義兄として…僕が君にできること。

今日も蒸し暑い一日だった。


そんな日曜日でも、葡萄農家には休息は・・・ない。



今日は、ピオーネに袋かけをしていた。



一つ一つ丁寧に・・・



まるで赤ちゃんにオムツを穿かせるような優しさで包み込む。




不快指数はいくつあるんだろう？



肌を伝う汗が気力と体力を容赦なく奪っていく



陽も落ち始めた頃に袋かけを終えて、自宅に帰ると



真っ先にシャワーを浴びた。



一日の汗と疲れをスッキリと洗い流す・・・



こんな日でも、少し熱めのシャワーを浴びるのがオレ流。



だってその方が・・・



風呂上がりのビールが最高になるジャマイカ(*´∀｀)



そんな格別な一杯を求めて冷蔵庫に向かい、ドアを開けたその時だった。



「ちょっと、アタシの車見てくれん？なんかパンクしとるみたいなんじゃけど」


慌ただしく帰宅してきた嫁妹が言ってきた。


ワタシは、今まさに開けようとしていたビールを再び冷蔵庫に戻し


彼女の車を見に行った。


すると


あきらかに右フロントタイヤの空気が減っているようだ。


よく見ると・・・ビスが1本突き刺さっていた。


「どうしよう・・・直さんと明日仕事に乗って行けれんなぁ」


ションボリする嫁妹の姿を見て、僕は・・・


「オレが直しに行ってやるよ」


と、言った。


冷蔵庫には今まさに解き放たれようとしていたビールがある。


もちろん、未練もある


しかし・・・


大切な嫁妹のためだから


義兄としてできること・・・それは、疲れて帰宅したばかりの彼女に変わって


パンク修理に行ってあげることなのだ。


ジュークのキーを預かると



僕はとあるショップに向かった。



「いらっしゃいませ〜」



と、笑顔で対応してくれたのは



そう、僕のアイド・・・いや、SUV@OKAYAMAのアイドル




☆くみぃ☆ﾀｿ♪(〃'∇'〃)ﾎﾟﾜーﾝ



くみぃ「どうしたんですかぁ？」
ワシ「いやぁ、ジュークがパンクしちゃって〜直してくれるぅ」
くみぃ「それでわざわざ来てくれたんですかぁ？」
ワシ「当然じゃない〜　同じグループの仲間だもん♪」
くみぃ「ぁりがとー♪」


いやぁ、相変わらずかわいい娘じゃ(*´∀｀)


今日はお店にお客さんも少なくて至福のトークもはずむはずむw

そんな二人の会話にメカさんが割って入ってきて・・・


メカ「あのぉ、修理の方法なんですが二通りあって・・・」
ワシ「もうテキトーにプスッと刺すヤツでチャッチャとやっといて〜」


と、スムーズな作業を促す気遣いを見せるオレ(￣∇+￣)



待ち時間も普通なら長く感じるのだが・・・


彼女といるとあっとゆー間に終了（ ´・ω・)ｼｮﾝﾎﾞﾘ




「じゃまたオフ会で会おうねっ」


と、再会を約束してお店を後にした。







義兄として・・・



義妹よ、車で困ったことがあったらいつでもオレに言えよ。



オレはいつも君の味方だから






おしまい。