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2018年01月27日 イイね!

MAZDA ROADSTER S special package Vol.1

本州は大雪ですね。皆さま大事ないでしょうか。縁あってこのエントリをご覧下さる方々にお見舞い申しあげます。

九州も寒くはありますが、都市部では雪はちらつく程度です。そんななか、1日NDロードスターに乗ってきました、バンザイ。

だいぶん違う車ですが、私としては300ps界隈のFWDのアイデンティティを探る旅なので、MEG3RS比でこの車がどうなのかを考えつつ乗ってきました。

実は初RWDです。楽しかったのなんの!

Mazda Roadster S special package
スペック
全長×全幅×全高 3915×1735×1235mm
ホイールベース 2310mm
車両重量 1010kg
エンジン型式 sky-active-G 1.5
最高出力 131ps(96kW)/7000rpm
最大トルク 15.3kg・m(150N・m)/4800rpm
総排気量 1496cc
ボア×ストローク 74.5×85.8mm
圧縮比 13.0
ステアリング形式 ラック&ピニオン(前引き!)
サスペンション形式(前) ダブルウィッシュボーン
サスペンション形式(後) マルチリンク
タイヤサイズ(前後) 195/50 R16
変速比
第1速 5.087
第2速 2.991
第3速 2.035
第4速 1.594
第5速 1.286
第6速 1.000
後退 4.696
最終減速比 2.866
価格 2,700,000円

エクステリア

なんともMAZDAらしくて、流線的なボディ。
ほんと、エクステリアデザインではMAZDAは世界ランカーですね。この方向でいっそフロントグリルなくすくらいの勢いで、グリルでかくする競争の市場にエポックメイキングを!


後輪駆動らしくホイールハウスとドアの前線も離れています。個人的にはちょっとフロントウィンドウ寝過ぎな気も。付け根をもう少し後ろに....でもそれじゃZ4か。
リアはなんとなくLotusっぽくて格好いいです。

タイヤはADVAN sport 。サイド剛性はMichelin ps2 の方があるような気もするけど、どうでしょう?



ホイールハウスがすかすかです。きちんとロールもストロークも幅があってイイ。

インテリア
狭い運転席に潜り込むように座ります。
おお! 気分はコックピット。もしかしてコレが囲まれ感ってやつですか!?

見切りもいいです。

足を前に投げ出すように座るので、ペダルも下に踏むより前に押す感があって高揚しますね!でもあとで自分の車に乗ったら、実はあまり変わりない印象です。やはりあの座席周りの雰囲気からそう思うのかな。
それとタコメーターが真ん中にある、イイ。MEG3RSのスピードメーターとタコメーターは配置逆だと思うんだ。

ステアリングは細身です。結構軽い。きちんとアンダーはわかります。
シフトレバーの位置が秀逸。本当に丁度いい場所にあります。レバーも短くてスポーティです。
実はジュラコンとか軽いシフトノブって素早い操作に
有効だと最近知りました。

シフトフィールはメリハリがあって気持ちいい。
でも少し感覚が樹脂っぽい。MEG3RSはギアがぎっちりと遊びなく組まれているかのように、回転数を合わせないと入りが悪く、気難しいですが、ロードスターは少しルーズというか、多少ズボラに合わせても入ってくれる印象。もちろん回転数を合わせればさらに軽く入ります。
クラッチも遊びが多くてストロークが長いです。トルクのなさもあって繋がり始めがわかりづらい。でもこれも多少ラフに繋ぐことができる印象。
総じてステアリングもシフトもペダルも、軽いですね。

シートはホールド感があるものの少し小さいかな。2時間走り続けたら疲れる。


エンジン
Sky-active G は初体験。

縦置き!4-2-1のエキマニが見たかったけど、覆われてます。横置きよりはエキマニ交換とかやりやすいんだろうか?

低い回転数から排気音は下品でなく結構いい音。でも回転数が上がってもそのままな印象。あまりドラマを感じません。直4の音もちょっと軽い。
加速は充分。レスポンスも充分。でも電光石火って感じではない。軽量フライホイールと聞いたのですが、吹け上がりも針落ちもゆっくりです。
S.B.TのClio2RSの吹け上がりを知っていると遅いなと思います。あれは2Lだけど。
素直に吹け上がっていき、きちんとスピードも乗っていく。でも3000rpmくらいですでに、なんというか「頑張ってる感」があります。
なんでだろう、エンジン音かなあ?
トルクバンド守って上の方でずっと走りたい、とはあまり思わなかったです。

MEG3RSも言っても2Lの直4で、特に美音でもない。だけど回すほどもっと回りたがっているように感じます。ターボとNAの違い? もっと勉強しないとわかりません。

シフトを入れずにブレーキを離してもアイドリングは変わらず800rpmくらいなのですが、シフトの入った状態でブレーキから足を離すと100rpmくらいアイドリングでの回転数が上がります。お利口です。

この非力さと燃費への配慮が1010kgという長所を大きく相殺しているんじゃないかなと思いましたし、実際に軽さは実感できなかったのですが、帰りにMEG3RSに乗ると、明らかに発進からの出足一歩目がワンテンポ遅れます。実はロードスターはスッと出ていたんだなあ。

ボディ
これまた充分。オープンカーの剛性感をどう評価していいのかわかりませんが。
軽くしなやかで、ひらりひらりとカーブを抜けていくキャラクターから、実際の剛性はともかく(エンジンの固有振動とかは気にならなかった)剛性感を感じるか疑問でした。でもロールを受け止めてきちんと踏ん張るサスを支える剛性感は感じます。

走っての感想はFWD,RWDのことなどもう少し考えつつ自分の中で消化して、後編で纏めたいと思います。

まずはこのロードスター。
全体を通して「軽い」車です。重量も操作系もとっつきやすさも。Lotus ほど振り切らず、実用性も残した趣味車。
実は結構ルーズに運転してもなんとかなってしまう。

「肩肘張らずに、快適に楽しく」
ロードスター評では似たようなフレーズをよく聞きますよね。実は「それって非力さや限界の低さを糊塗するキャッチーな言い訳では?」と性格悪く聞き流していました。
がつがつとサーキットに行ったり、限界近くでぶん回したい向きには正直言ってその通りじゃないかな。たぶん、ストイックに走ってもそんなに楽しくなさそう。


でも駐車場に停めたロードスターに歩み寄る時、うーんセクシーだなあ、と無駄に車の周りを歩いてしまいます。
今日一日で5台のロードスターと遭遇しましたが、皆さんすれ違いざまにハンドサインをくれました。
オープンにして信号待ちをしていると、お母さんに連れられた5つくらいの子が「あっスポーツカーだ、かっこいいね〜」と声をあげ、目が合った私は彼に手を振りました。

つまり君はそういう車なわけだ。
タイムを刻むのではなく、乗り手と車とFRの素直なフィールで日々を刻むんですね。
排気音はシックに、スタイルはセクシーに。
Abarth よりもずっとイタ車してるじゃないか。

価格は、どうかなぁ。
正直、私ならビート買って弄り倒す。
それかS2000買うかなあ。

でもそういうあまり品のよろしくない(失礼)方向ではなく、伊達にジェントルにそして楽しく。人生の達人がドライブするのに似つかわしい車ではないでしょうか。
そう思えば、リーズナブルな車なのかもしれませんね。
Posted at 2018/01/28 00:10:13 | コメント(4) | トラックバック(0) | 試乗 | 日記
2018年01月22日 イイね!

Citroën grand C4 Picasso

ヴェルファイアに試乗した帰り道、なんだか勢いづいてもう少し車を見たくなったので、以前から気になりつつも実は見たことがなかったCitroën へ伺いました。

駐車場には試乗車と思しき5008や3008がちらほら。
同じフランスというだけで、なんとなく顔見知りのような気がしてくるから不思議です。

車を降りると、めっぽう綺麗な営業の女性がお出迎え。
「本日はどのようなご用件で?」と笑顔。天使だ。

好きです。じゃなかったシトロエンを見に来たです、はい。
どうやらPeugeot の担当の方だったらしく、Citroën 担当の営業さんを呼びに行ってくれました。
さようなら、私の恋.....。

いらっしゃいませ、と出てきたのは、これまた綺麗なご婦人の営業さん。
好きです。
ようこそ、新しい恋。

なんだなんだここは。まだ何も聞いてないけどここはいいディーラーさんだぞうんきっとそうに違いない。
アレですか? そういう狙いの配置ですか?
だとしたらこっちは手のひらの上でビリー・ジーンの一つも踊ってみせるのにやぶさかじゃないですよ?


そんなわけでムーンウォークで店内へ。DSシリーズが並んでいます。間近で見るのは初めてですが、本当にポップというか、チャーミングなデザインですね。実はチンクよりもこちらの方が女性には受けるんじゃなかろうか。あとは知名度か....。
そして、丁度イタフラ得意の限定なのか在庫処分なのか謎の車として、ピカソが展示してありました。聞けばミニバンだと言う。ヴェルファイアの後だけに、このジャンルの車がどう違うのか興味があります。試乗車もあるので乗ってみますか? と言ってくださり、お言葉に甘えました。どうもありがとうございます。
結論を先に言っておきますと、頭ではなくハートで「ああ、この車ほしい」とため息がでたのは相棒以外では初めてです。素晴らしい車でした。

Citroën GRAND C4 Picasso

スペック
乗員定員 7
全長×全幅×全高 4605×1825×1670mm
ホイールベース 2840mm
トレッド前/後 1575/1585mm
車両重量 1640kg
エンジン
エンジン型式 AH01
最高出力 150ps(110kW)/4000rpm
最大トルク 37.7kg・m(370N・m)/2000rpm
総排気量 1997cc
ボア×ストローク 85.0×88.0mm
圧縮比 16.7
使用燃料 軽油

足回り
ステアリング形式 ラック&ピニオン
サスペンション形式(前) マクファーソンストラット
サスペンション形式(後) トーションビーム


エクステリア


テクノ調で無駄な装飾がなく、シックです。Peugeot 308然り、外観は単体で見ると格好いいなと思います。ですがエンブレムが「VW」となっても違和感がない気がしてしまう。
ホイールは205/55 R17 不快な突き上げなどは感じなかったので履きこなしているのでしょうが、外観的にも大径ホイールより、インチダウンでモチッとした扁平率低めのタイヤに変えるのも、見た目が愛嬌あって良さそう。ドレスアップにインチダウンって、このキャラクターならではです(笑

何よりこのキャビンを占めるガラスの割合!


インテリア
インパネ、ダッシュボード周りのなんとまあ洒落ていること。妙な位置にシフトレバーがあったり、不思議でわくわくします。どこどこにメッキがついて質感上がった、なんて眠たいこと言う手合いとはデザインの次元が違います。いや、これがデザインで、ああいうのはデザインとは言わないと思う。決して高級な素材を多用しているわけではないと思うのですが、見せ方が上手いんですね。
内装に興味ない私でも、流石にこの内装がデザインとして優れているのはわかります。

ただ、外観もインテリアも、一昔前と比較すると黒を基調とした落ち着いたランナップ展開になってきているということでした。
明るい色のものは限定車として出るくらいになってきているとか。

エンジン
試乗車はディーゼルモデルでした。
出来ればエンジンに乗ってみたかった。Picasso にも積まれているBMWと共同開発のエンジンって、排気流路の工夫とツインスクロールターボで、低回転から最大トルクが出るようです。モデルによっては、1400rpm から最大トルク!? と驚いた記憶があったので、体験してみたかった。
ディーゼルエンジン....なにもわからないよ。最近トルクとパワーの関係性もよくわかんなくなってきたのに(アレ? トルクって別になくていいんじゃない? とか)。
薄い報告ですみませんが、外からはえらくガラガラ言ってます。
室内でも結構聞こえましたが、私は内燃機関の音はなんでも好きなのでご機嫌でした。

車の楽しい部分のひとつ、体感する速さって加速の伸びに負う部分が大きいのかなと思います。MTの低いギアで引っ張るのもパワーを乗せていくためですよね。
Picasso はガソリンモデルが 165/6000, 24.5/1400-3500
ディーゼルが 150/4000, 37.7/2000
シフトチェンジしつつ踏み込むぶんには、低回転からトルクがきっかけを作ってくれて15ps パワーのあるガソリンエンジンの方がカタログ上は楽しそうです。でも欧州では「ディーゼルの方が速い、これ常識ね」でしたっけ?


走行して
では、本題。
乗り込んだ途端、おお、空が見える!

Aピラーが文字通りAの形で、ルーフが大きく後ろに下がり、そのぶんフロントウィンドウが長くなっています。Aピラーのこの三角窓も秀逸で、本当に死角が少ない。

リアのCピラー部もガラス、とにかくキャビンがガラス!なんだろう、この感覚。気分は潜水艇のコクピットみたい。
ただ動いているだけでワクワクします。走っていても空を見上げられるって想像以上に気分が高揚するもんだ。
これは、運動性能とかどうでもいいですね。春には桜、夏は海、秋の紅葉に冬の雪景色。いもしない家族とぎゃあぎゃあ言いながらレジャーに出かけて景色を見回す様がありありと浮かんできます。

しつけの悪いATにブツブツ言いながら走る運転手の父親に、ルーフウィンドウを横切る飛行機を追う子供。すれ違う車や物を眺めて前から後ろにウィンドウに張り付いて母親に叱られる様とか。

「車に乗って、どこへ行こう」
そんなキャッチコピーのCMが昔ありましたね。私はMEG3RSに乗って、運転を楽しむために行く場所を探します。「目的地まで移動するための箱」ではいかにも寂しい。
ではこの車は?
やはり移動するための箱です。でも移動の過程を冒険に変えてくれる魔法の箱です。
それはそれは鮮やかに、新たな価値観を提案してくれる素晴らしい箱です。

日本のミニバンはきっとこの車よりも広くて快適で、そして車内空間だけで完結しています。移動の過程で、子供達はゲームをしたり、室内テレビでDVDでも見るのでしょう。移動する部屋ですから。
Picasso には、移動する箱と外の世界のコミットメントがあります。季節で、目的地で、箱の景色は千差万別に変わるのです。

魔法の箱だと思えば、変なところでシフトショックがあるATも、もったりした加速も味だと感じるから、この辺は人徳(車徳)ですね。
「まあ、肩の力抜きなって。外の景色でも眺めて楽に行こうや。車ってそういうもんさ」
そんな声が聞こえてくるようです。

この車に乗って育つ子供は幸福だな、と思います。きっと大人になっても、運転はその子にとって楽しい思い出へとつながるポジティブな行為として根付いてくれるんじゃないかなあ。

独り者には用途的に合わない車ではありますが、その提案する価値観のオリジナリティと、自己完結しないとても健全なあり方に、ああ、この車と人生を共にしてみたい。と心から思いました。

価格は諸々込みで400万円を超えるでしょう。
車格を考えると割高です。
だけど得られるものの大きさと、この素晴らしいライフスタイルの提示を思うと....。代わりの見つからないミニバンなのは間違いないですね。



展示してあったこちらのDS5はクーペのようなスタイリングでこれまたなんとも洒脱で素敵でしたが、価格表を見て真顔になりました(笑

本当に素晴らしい車に乗せていただいたディーラーさんに感謝です。


さて帰りがけ、
私は車のキーにモン・サン・ミシェルで買った小銭入れをつけているのですが、それを見た営業さんが一言「私もそれ持ってます」と。
そうですかわかりました。式はいつにしましょうか?

行かないでと泣いて駄々をこねる営業さんをクールに袖にして、颯爽とディーラーを後に(一部、正確でない表現が含まれています)。

少しこなれたのか、UNIL OPAL のMTオイルは温まると程よい粘性があり、気持ちよくシフトチェンジさせてくれます。
本当の意味でデザインされた車には、まだまだ私の知らない世界がいくらでもあるんですよね。多様な人生には多様な価値観があって、そのライフスタイルによって、いい車の基準も違う。そして真っ当な意思を持って作られた車たちとの出会いは、異文化交流のようにインスピレーションや活力を与えてわくわくさせてくれる発見に満ちています。車っていいですね。

そうして「車の価値ってなんだろな」などと考えつつ、
いつものようにリアタイヤを感じてコーナーを抜け、
アクセルを踏む私に、
「当然、走りだろ? 相棒」とMEG3RS。
うん、そうだね。私には走りだよ、相棒。
Posted at 2018/01/22 18:36:27 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗 | 日記
2018年01月21日 イイね!

VELLFIRE

いつも考えさせてくださるXGさんの影響で、実際のところどんな魅力があるのか、現物を見てみようと伺ってきました。

VELLFIRE Z “G edition”

本当に沢山のグレードがありまして、よくわかりません。
試乗させて頂いたのは、2.5L のガソリンエンジンモデルで、中くらいのグレードらしいです。

エクステリア
.....割愛


「マイルドヤンキー」とカテゴライズされる層を主眼にしているとのことです。
記事の中で紹介されていた本も一応読んでみたのですが、たいそうひどい本でした。


営業マニュアル

ほんまかいな?

私がMEG3RSを溺愛するのと同じようにこの車が好きな方がきっといるでしょうから、頭ごなしに否定することはできませんね。



インテリア
後ろは只々広いです。ミニバンというかミニバス。プチバス。
内装の品質にこだわっているとのことですが、我ながら鈍感でよくわかりません。シートも印象に残らなかった。

運転席は、べらぼうに広い4tトラックの運転席のようなスペースを予想して乗ったからか、普通の乗用車の範囲内での「広い」止まりで、言うほど広いかなぁと感じました。シートが高くて、ダッシュボードが長いため、思いの外、上への視界は狭かったです。


足元
リアのDWはインホイール。低重心化ですね。でもストロークなさそうに見えます。このボディであまりロールするのは不味いからかな。

営業の方は車に詳しくないようで、DWが何かもご存知なかった。残念。スライドドアのリア周りのボディ剛性とか聞いてみたかったんですけどね。

前方排気!?
この辺も教えて頂きたかった。

エンジンルームは結構スペースがあります。でも上にはエンジン出せないと思う。


走って
まずシートが高いので、真上から踏み降ろすみたいにペダルを踏んでいる気になります。そして座席位置が異様に後ろに設定されていました。

スライドドアで、フラットフロアで、目一杯室内広げて、どうやって剛性を確保しているのかが一番興味があったのですが、結論としては、剛性感は低い車でした。私は当然、このタイプのベンチマークを知らないですから、ミニバンの平均値に対してこの車はどうかという評価はできません。ハイテン材での剛性向上は前モデル比でしょうし。ただフロントドアを閉めたときの音は軽かった。

132kW(182ps)で2tの車という、そのままの加速でした。2.5L 直4 のエンジンはボア×ストロークが90.0×98.0。流石にボア径でかいな。アイドル時から荒い音で、アクセル踏み込んで高まる音もネガティブに軽いです。LEXUSにHVと組み合わせて積んである2AR-FXE はこのエンジンを元にしているらしい。いいのかな? と思ったら、MFi に「シリンダーブロックを含めてほとんどが新設計」と書いてありました。
因みに90×105の2.7L ってのもありますね。ロングストロークエンジンはトルクが出るって言いますが、ストローク伸びればそもそも排気量が上がるもんなあ。



総じてこの記事が言う顧客に寄り添った車作りをしているというのは感じることができました(理解はできないけど)。顧客と同じくこういう車が趣味に合う開発者が、自分の欲しいと思う改良を施していき、そんな開発に顧客も快哉を叫ぶ。そんなとても幸福なメーカーと顧客の関係性がそこにあるのでしょうか(くどいようですが、方向性は理解できないけど)。


贔屓目ですが、Renault sport のR26RとかClio V6 とかきっとスタッフは、ああでもないこうでもないと、嬉々としてお馬鹿仕様を盛り込んでいったのではないかと感じます。


(サイドとリアウィンドウはポリカーボネイト。
荒ぶっておられる(笑))




(3L NA V6を座席の30cm後ろ、この高さに積むという暴挙。
祟り神級の荒ぶり様で、これにはジェレミーもニッコリ。
操安性? なにそれおいしいの?)

そうしてただ突き詰めた速さだけではなく、大衆車メーカーのサーキット仕様という枠組みの中でひたすら愉快に、真剣に悪ふざけをしているように見えます。
そうこなくっちゃあ、と思いますよね。
あるのはそんなメーカーと顧客の幸福な蜜月です。

まったく車の方向性は違いますが、同じような関係性が、この悪人顔のミニバンのメーカーと顧客の間にはあるのでしょう。

とはいえ、いくらなんでも同じ顔が多すぎませんか?
多様化って健全性とリンクしていると感じる身には、そもそも顔のデザインよりも同じような顔の車ばかり沢山ラインナップされていることに不気味さを覚えてしまいます。

広い空間と快適装備を備えた動く部屋。
走行性能とか、誰も望んでない。
自分の部屋に好きなインテリアを揃えていくように演出する、子供の頃一度は作った秘密基地のあの感覚。

要するに、私の理解出来る範疇の外にあるのですね。
交わればお互い不幸です。
そういうモノとしては至極真っ当に作られているのだと思います。

.....で締めようと思っていたのですが、帰りにふらりと寄ったのが運の尽き。

素晴らしい車です。ヴェルファイアの後だけに尚更感動しました。
価値観を提示するってこういうことですよね。

ミニバンをとても好きだと感じる方はいらっしゃるでしょう。多様な嗜好はあって当然です。
でも趣味車として、ファミリーカーとして、やはりミニバンがメインストリーム視される風潮は異常だと思う。

その辺はまた明日。
Posted at 2018/01/21 19:50:47 | コメント(9) | トラックバック(0) | 試乗 | 日記
2018年01月16日 イイね!

運転時の靴、どうされてますか?

皆さんは運転時の靴をどうされていますでしょうか?

自分でいろいろ試してみていますが、週末にfuture cat で運転してみて、参りました、と思った次第です。

そこでいくつか思いついた私の独断トピックスを記しておこうと思いました。

これまで私はドライビングシューズって、勿論良いんだろうけど、半分くらい自己満足の要素も入っているんじゃないかな、と思っていました。

基本的に薄いソールであれば大差ないのでは?
ということで、しばらくは専らコレを履いていました。

感想は、恐らくカジュアルなスニーカーとしてはAllstar やVans の一番ベーシックなタイプが最も良いです。足裏の感覚もわかりやすい。そして服も合わせやすい。
反面、ソールの幅はやっぱりあります。

次に実家に転がっていたAdidas TAKUMI
仕事でスポーツウェアを着る機会があるという理由で、走るの大嫌いな私の元に来てしまった悲しい運命の一足。
不憫だ。

ちゃんとしたランニングシューズでソールの薄さと足にフィットする感覚は秀逸です。とにかく軽いし通気性が最高で、夏場はとても良いと思う。ご覧のように反り返っているため、H&Tの微妙なタッチもやりやすく、街中の低速域ですら、ブレーキペダルを軽く踏んだ状態を維持しながらブリッピングが可能。

ただ、その悲しい出自故に、ソールのゴムはオーバースペック(笑 ペダルに軽く引っかかってしまいます。
もう一点は、車から降りると、足元カジュアルで合う服を着るか、履き替える必要があります。色的にも合わせる服の色味が限られて、暖色系は難しくなってしまいます。
そもそも本格的なランニングシューズ買うなら、同価格でドライビングシューズが買えますね(笑
でも夏の通気性ってかなり大きいポイントだと思うんだ。

こちらはBeemsで数年前に買ったと思われるドライビングシューズ。運転目的ではなかったのですが、今となっては非常に良いです。

この手の靴を買うときはスウェードで、ソールがセパレートで柔らかいものを選ぶのがいいと思います。素足のように指まで使える勢いなので、フィーリングはとてもダイレクトです。

反面、ソールの硬さによるペダル踏み込み時のサポート力はないですから、人によっては疲れると思います。扁平足の方や腰痛持ちの方はこれで歩くと良くないです。私は数百キロ乗っても疲れませんでしたが、もともと足の疲れにくい方なので個人差があると思います。そして、本当に柔らかく独特なので、慣れると他の靴での運転に違和感を覚えるかもしれません。

そしてpuma future cat。

普段27cmを履いて気持ち余っているかな? くらいの私が足先のサイズはUS サイズ9.5でジャストフィットです。厚手の靴下を履くなら10でもいいと思います。

最初、足の甲の圧迫感が強くて「これはサイズ間違えたかな」と思いましたが、1時間くらいの運転で馴染んでくれました。
ソールは薄くて、足裏で小石や敷居が感じ取れるくらい。Adidas TAKUMIと同等?
まずサポート力が強くて、足の形のままサポーターのように固めてくれます。ソールの薄さ+上面のホールド力でペダルを強く踏む時の安定が得られるため、特にハードブレーキングや、よりGのかかった状態など、ガツンとした足元の操作が小気味よいです。「ああ、これまでの靴はホールド力が弱かったんだな」と初めてわかりました。

運転というシーンでは大絶賛できる靴です。でもそれで逆に困ったな、と思っている部分も...。
まず通気性が低いので、通年でずっと履くのはねえ。
デザイン好きだけど、服は選ぶ。
そしてソールの形状。

土踏まず辺りがとてもスリムになっています。他の靴だと丁度H&Tでアクセルを踏む位置にソールがないので、感覚が他の靴と違うんです。
出来ればこれに馴染んでいきたいけど、いつも履いているには少し不便。ジレンマです。

ぼちぼちと違うデザインで何足か揃えたいところですが、特定の車メーカー数社とのコラボモデルばかりだし。
おのれ〜高級車どもめ〜。

皆さんがどうされているか興味津々です。
Posted at 2018/01/16 20:35:03 | コメント(6) | トラックバック(0) | 車徒然 | 日記
2018年01月15日 イイね!

Megane 4 GT


6カ月点検でディーラーに伺うと、店長が乗って来ていいよ、とメガーヌ4の鍵を貸してくださいました。
おおっ、遂にキーレス!
「正直、気持ち悪いって人と、凄くいいって人と評価が別れています」と仰っていました。
早速近場の山道へ。やっほう。


Megane 4 GT
全長×全幅×全高:4,395×1,815×1,435mm
ホイールベース: 2670mm
トレッド: 1575/1575mm
エンジン:
ターボチャージャー付筒内直接噴射 直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量:1.618L
最高出力(EEC): 151kW(205ps)/6,000rpm
最大トルク(EEC): 280N・m(28.6kgm)/2,400rpm
燃料供給装置:電子制御式マルチポイントインジェクション
エンジン型式:M5M
タイヤ 前・後:225/40R18
ブレーキ:前 ベンチレーテッドディスク / 後 ディスク
車両重量:1,430kg

エクステリア

実物は迫力があるかな、と思っていましたが、あまり個性は感じません。エンブレムを変えたら別のメーカーの車で違和感がないような...。いや、もちろん格好いいですけども。身内贔屓としては、プジョー308がドイツ車のような外観になってしまったいま、ルノーには違うデザインを提示して欲しかったです。ワガママですかね...。

インテリア
シートはアルカンターラ? MEG3RSの薄いファブリックと比べるとふかふかと沈み込むようにホールドしてくれて、特に下半身はこっちの方がいいんじゃないかな。
ただ全体的に狭く感じました。
メーターは液晶。ちぇっ。アナログの方が好きです。

こんな風にドアにライトがつきました。

スポーツモードにすると赤に。


.....ええと、うんまあ、ノーコメントです。


ビバRHD化!



走ってみて
オドメーターは1000kmと少し。MEG3RSは大きめのハーシュネスでは「ごきん」と硬質に突き上げますが、MEG4 は硬く踏ん張りつつ気持ちよくいなしてくれます。逞しい安心感があって乗り心地はとても好みです。
ラバーに当てているMEG3RSに対して、多分MEG4 はきちんとストロークがあるのではないでしょうか。

変速は....ATの評価は私には無理です汗
ただスポーツモードでは踏んだらしっかりと引っ張ってくれました。手元での変速は、それどころじゃなくて試せませんでした。

まず良かったのはエンジン。踏み込むとダイレクトに反応してくれて、3000rpmくらいから低く唸るような音と共に加速していきます。151kW(220ps)ですから充分速い。
エンジン音のドラマチックさでは、F4Rtよりもわかりやすく、その気になります。ボア×ストロークが79.7×81.1 で結構スクエアに近く、フリクションも少ないのか、回してもビビりのような振動が少ないように感じました。ただF4Rtの高回転時に聞こえる「コオォォン」という音はM5Mにはなかったな。直噴ですよね、コレ。大丈夫なんだろうか。

ググったらLutecia4 のエンジンかな? 軽い車に積んでMTで対話したならもっとわくわくするだろうなと思います。Lut4RS の2ペダルは本当に残念ですね。

そして4-control 。気に入った方は申し訳ありません。好き勝手書きますが、いつもながら素人の与太話です。

60km以下では逆位相、以上では同位相にリアタイヤが動きます。街中の十字路で少ししっかりタイヤを使おうとステアリングを切ると、目の前の景色が横にスライドして驚きました。独楽のようにその場で回るみたいに感じます。恐ろしい。

反対に高速域での同位相レーンチェンジでは、あまり違和感は感じません。確かMBの同機能ではステアリングにピーキーに反応し過ぎて、直進時にナーバスになるとどこかで見た記憶がありますが、そうした不安定さは見えませんでした。

ただ、私が慣れていないからなのかもしれませんが、ロールが感じられません。高速直進時に素早く左右に振っても、ワインディングでカーブを抜けても、荷重移動がよくわからない。だからなのか、タイヤの位置やグリップが感じ取れなくなってしまっています。ステアリングから何かを感じるのも難しいし、ラインもイメージと違う、というかイメージ出来ません。恐らくですが、私の慣れている五感の使い方ではインフォメーションを得られないのだと思います。この車は、4-control でのフィールの感受性を新たに磨かなければ信じることが難しいように感じました。
だから正直、結構踏んでワインディングを走っても、目視で鼻先が入っていくから大丈夫なんだろうな、という視覚情報だけを頼りに曲がっていかざるを得ませんでした。
楽しくない。

私はルノーのリアタイヤのグリップ感がとても好きです。何気ない曲がり角でもお尻の後ろにタイヤを感じると、本当にルノーって不思議だな、と思います。こんな車と出会えた多くのきっかけや、ルノーに関わる人たち、ルノー乗りの方々を思うと、にこにこしてしまう。
私にとってのロサンジュは、このロールとリアタイヤのフィーリングに分かち難く結びついています。

なのでMEG4 の合理的なメカニズムによる運動性能の最適化は、ちょっと寂しい味付けでした。

でも速くていい車です。見た目以上に小回りがきいて、スタイルもいいし、内装や装備もより洗練されています。利便性や快適性を諦めたりせずに乗れて、ドラマチックな加速もできるハッチバック。売れるといいな。

ちょっと感傷的になりつつ帰りに寄ったS.B.Tで、Clio3RS 前期顔LHDのサイドミラーが変なレバーで手動調整するオモシロ仕様で大興奮。すっかりご機嫌で帰途についたのでした。
Posted at 2018/01/15 21:28:46 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗 | 日記

プロフィール

「時代人として省みれば「今年がなんの年であった」かは明らかだが、次世紀の星間ウーバーイーツ長者となる杉本哲太の曾孫が「チキンナゲットが初めて成層圏に達した年であった」と振り返る年になるのを僕たちはまだ知らない...」
何シテル?   12/19 14:28
車音痴の本の虫ですがRenault に巡りあい、たちまち魅了されてしまいました。 気楽にRenault Life を過ごすことが出来ればいいなと思います。
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紳士。 リンゴをサッと服で拭いて店先で食い始める感じ 俺はそんな感じ
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