目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
それは、初参加の予定だった遊佐町クラシックカーミーティング当日の事でした。天気は生憎の小雨でしたが仕方なく出発するため点検。ウインカーを作動させたところ、突然リレーがビーッと唸りだして点滅しなくなったのです。慌ててレバーを動かすうち収まったので、一時的に接触不良を起こしたのかと思いそのままガレージを出ようとしたら再発。今度はキーをONにしただけで唸りだす始末でした。それに合わせて急に激しくなる雨…なんだか嫌な予感が…
急遽市内の部品屋からリレーを購入。しかし今度はキーONと同時にウインカーのヒューズが飛んでしまうように。
予感は的中。どこかでショートを起こしていたのです…
2
当然イベントは泣く泣く参加を断念。次の日に電装屋さんからショートテスターで診てもらいました。
結果、ショート箇所はなんとこの間直したハザードスイッチの配線と判明。確かにそこからウインカースイッチに分岐している配線はありましたが、リレーが独立しているハザードランプは正常に作動したので気がつきませんでした。
ともあれ、自分で直せる故障だったのは本当に幸いでしたね。
3
電装屋さんのアドバイスもあり、コラム内の配線引き直しを決意。
改めて見てみると、うち1本の線で熱収縮チューブに小さな穴があるのを発見しました。レバーを動かすうちに破れてしまったのでしょうか? どうも熱収縮チューブだけでは絶縁処理が甘かったようです。
4
いきなりですが作業完了の図。
配線を間違えないよう、1本づつ慎重に置き換えていきました。
この状態でテストしてみます。
5
ところが、ヒューズは飛ばなくなったものの相変わらず純正リレーは唸るばかり。やはりショートした時に壊れてしまったのか…?
因みに新品リレーの方は正常に点滅しましたが、こちらは球切れしても点滅が変化しないという仕様でした。
6
どうせ壊れているなら…と純正リレーを分解してみたところ、内部は焼けている様子もなく非常に綺麗。そしてケース側に向かって配線が1本伸びているのを発見。
ん? という事はもしや…
7
改めて本来の位置にリレーを取り付け、テストしたところ正常に点滅! やはりリレーのケースからアースする構造だったのです。実は最初にショートを起こした時、2つ前の写真と同じ状態まで外したリレーに触れたら思いっきり感電したのですが、そういう事でしたか…
8
ともあれ純正リレーは生きている事が判明したので、引き直した配線の絶縁処理を行って完成。今度は絶縁テープとスパイラルチューブで二重に固めたので、もう破れる心配はないでしょう。元の配線との接続部分も、電装屋さんから分けてもらった二重構造の熱収縮チューブで保護した上前述の絶縁処理を施しました。その後何度か走る機会がありましたが、今のところトラブルは起きていません。
…それにしても、ショートしたのがその前に行ってきたドライブの最中でなくて本当に良かったです。イベント当日だったのは、もしかするといきなり大勢の人に見られるのがよほど嫌だったのでは…と思えてきます ((笑)長く眠ってたクルマですし) 次にイベント参加の機会がある時は、しっかりなだめてあげないといけませんね(笑)
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