993 キーヘッド LED化改造

納車時に渡された2本のキーはプッシュボタンで豆球が光るタイプのものでした。
イグニッションキーホール照明の無い私の96年式993では、夜間に限らず暗い駐車場などでの始動時に無くてはならない機能です。

しかしながら、オーナーさんならご存知の通り、この豆球が非常に暗いです。
電池を新しくすれば少しは明るくなるかと思い、キーヘッドを分解すると使われている電池がLR9という、日本では流通していないサイズの電池です。
（まあ、Amazonで調べると¥500くらいで買えるようですが。）

と言うわけで先人に倣って、ダイソーでLEDライトキーホルダーを買ってきて改造します。
理想的には電池にCR1616かCR1620を使ったものが欲しいのですが、残念ながら、自宅近所のダイソーには大きな電池のCR2016を使ったこれしか置いてませんでしたので、これを使って改造します。
これとは他にCR1620を2個（ネットで¥150くらい）と、両面テープ少々を準備します。

キーヘッドの脇の細い溝に（傷を避けるために布地を当てて）マイナスの精密ドライバーを突っ込んでコジるとキーヘッドが開きます。
その内容物は下の写真の通りです。
このうち、豆球、電池、長方形の銅板は使いませんが、それ以外は再利用します。

元のLR9よりCR1620方が少しだけ直径が大きいため、キーヘッドを少しだけ削ります。ふつうのカッターで5分程度の作業です。
削り加工が完了したら、ダイソーLEDライトから取り出したLED球のプラス端子を下側にしてキーヘッドの穴に差し込みます。
このプラス端子の上からドーナツ型の銅板を重ねて戻します。この時にドーナツ型銅板の突き出た部分の折れ曲り部分は平らにしておきます。
そして2個重ねたCR1620をプラス極を下にして挿入しLEDのマイナス端子を電池側曲げ、元々ついていた円柱状のちいさなスポンジをマイナス端子の下に挟みます。
あとはプッシュボタンの裏側に元のスプリングを両面テープで貼り付け、キーヘッド元どおりに閉じれば、完了です。

改造前後の比較写真です。この写真ではさほど差がないように見えますが、実際の明るさは段違いで、懐中電灯の代用になる程の明るさです。

大満足の明るさと、ちょっとした工作の楽しみが味わえて、¥400円。
お勧めです。