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Ameotokoのブログ一覧

2019年06月12日 イイね!

罪とバネ

炎尾「フフフ....できるのだ。

やればできるのだ!

今までは、

やらなかっただけだっ!!」

アシスタント「.....(なぜ今まではやらなかったのだっ!?)」

島本和彦「吼えろペン」




足回りがチンプンカンプンです。
とりあえず今頭を抱えているのはスプリングとダンパーのことです。

いつもながらウブできゃわゆいワタクシは、なんかお互い補い合って足を固くしてんのよな。と曖昧に考えており、それぞれの役割については全然わかっていませんでした。よくまあ、それで2年も過ごしてきたものです。

しかし、幼い頃から「アメオトコちゃんはやればできるのにねぇ(なんであんなに奇行が多いのかしら)」とご近所の方々やせんせいに言われ続けてきたワタクシです。少しは知恵をつけました。



スプリングはバネの長さと硬さ。これは足の動く距離と、行ったり来たりの減衰力のベースを決定。お詳しい方の中には、ダンパーは最悪安物でもいい。バネに金かけろ。という方もいるという重要なパーツ。法王は太陽、皇帝は月だとすれば法王サマです。

単純化して言えば長さによってロールやピッチの最大値を減らして限界を上げ、バネレートによって伸縮の力と速さの基準値を作る。


ダンパーはこんな感じ。

バネだけでは一瞬で終わってしまう伸縮速度に負荷をかける。
減衰力が縮み側ではさらに突っ張る力が増し、伸び側では伸びる速度が遅くなる。

この辺が今の私の理解レベル。


そこで前回のAP走行。Clioの足はGAZ。

よくわからん私はとりあえず我がマスター・ヨーダに聞いてみます。

私「これダンパーの減衰いくつくらいで走るのがベースなんすk....「知らん!」

私「....?」

社長「ちょうどグリップするくらいや」

私「......!!そうか! つまりマスターは『プロのようなハイレベルならいざ知らず、お前のような新参者が時々サーキットに来るくらいの分際でレートだのなんだのぬかすな。まずはきちんとしたメーカーがfor Clio2RS と銘打って出している足の感覚を知って、GAZが提示している範囲内でイロイロ経験し、さらにはいくつかの他の足も体感したうえで初めて足のセッティング云々言えるもんだ』といいたいんですね!?」

社長「お、おう....まあな(目を逸らしつつ」

流石はマスター。言葉少なに多くを語る男です。フォースと共にあらんことを。


というわけで減衰力はまずF/R:7/7で走行。
突っ込みどころ満載の設定なのは私のハリウッドレベルの無知によるものですが、今はスルーでいきましょう。
初めてのAPでコースも覚えていなかったのもありますが、それにしても怖い。コーナリング中に横Gに負けて車が滑り出しそうな気がします。

そこで二度目の走行はF/R:11/11 で走行
おお、さっきより速度域は高く曲がっているのに怖くない。

減衰あげると安定するんだな〜と思っていました。



....でもですよ? 考えてみたら、何故安定するのかよくわからなくなってきました。

車の挙動は荷重移動です。加減速もそうですが、コーナリングだけをまずは考えてみます。
コーナリング中に外にロールする。
私はこの時に怖くないのは外側の足がしっかりと突っ張っているからだと「感じ」ました。しかし本当にそうなんでしょうか?
1000kgを越える鉄の塊がロールするのです。それも私の7→11程度の変更でスプリングの実際に縮んだ距離が減ったとは考えにくい。さらにスプリングの縮み側におけるダンパーの役割は小さいとも聞きます。だとすると7→11は「縮みは変わらず、伸びがちょっと遅くなった」ということになります。その認識でいくと、変わったのは

①「ロールして荷重が乗っていっている時」ではなく「ロールが終わって抜けていく過程」での外の伸び

②ロール前半での内輪側の伸び方

ということになります。

①はズドンと乗った荷重が三次元的に前後・左右輪に移動していくのを穏やかに。

②は.....内輪の接地を妨げる?

さて。ここで本当に知識が白紙の私は、困ってしまいます。

なんでこれで限界上がんのさ?
より早い動きが要求されるサーキットではシュピッ!と荷重が動いたほうがいいじゃんか。内輪も外に荷重が移った時シュバラッ!と早く地面に押し付けたほうが浮かないじゃん。

お手上げです。

ここまでが既に仮定なのに、さらに思考を進めようと思えば仮定に仮定を重ねる不毛スパイラルに突入してしまいます。でも、それ以外に方策がないので考えてみましょう。

仮定:
早けりゃいいってもんじゃなくて、その車の重さや重量配分、アームの形、キャンバーやトー、想定する速度域で荷重移動速度にはスイートスポットがある。ダンパーの強弱ではなくこのスイートスポットを中心に、離れるほどコーナリングの安定は落ちる。
なので今回の7→11では内輪の接地に影響はしていない。荷重移動が少しゆっくりになったのがClioのスイートスポットに近づいた。


おお、これはちょっとそれっぽい!

つまり柔らかいスプリングでは内外:0/100になってしまうのを、かったいバネで10/90とか20/80に納める。

それだけ硬いバネだから戻りも早くて荷重が抜け始めると物凄い力でいきなり伸びる。

そうするとまだコーナリング中なのに荷重が内輪側に揺り戻されて、理想的な荷重移動の円がめちゃくちゃに。

限界落ちる。悲しみ。

おおぉお!なんかそれっぽいぞ!

そこでダンパーで伸び方に制限をかける

戻り方がゆっくりになるので、変に荷重を揺り戻さずにコップの縁をなぞるように荷重が動く。

なのでいい感じに外の伸びる力が内輪も地面に押し付ける。

幸せ

当たりだ。当たりだろ、これ!ガハハハ!


....あってんのかな?

とりあえずそういうことにして、前後の減衰についてしばらく考えてみます、はい。
Posted at 2019/06/12 20:40:35 | コメント(7) | トラックバック(0) | Clioと日常 | 日記

プロフィール

「時代人として省みれば「今年がなんの年であった」かは明らかだが、次世紀の星間ウーバーイーツ長者となる杉本哲太の曾孫が「チキンナゲットが初めて成層圏に達した年であった」と振り返る年になるのを僕たちはまだ知らない...」
何シテル?   12/19 14:28
車音痴の本の虫ですがRenault に巡りあい、たちまち魅了されてしまいました。 気楽にRenault Life を過ごすことが出来ればいいなと思います。
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