埼玉県行田市の古代蓮の里へ行ってきました。自宅から1時間程度で車中泊の必要はなかったのですが、午前中が見ごろということで、近くにある水城公園で車中泊しました。忍城(おしじょう)の外堀を利用した公園で、駐車場はコンビニに近くて便利です。忍城は小説・映画「のぼうの城」の舞台となり、1590(天正18)年の豊臣秀吉の小田原攻めの際、石田三成が水攻めをしたことで知られています。城方はでくのぼうで「のぼう様」と呼ばれていた成田長親を中心によく守り、結局、小田原落城まで持ちこたえました。三成は忍城の前に館林城でも苦戦したという伝説があり、あまり戦上手ではなかったようです。本丸には櫓が再建されています。
古代蓮の里は広大な公園が無料開放(ただし駐車場は1日500円)されていて、さまざまな蓮が見られて壮観です。
近くには埼玉県の県名の由来となった埼玉(さきたま)古墳群が整備されています。丸墓山古墳は日本最大級の100メートルの円墳で、忍城攻めのときは石田三成の陣が置かれました。古墳左側には水攻めの際に築かれた「石田堤」が残っています。
二子山古墳は埼玉県最大の前方後円墳です。
埼玉古墳群を有名にしたのは稲荷山古墳から出土した国宝の鉄剣です。「ワカタケル」と読める人物の名が記され、雄略天皇に仕えた人が眠っているのではと大きな話題になりました。雄略天皇は中国史書に記された「倭の五王」の最後の「武」とされています。埋葬されている古墳は不明ですが、最近、世界遺産になった「百舌鳥・古市(もず・ふるいち)古墳群」のどこかであることは間違いなく、ロマンがありますね。
お昼は長瀞方面に走り「本家 原」のおそばをいただきました。古民家がそのままお店になっていて風情があります。
おそばは薄く延ばしてやや幅広に打っていて、コシがあって最高の食感です。早めに行ったので待たずに食べられましたが、帰るころには行列ができていました。それも納得のおいしさでした。
県道前橋長瀞線が群馬県に入る手前の埼玉県神川町にヤマキ醸造さんがあります。醤油や味噌、豆腐、漬物など有機大豆を使った工場を見学でき、試食やレストランもあります。
Posted at 2019/07/19 19:35:45 | |
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