多分長くなる。基本リーフスプリングの話になります。想像の話で結論出ません。
サンコーワークスさんのリーフエンドベアリングブッシュにすごく興味を惹かれたんだが、いかんせん高い。前後左右で6万越え。効果はあるんだろうけどハイエースにそこまで必要かとも考えた。構造は比較的簡単なんで旋盤使えれば作れるでしょとも考えた。で、細かい寸法を追ってないのでまあこれくらいのサイズだよね程度の話で進めますので、ひまなら最後までお付き合いください。
自分で作るなら・・編
リーフエンドに圧入する構造は基本似たような形になるだろう。せいぜい真ん中あたりを加工の関係で肉厚のままにするか、左右割にするかぐらい。材料はSS材でよかろう、SUSだと電蝕しそうだし。ベアリングとボルトを通すカラーも似た感じになるだろう。ベアリングの選定はサイズは適当だけど、NSKなら6904DDU辺りでいいんじゃねーので考察。手間かければ安くできそうじゃんって考えてた。
稼働の考察・・編
作れるなら簡単じゃん的素人考え。耐久性はどうなんだろうと考えた。車を後ろから見て左に曲がる絵を想像する。車体が右に傾く。アクスルは路面と平行で水平とすると板バネを止めてるボルトは車体と平行になり、路面に対してはθ度傾く。この時板バネにもねじれが発生する。ノーマルブッシュは板バネのねじれを吸収しようしてねじれが発生する。それと同時に板バネ固定のボルトにせん断荷重が入る。このせん断荷重はブッシュのねじれでそれほど大きな荷重にはならないだろう。現に実車に問題ないのだから。これがリジットになったらどうなるんだろう。板バネのねじりがダイレクトにボルトせん断に入るんだよね。まあCASTハイエースがラリーでガンガン走ってるから壊れることは無いだろうけど、一般人はつけたらメンテしないからどうなんだろうって思った。あとベアリングにどの程度負担がかかるかも問題。一般的な防塵タイプの深溝玉軸受け(ボールベアリング)の上記で選択したもので考えるとラジアル静荷重3800N(387kgf)動荷重7000N(713kgf)後軸重量が空車870kgぐらいで1/2だともうワンサイズ上かな?でも積載するとなんかやばそうだよね。あと捻じれる訳だからスラスト荷重もいくらか入るよね。これはよく分からないからまあいいや。そもそも板バネってどんくらい捻じれるの?も気になったので文献探してみた。自動車技術論文集ってのがあって「リーフスプリングの振動特性制御によるデフうなり音低減技術」てのがあった。これはたまたま見つけた。S-GLのダイナミックダンパの役割を調べてたら出てきた。DXにも効果あるかなと思って。読んでみるとなるほどねぇと思うがよく理解できんかった。
2セットは買えない。どっちに付けるか・・
冒頭にも書いたけど、高いから2セットは買えない。じゃあどっちに付けるって考えたとき後かなと思った。前側はダイレクト取付だからそれほど動かないから。後側はシャックル返したりして車体との距離があるからこっちに付けた方がバタつかなくて良さそう。取付説明見たことないからおすすめがあるのかは分からない想像の域。
まとめ・・てない
リアスタビ入れるならこれ付けた方が重量増えずに剛性が上がるだろう。
余裕があれば入れてみたい。ベアリングが一般品ぽいのでへたりが出たらベアリング交換だけで済みそう。素人がいろいろ考えても推測の領域だから結論は出ません。でも売ってるから付けてみたは事故のもと。その製品のメリットデメリットを理解して付けましょう。
Posted at 2024/07/12 11:16:16 | |
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