
手軽に安く出来るので良いのではないでしょうか。

最後に付属のニッパーはマジで切れん。別途用意した方が良いです。