
こんばんは。
シンクデザインの佐藤です。
前回のブログから、やはりお問い合わせも多く多忙な日々を送っておりました。
日々の取り付け作業と出荷など、追われる日々でした。
ただ、ようやく一段落しそうな予感です。
ご予約が多いので、落ち着いていられませんが、少し時間も取れるので、色々とパーツ開発など進めていくのと同時にブログアップも頑張りたいと思います。
変わらず
Facebookもよろしくお願い致します。
画像と共に一言入れるだけですので、アップしやすい事から新商品の開発状況などブログよりも先にご紹介しております。
さて、本日はLEXUS IS300hの車高調についてです。
変わらずザックス+アイバッハの最高コンビで車高調を開発しております。
まずは、ノーマルを乗った感想からご紹介します。
【街乗り】
リアの足回り構造がNewGSと同様に改善されています。
前デモカーであったLEXUS GS250と同じイメージかと思っていたLEXUS IS300hですが、街乗りから大きくイメージが違いました。
乗り心地という部分で言えば、柔らかく一般的に「乗り心地が良い」という方向となっています。
おそらく、乗った瞬間から「快適」と感じられるでしょう。
すでにレクサス IS300hのお客様は数十台(1日に3台など)のご来店がありますので、色々なお客様から「足回り」の感想を聞いております。
みなさん、慣らしであるために「快適」という感想が多いです。
特にわかりやすかったのが、IS250(GSE20)から乗り換えの方で、奥様から「以前のISよりも静かで乗り心地が良い」というインプレッションでした。
確かにそうだと思います。
普通に乗るという意味では快適そのものです。
さて、その快適な部分は置いておきます。
シンクデザイン佐藤が一番気になる部分は街乗りで低速時にちょっと乱暴に扱った場合に、どのように反応するのか、どのような感触なのかです。
30km〜40kmのタイトなコーナーなど、振り回した場合に後輪駆動のFRですから、リアタイヤの踏ん張りが気になる部分です。
試した結果、NewGSとは大きく違い、一言で「気持ち悪くて乗れない」状況でした。
タイヤの接地感がどうのこうのではなく、リア全体がグニャグニャした感じです。
同じ構造のGSでは無かった感触であり、ISはスポーツというカテゴリーから外したのかと思うほど。
逆にこれは車高調を作る甲斐があると思いました。
乗っていられる方で、「そうか?辛口すぎません?」と思われるかもしれませんが、普通に乗る方はそれで良いと思います。
FRとして、車を運転しているという感覚が好きな方から言わせると、自分と同じ感想だと思います。
特に辛口ではないと思っています。
【中低速の峠道】
次に山道などの100km以下の峠道などですが、低速で上記なような感じですので、良いところなどありません。
もちろんタイヤの接地感はありませんので、アクセルを踏むのも恐いですし、ラインも定まりません。
なんとなくこのラインで余裕をもった速度でコーナーを侵入し、コーナー中も様子を見ながらアクセルを足すといった感じです。
まったく面白くありません。
また、これクレームにしていいですか?と言いたくなるブレーキ。
今までHS250hやCT200hも足回りの開発を行ってきましたが、こんなに酷いブレーキは今までありませんでした。
踏み込んでいくとブレーキが効いて抜けて効いて抜けての繰り返しをします。
自分のブレーキングが下手なんではなく、このブレーキがおかしい!!!!と言い聞かせています。
嫁が「もうちょっと落ち着いて運転できんのかね?」と。
そうじゃなくて、この車のブレーキがおかしいの!!!
言っても車に興味のない嫁は理解してくれません。
とにかく、どうにか改善できないのかを足回りの開発が終わったら検討したいです。
回生ブレーキと燃費を考えたエンブレを効かせないようにしている部分などが悪い方向へ影響しているのでしょうね。
【高速走行】
高速走行ですが、モードをS+へ切り替えて少しでも減衰力アップ状態で走りました。
相変わらずタイヤの接地感はありません。
フロントの伸び側が長く感じるので、気持ち悪いです。
どのレクサスでもありがちな、伸び側の減衰力不足なのかもしれませんね。
また、高速コーナーでのリアの縮み側がまったく踏ん張ってくれないので、相変わらずグニャグニャです。
なのに、大きな段差などでも突き上げも大きいです。
一度不安定になると収まりが悪くストロークにメリハリもないので、「なんとな〜くストロークしています」といった感じです。
ただ、一つだけ良い部分があります。
どの速度域でもロール量が適正だと感じました。
スタビライザーの太さを変更しているところなど、良い方向へ改善できているのだと思うのですが、ダンパーがまったく仕事をしていない割にはロールに関しては扱いやすい感触です。
以上です。
このようなノーマル状態での感想でした。
全体的にフロントの動き幅が大きく、リアはバランスボールに乗っているような感覚。
あまり好みではありませんでした。
この感想は個人的な感想でして、上記内容のように感じない方は、それで良いと思います。
そんな運転しないし、普通に乗るという方の場合は関係のない話しだと思いますので。
シンクデザインは普通に運転するのではなく、運転が好きで時にはちょっと飛ばして車を操作しているという感覚が好きな方向けに車高調を開発します。
一部のユーザーさまだけかと思いますが、その一部のユーザーさまに喜んでいただけたほうが、こちらも嬉しいですので。
特別飛ばす訳ではないけど、思い通りに車を操作して走っているという満足感を得たいという方は今後もチェックしてください。
さて、そこでザックス+アイバッハの装着となります。
NewGSで使っていた物をそのまま装着しました。
NewGSの時は以前ブログでも紹介しましたが、走行距離18000kmと悩みに悩んでセッティングを出しました。
その経験を生かして、今回は悩む部分も少なく済むように願っての装着です。
フロントのバネレートもそのまま使いました。
リアはそのままNewGSとまったく同じです。
問題のリアですから、ここに期待です。
リアは直巻きスプリングを使いロア側に専用にブラケットで装着します。
これによりスプリング交換が容易にでき、セッティングを出しやすいです。
もちろん車高調整も可能です。
そして着地。
前後30mmダウンでセットしてテスト走行です。
ノーマルが極端に乗り心地を優先した乗り味ですので、まったく違う乗り味ですが、好みの方には喜んでいただけると思います。
街乗りは段差を吸収しているといった感じで不快感はなく、中低速では抜群の粘りがあります。
オープンデフのままですので、トラクションが掛かっているとまではいきませんが、十分な接地感でコントロール性も抜群です。
下りのコーナーでも安心してアクセルONできます。
もちろん得意な高速走行は本領発揮といったところです。
車全体がどっしりした感じになり、グニャグニャした感覚がすべて解消されました。
また、コーナーでの加重移動が非常にしやすくなり、ステアリングの微調整もできるほどです。
ようやく車になったといった感じでした。
ロール量もしっかり残せた事により、反応が良過ぎるという感じもありませんし、扱いやすく滑らかです。
NewGSでの苦労がここで報われたと本当に思いました。
もうこれで良いかなとも思ったのですが、焦って販売開始するよりも、より良い車高調をユーザーさまへ提供したいですし、フロントのバネレートアップを試しています。
1kアップにしたかったのですが、アイバッハ得意の欠品中でして、在庫で持っていた2kアップにしました。
すると、バネ勝ちした乗り味になってしまい、街乗りはハードになり許せるかなというレベルなのですが、高速走行のバランスが一気に崩れ、不安定すぎて乗れない状態になってしまいました。。。。
そこで、戻すのも一つの手なのですが、やはり1kアップも試したいので、ヨーロッパより取り寄せして入荷待ちとなっています。
届き次第組み替えてテスト走行します。
月末には入荷するかと思いますので、またご紹介するのと同時に決まり次第販売開始とします。
早ければ8月下旬ですが、9月上旬だと思っていただければ大丈夫だと思います。
とにかく、直巻きスプリングがありませんので、もし試乗することなく、このブログで信用して装着したいという方がいましたが、下記までお問い合わせください。
info@think-design.jp
価格と合わせて正確な納期をお知らせします。
また、今後の予定ですが、ザックス+アイバッハの車高調の開発が終わり次第、GS250でも作ったアイバッハのダウンサスを作ります。
そもそも純正ダンパーがダメなので、ダウンサスのみの装着は「これはお勧めですよ!!!」とご案内できないかもしれませんが、そんなに飛ばさないしコストも掛けれないので、ただより良いスプリングにしておきたいという方はご検討ください。
GS250のユーザーさまからも喜ばれる事が多いです。
お客様からのインプレッションなど以下の通りです。
お世話になります。
先月GSのローダウンスプリングに交換していただきました上野です。
その後、数百Km走った感想ですが、大変良いですね!素人の感想ですが、高速でしっかり接地している感じや、それでいて段差を乗り上げるいなし方(?)が大変マイルドで走りやすくなりました。
乗り心地が向上した感じがします。強いて言うならば超低速時の段差の乗り越え時はゴツゴツ感が増した感じがします(笑)
交換して良かったいうのが正直な感想です。見た目もかっこよくなりましたし。
今後も良い商品開発を期待しております。頑張ってください。
今後共宜しくお願いいたします。
以上がGS250にお乗りのお客様からいただいたインプレッションです。
下記がカタログページになります。
LEXUS GS250 アイバッハダウンサス■カタログページ
また、アイバッハのダウンサス開発が終わり次第、今回はメインのISですので、そのアイバッハダウンサスに合わせたビルシュタインでの開発も行います。
本気のザックスと乗り心地を優先したビルシュタインの2本立てでのラインナップで予定しています。
足回りの開発をここまで気合いを入れてるメーカーも少ないと思います。
自分が気に入るまで販売しない!!と決めて開発していますので、いつも後手後手で他のメーカーに遅れをとりますが、売りたいために開発しているのではなく、喜んでいただくために開発していますので、我慢して待っていただけると幸いです。
きっと期待通りのレクサス IS300hになると思います。
それでは、また詳しく決まりましたら、ブログにしたいと思います。
よろしくお願い致します。
なお、現在のご予約状況は以下の通りです。
27日 終日ご予約で埋まっております
28日 終日ご予約で埋まっております
3日 終日ご予約で埋まっております
4日 11時〜13時・14時〜15時がご予約で埋まっています
10日 13時〜15時がご予約で埋まっています
11日 まだご予約はありません
このような状況で、お盆中は14日と15日をお休みにして、その週は営業する予定です。
その代り、19日〜23日までお休みする予定です。
お盆中に休みを使って遠方からお越し頂く事もあるかと思い営業しますので、この機会にご予約ください。
それでは、よろしくお願いします。
次のブログは
Facebookではご紹介しておりますが、スポイラーの開発状況になると思います。
楽しみにしていてください。
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