ナビを使い始めてどれぐらいになるでしょうか??少なくとも十数年にはなると思います。ナビがない時代、遠出する時は道路マップのお世話になったものです。
ナビゲータ(機械ではなく助手席の人)が「そこ右」とか「左」とか、「しばらく道なりね」はたまた「今のところ左ね」通り過ぎてから指示出されてもねぇ。こんな場合「フリテンをこく」なんて事を言ってました^^;
一人でドライブする時はハンドルのところにマップを持って、道路と地図をにらめっこしながら走ったものです。それが今や、ナビ(地図)が無いと知らない所ばかりではなく近所にも出かけられない体になってしまいました。道を覚えなくなりました。そうです。携帯電話を使うようになってから電話番号を覚えなくなったようにです。
そこで今回はナビについて少し考えて見ることにしました。今、BMW 120iとポルシェ ケイマンに乗っている訳ですが、メーカーの考え方の違いがなんとなく見えてきました。まずはナビ(地図)の設置されている場所です。ケイマンはセンターコンソールの上部、エアコン吹き出しの下になります。フロントウインドウ越しに前方の写真を撮るとナビは写りません。人間の視界はカメラより広いので前方を見ていてもナビは視界には入ってきます。ただし、しっかり地図として認識するためには視線をやや左下に移さなければなりません。
一方、BMWはエアコン吹き出し口よりも上でセンターコンソールというよりもダッシュボードにあります。前方を見ると自然に視界に入ってきます。地図としても認識できます。
スポーツカーとスポーティーカーの違いなのかもしれません。スポーツカーは全神経をドライビングに集中させ、地図に気をやる事さえも許さない厳格さがあり、スポーティーカーはもう少し緩やかで地図を見ながらドライブすることを許容します。これは地図表示画面の違いでも感じられます。BMW 120iでは地図上に表示するものを選択することができます。例えば、GS,コンビニ、パーキング、等です。ポルシェ ケイマンではそれはできません。非常にあっさりとしたマップデータです。道路しか無いといっても過言ではありません。とは言え、GSやコンビニに行きたければ周辺検索すれば地図上に表示され誘導してくれます。あくまでも地図表示の場合にはあっさりとした地図表記にしているのです。
次に経路検索の違いについてです。
BMW 120iでは推奨経路以外にECO,高速、一般、短距離、別ルートが抽出されます。
それぞれの経路での距離、所要時間、燃費、道路料金が表示されどの経路を選択するのかドライバーに委ねます。もちろん経路選択をしなくても推奨条件で案内はしてくれます。今回の例では別ルートの方が推奨よりも距離、所要時間、料金、燃費ともに上回っているので別ルートが自分としてはベストと判断し選択します。(このルートが推奨とならないのは何故??)
次にポルシェ ケイマンの場合ですが、経路は一択です。代替ルートも存在しません(今回の場合)
結果は経路自体はBMWで選んだ別ルートとほぼ同じものになりました。あれこれドライバーを迷わせることなくナビがベストなものを抽出するという事でしょうか??
次に誘導画面です。BMWもポルシェもナビ画面だけではなくメーター内にも誘導画面があります。
BMWの場合のナビ画面とメーター内表示は
このようになり、メーター内は地図画面ではなく次なる行為と距離が示されます。さらに交差点が近づくと表示は
このように変わります。
一方、ポルシェケイマンの場合は
ナビ画面上に変化点までの距離と時間が表示されメーター内には地図データの一部が表示されます。更に交差点に近づくと表示は
このように変わります。
さて、どちらのナビの使い勝手がいいでしょうか?好みや慣れの問題でもありますが、まったく知らない場所に行くならば自分の場合、BMW 120iで出かけます。これはナビの違いだけではなくBMWはATでポルシェはMTだからという事にも起因しています。
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Posted at
2017/08/05 21:44:38