1ヶ月少し前から、珍しい(というか旧い)車両が入庫している。
トヨタ パブリカ
年配の人にはけっこう馴染みのある車ではないだろか。
パブリカはトヨタのコンパクトカーの先駆けで、その名前の通り大衆車。
私はけっこう気に入っているネーミングだ。
空冷の水平対向
2気筒
800ccというのが
60年代前半の国産車らしいと思う。
さて、このパブリカ、歳のいった板金屋さんがレストアするつもりで手を入れたものの、体調を崩して続けられなくなったとの事で譲り受けたモノらしい。
入庫時は移動させる為に足周りとステアリング周りだけ付いているドンガラ状態で、何をするにも、元がどう付いていたかも分からない。
他の仕事の空きを見ながら徐々に進め、現在フロントシートを除く内装とエンジン&ミッションが載るところまできた。
分からないながらも考えながらでどうにかできるのも、部品点数が少なく構造が単純な旧車ならではだろう。
無い部品は他車からの流用や加工・製作でどうにかできるのも。
良く考えるのだけれど、今の車は恐らく超長期間生き残る事は難しいのではないだろうか。
車種専用部品が多く、機械部品はどうにかできるとしても電子部品はよっぽどでないと造れないだろうから…
はてさて、いつ作業が完了するのか、ちゃんと動くのか分からないまま、今日もゆっくり生き返っていくパブリカさんナリ(´-`*

Posted at 2010/11/11 12:19:26 | |
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