XC60のエアサス関連の情報があまり見当たらなかったので、VOLVO初心者かつエアサス初心者の私がマイカーのエアサス機能を解説させていただきます。
(タイトル画像はOff Roadモードです)
先ずは車高の変化を撮って、低い順に並べてみました。
MY2021のT8の場合、ドライブモードによって4段階の高さにセットできます。
Constant AWD(雪道,牽引):エアサスはHybridと同じ設定だそうです。
Pure(EVモード):車高はHybridより微妙に低くなります。
空気抵抗を下げるためらしいですのですが、高速でPureモードを使うと30kmくらいでバッテリーを使いきってHybridモードに切り替わっちゃいます...
Hybrid(デフォルト):十分なサスペンションストロークによりとても快適な乗り心地です。
舗装が荒れていると凸凹が伝わってくることがありますが、路面が滑らかだと浮遊感を感じさせてくれる世界です。
Power:一番低くなり Hybridより少しだけ動きがクイックになります。
高速になると車高がもっと下がるそうですが、いたってフラットな感じで十分に快適です。空いているワインディングではこれ一択ですね!
Off Road:大幅に車高が上がり相当な地上高が確保できます。乗り降りに苦労するレベルですが、林道を走る時には役立ちそうです。
このモードは空気バネをほぼ伸ばしきった状態なので衝撃吸収がミニマムとなります。
時速40kmを超えると自動的にConstant AWDモードに切り替わり車高が下がります。
Individual:好みのエアサス設定(Pure=中、Hybrid=高、Power=低)を登録することができます。
私は既定モードで十分なので使っていません。
車高が変わるときにはメーターパネルに下記のマークが出ます。
他のエアサスはわかりませんが、XC60の場合は前後で同時に上下することはなく、上がるときはリアが上がってからフロントが上がります。下がるときはフロントが下がってからリアが下がります。
PowerからいきなりOff Roadにするとリア、フロント、リア、フロントと4段階で車高がアップします。
モード=エアサスの変更は走行中でも可能です。
リアラゲッジの床下にエアサスの空気タンクが2つあります。ワイルドスピードでよく見るニトロみたいですね~
「イージーエントリー」機能を設定しておくと、イグニッションオフ後 数秒で車高が一番低い位置に下がります。
下がりきる前にどこかのドアが開くと途中で止まります。ドアが縁石に着地することを防止するためと思いますが、ほとんどの同乗者が下がるのを待ってはくれません。
停車時にハッチゲート内のオートレベライザーを操作することでリアを2cmくらい下げることができます(リアハッチ以外の全ドアが閉まっていることが条件)。
リアハッチを閉めると自動的に元に戻ります。
変化幅は小さいのですが、高齢の親をリアシートに乗せる時にこれを使ったところ簡単に乗れたので良かったです。
型式や年式によってモード選択が異なるので、MY2021のT8の話が参考になるのか不明ですが、「VOLVOのエアサスってどんなもの?」という方の参考になれば嬉しいです。
Posted at 2022/01/30 23:39:56 | |
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