カーテシランプ カスタマイズ
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
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カーテシーランプは色々ありますが、NISNO や NISSAN はあるけど e-POWER が市販されていないようです。
という事で、写真のカーテシーを自作しました。素人細工の割にはチョット見ならそこそこかなあ。
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元は中華製のカーテシーで皆さんがよく使っているやつです。
箱の中に プロジェクターが2つと、両面テープ・赤外線反射シートが付属されていました。取説は箱に書いてある英語と中国語のみ。
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プロジェクター本体(写真左)には黄色・赤矢印の赤外線照射検知部、緑矢印の On/Off SW 押す毎に切り替わります。白矢印は マスクホルダーの取り出し部で、引き抜くと写真右の様にマスクホルダーが出てきます。これを入れ替えると色々なカーテシー模様が照射される様です。
マスクホルダーの大凡の寸法は
H=23.3
W=14.1
厚さ=3.1
下部C面=4
マスクは
外径=φ11
画像部外径=φ10
中心位置 下から 8.6mm 程度
マスク位置:ホルダー表面から1.2mm低い位置
4
試しにい照射したところです。結構ピントも合っていてデザインも良い。写真右はマスクを前後ひっくり返して照射した所です。完全にピント外れ。
ネジを外して中を見てみると、レンズ群まで確認出来ました(カバーは嵌め込みのみ)。プロジェクターを振ると音がしていたので、外した序でにレンズクランプ部にスポンジを入れて音消ししました。レンズは5枚構成で、やる気を見せていました。
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まずは手元の材料でマスク試作品を作ってみました。
t=2mm と 1mm のアクリル板を切り出して、アクリル接着剤で接着。
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手持ちのプリンターは家庭用のインクジェット(EPSON EP-883AB)ですが、これで出来る範囲で挑戦。
写真左が試作1号の印刷したマスクとホルダーで、写真右が照射した結果です。
正規品の焦点位置はホルダーのレンズ側から1.8mm、試作1号は計ってみると2.15mmで焦点外れですが、かなりよさげです。ただ、色合いが青が薄い。照度が高いので、黒目の色合いにしたほうが良さそう。
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ここから本番です。
①t=1.5mm のアクリル板をポチって、幅14mm 高さ 23mmにアクリルカッターで切り出し
②ホルダー下側は 高さ2.5mmに切り出し
③下に紙を敷いて、少し傾けて、アクリル接着剤で接着。この作業が最も神経を使いました。ドバッと接着剤が出ると、全面の回り込みNG。その為に紙を敷いてましたが、それでも吸い取りきれない場合あり。敷くなら布かキッチンタオルの方が良かった。
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マスクホルダー上側は 7mm高さにして、写真の様に 隙間簡易ジグ(13.5mm幅のアクリル板)で高さ合わせして接着しました。
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次にマスキング。マスク側(ランプ側)は全面マスキングし、反対側(レンズ側)はφ13mmでマスキング。
これは失敗でした。マスクを出た光はかなり照射角度が広がっているようで、大きな影を映し出してしました。
マスキングするなら、下側全面とすべきでした。
この後に塗装するのですが、その塗装を剥がさざるを得ませんでした。
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マスクホルダの C面取りはルーターで切り落としました。この作業時の汚れ防止の為にもマスキングは必須です。
試作1号では10年使っていたルーターで切り出しましたが、これがどうも寿命。新たにポチった DREMEL ルーターは良いですねえ。サクサク切れました。
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インクジェットプリンターでの印刷は手持ちの写真右の PLUS インクジェット用透明ラベルフィルムを使いました。透明と言ってもノリ部が乳白色で完全透明ではありません。
焦点高さだしのフィルムは DAISO のタブレット用保護フィルムを使いました。
手持ちの透明粘着シートも試してみましたが、粘着するとムラが目立ち、最も透明感を維持できるのが保護フィルムでした。ただ、これは粘着力が非常に弱い。最悪では瞬間接着剤で貼るしかない。
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焦点高さを調べるために、写真の様に、焦点観察マスクを印刷して、厚さ 0.1mm の透明シートを重ね貼りして
0: 貼らない :実測 1.65mm:
1:1枚 : 実測 1.75mm
2:2枚 : 実測 1.8mm
3:3枚 : 実測 1.9mm
4.4枚 : 実測 1.95mm
ノギスで計っているのと、柔らかいフィルムなので、数値は適当です。マイクロが欲しい、、、ポチっちゃいました。
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焦点テストの結果です。
左から 1,2,3,4,5の順番です。
まず、あれま、左右に直線のはずの線が外周に行くほど歪んでいる。やはり値段相応のプロジェクターですね。値段の割には頑張っているのかな。
当初は 2枚の 1.8mm を本命にしてたのですが、結果は 1.95mm がベスト。
インクジェットの場合、表面からかなり奥まで印刷面が入り込んでいる?
ただ、焦点が合ってくるとインクジェットのドットがモロ見えになります。これは印刷の限界なので、欲は言わない。
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ホンちゃんは、保護シートの2枚貼りにしました。保護シートは粘着保護シート・本体シート・表面保護シートの三層ですが、粘着保護シートは当然剥がすとして、1枚目の表面シートは残して、2枚目の表年保護シートは剥がして、焦点高さ 1.95mmに近づけました。
最初は本命の e-POWER マスクで工程1の写真です。
写真は e-Power の二個目です。
あれま、下が切れている。これはC面取りが浅かった為で、この後補正しました。
でもピントはほぼベスト。やはり、素人手作業ではバラツキ大ですね。
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本命 その2 AUTECH バージョンです。
まあまあかな。
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NISSAN シリーズその3
NISMOはNISMOでも NISMO S です。
これは出来損ないでした。
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趣向を変えて、この季節なら SAKURAですよね。
という事で、熊本城天守と夜桜。ピントがもっと合えばこれは行けますね。細工してみます。
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昼間の 熊本城 北十八間櫓前桜です。残念ながらイマイチ。
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けむりおじさん号ならこれですね。
Lut's Smoke カーテシー
これが一番でできが良い。やはり相性が良いのかなあ。
お遊び程度なら、マスク自作も楽しいですよ。
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