
今回のタイトル&本文・・・ちょっと長過ぎ(笑)
ぼちぼちサーキットに行ける環境にあり、当初(車両購入時)の計画通りカーライフを楽しんでいるpokuponです。
とはいうもののブーンX4についてまだまだ分からないことが多いのも事実。
という訳で今回は
GPSデータロガーを使ってブースト圧の違いで何が変わるのかを検証してみました。
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まずは上の画像を開いて下さい。
※今回はオートランド作手の最終コーナー(sct1)から1コーナー(sct2)進入までの直線区間での
比較になります。
左上のグラフは走行軌跡(コース図)を示し、
右上の大きなグラフは縦軸が車速(km/h)、横軸が時間(秒)の関係を示し、
下の表はsct1~sct2までの区間タイム、走行距離、平均速度、最高速度を示しています。
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注1)これはあくまでもpokupon号(サブコンにて燃調を変更済み)のデータで、他のブーンX4全てがこれを保証するものではありません。
注2)今回前後Gで比較していないのは、最終コーナー(sct1)で横Gが発生しており、車速で比較した方が見やすかった為です。
注3)計測ポイントを合わせる為に、一部位置情報の補正を行っています。
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①最初に左側のグラフをご覧下さい。
今回の計測区間は最終コーナー(sct1)~1コーナー進入前(sct2)です。
※ブースト1.2kを
青、1.3kを
緑、1.4kを
赤で表示しています。
②次に右側のグラフをご覧下さい。
※この区間でシフトを2ndから3rd→4th(→1コーナー進入でブレーキング)の動作をしています。
【2nd】
ブースト1.4kは他と比べてブーストの立ち上がり(車速の伸び)が良いです。1.2kと1.3kはほぼ同等。
※ちなみに1.4kは2nd→3rdへのシフトミスで他と比べて0.2秒タイムロスしてちゃってます(爆)
【3rd】
ここでは
ブースト圧による差はほとんどありません。
※もちろん高ブーストをかけた方が微妙に速いです。
【4th】
ブースト圧の差が一番顕著に出るのが、4thです。
ここでは
ブースト圧の差がそのまま車速にはっきり現れます。
③最後に下の表をご覧下さい。
予想通り、区間タイムはブーストを上げた方が速くなる結果になっています。
※各々ブレーキ開始ポイントが異なっている為、最高速度は参考情報として見て下さい。
<結論>
pokupon号の場合、やはりブースト圧が高いほど速かった!!・・・って当たり前か。
ブースト1.2k→1.4kでトルクが出て加速が良くなったと体感出来たのは、2ndでの低~中回転域でのブーストの立ち上がりが鋭くなった為(高回転での差はほどんど無い)と考えられます。
※車速が40~100km/h区間(距離にして約137m)でのタイム差はブースト1.2kに対し、1.3kは▲0.06秒、1.4kは▲0.26秒(シフト操作時のタイムロスも考慮)でした。
<個人的な見解>
サーキットユーザーの場合、0.001秒でもタイムを削りたい人はブーストは出来るだけ高めが良い。
特にスパ西浦など4th以上を多用するコースの場合はハイブーストの恩恵は大きくなると考えられます。
サーキットユーザーで無い場合、ハイブーストにしてもリスクに見合った程の効果が得られないので、ブーストは控え目が良さそうですね。
それでもブーストを上げたい場合、クラッチがノーマルの人は1.2k~1.25kあたりで抑えた方が無難。
1.3k(約160ps、約20.0kg-m)あたりから滑り始める可能性が上がります。
クラッチを交換している人でもミッション等の耐久性を考えて上限1.3kぐらいにしておくのが無難かも知れませんね。
自分の場合、サーキットでのタイムは欲しいけど、ヘタレなのでブーストは控え目です(笑)
以上、少しずつデータロガーマニアに近づきつつあるpokuponでした(核爆)
Posted at 2010/02/20 23:34:40 | |
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