
「クルマと運転が好き」という人は一度は乗って欲しいと考えています。
「曲がる」「止まる」「走る」クルマの基礎とも言われるこの3要素が高いレベルでバランス取れています。
「曲がる」要素に当たるボディの剛性の高さは、町中の運転でも感じる事ができます。
交差点を曲がった時に狙ったラインをピシッと曲がる、高速道路ではくしゃみでもしない限り破綻しない直進安定性。
レジャーやドライブ(意味深)での峠道では小気味よく、でも後ろが振り回されない感覚で曲がれます。
「止まる」要素としてのブレーキ性能は、本国のアウトバーン(速度無制限高速道路)での安全性が基準値な為、ガッツリと良く効きます。
効き過ぎて日本の道路事情だと馴れるまではガッタンガッタンしたり、ダストがとても出たりと面食らうかもしれませんが……
「走る」要素は、確かに赤信号からの発進にもたつきを感じるところが有りますし、NAなのでターボ車のようなガツンとくる加速感は無いです。
ですがNA故のエンジン回転数を上げていける愉しみや、アクセルを踏んだら踏んだだけ加速して行く感覚、カタログにはない「気持ちよさ」を感じる事ができます。
高速での追い越し加速や流れに乗るための加速も問題は無いです。
ただ、室内に目を向ければ「他車に感謝の意を示すな!」という意思すら感じる場所に配置されたハザードスイッチ、スターバックスコーヒーしか許容してくれないカップホルダー、壊しそうだし壊れそうなプラスチッキーな調整用レバー類には目を瞑らなければなりません……
更に一番の欠点は(私的な憶測を多分に含みます)、他のBMW乗りや車に詳しい人に「シルキー6じゃないとか…どうしてもBMW乗りたかったんだねぇ……」と見られるかもというところです。
家族特に子供が居る人は「レジャー買い物お出迎えにこれ一台」だと、メンテナンス費用も含めておすすめ出来ないのですが、クーペという時点で趣味性が高い車種。
値段も手を出し安い価格帯ですので、「スポーティなクルマ」の入門に最適です。