
友人に「キジ肉食べた事ある?」ときかれ、紹介されたのは『喜地丸燻(きじまるくん)』
岩見沢市にある就労継続支援(B型)施設「清丘園」内のレストラン。
キジ料理のPRのため、平成19年9月に札幌で開催された「ほっかいどうラーメン祭り」に出店した経歴を持つ。有名店並の一日平均600杯を売り切るという驚くほどの好評を得た。その他、岩見沢市内のイベントでもラーメン店として出店しているそうだ。
岩見沢市は、1878年(明治11年)、開拓使が幌内炭山(三笠市)へ行く人々が途中で休憩できるよう、市内幾春別川沿いに休泊所を設置した(後に周辺各炭山や各開拓地を往復する人々の休泊所として活用される)ことから、「浴澤」(ゆあみさわ)と称するようになり、後に転訛し「岩見澤」(いわみざわ)になったことがはじまり。北海道の市町村としては珍しい和名由来の自治体名の街です。
日本有数の豪雪地帯であり、国から特別豪雪地帯の指定を受けている。1シーズンで累計8メートル近い降雪量がある。
http://www.jrhokkaido.co.jp/gotton/topics20100330.html
判りにくい場所にあるため、ちょっとした秘境(笑)
道道960号線沿いの丘の上に発見した。
「入り口がわかりにくいかもしれないな」とかつぶやきながら、店を確認。
入り口には「キジ料理」『喜地丸燻』とある。
造り的には一昔前のドライブイン然としている。清潔ではあるのだろう、白いペンキが眩しい。

店内には昼飯時でもないのに数組の客がいた。
広いつくりで、宴会などにも対応できる様子。
蛍光灯を使っており、今流行の間接照明などのお洒落さは期待できない。
<メニュー>を確認すると、
きじ野菜味噌らーめん(850)
きじピリ辛らーめん(850)
きじ野菜醤油らーめん(700)
きじ塩らーめん(700)
きじ釜飯セット(1080)
きじ照り焼き丼(750)
など多彩なキジ肉料理が書かれている。どれにしようか迷う。
「ラーメンが有名だと言っていたが、肉の旨みを味わうのなら、釜飯やステーキなどがいいんだろうな。今月の日替わりの「キジの唐揚げ」も捨てがたいが・・・おや、スープカレーとカツのセットがある・・・うん、決めた、コレにしよう。」
注文をしてから、メニューを再読。
「岩見沢高等養護学校の生徒が考案?そうか、この施設は障害者支援のお店、高等養護学校と繋がりがあるわけか・・・おや、1枚目に『キジ肉餃子』なんてのがあるぞ?」
壁にも数箇所貼ってある。1月末日までの限定販売として、実際に商品として成功するかを調査する試みらしい。
5個で420円は一見高いように見えるが、キジ肉自体が100g400円の代物だから決して高いわけではなかろう。
とてもジューシーで美味しそうに見える。皮も米粉を使った手作りとあるので期待できそうだ。
「スイマセーン、この餃子もひとつ!」
「申し訳ありません、この商品は一日限定10セットまでとなっているので、もう売り切れました、すみません。」
ガーン、出鼻をくじかれた感じだな・・・仕方ない、楽しみだったのだけどな・・・
待っている間に店内を見ていると、キジ肉の販売も行っているようだ。
北海道には元々雉はおらず高麗雉は害獣駆除のため放鳥されたらしい。
放たれたのは、本州等に生息するキジとは別種の、高麗雉(コウライキジ)。寒さに強く繁殖も容易なことから、一時は農業被害を起こすほどに数が増えたこともあったが、乱獲やキツネなどの天敵の増加により現在は減少したという。
この施設では、キジ肉の生産を行って、飼育し、調理して販売を行っているようだ。期待できる。

キジ肉のカツとスープカレーセット900円
おや、思ったよりもボリュームがある。美味しそうだ。
カツは、鶏と違って、噛み応えがあり、ソレでいて非常に柔らかい。
肉の旨みがジュワっと広がる。
「うわ、すごい旨みだな、こりゃ正解だ。どれ、スープカレーは?・・・」
キジ肉の挽肉で味付けし、カレーの強さに負けないように頑張っている。
「カレーは、まあ、カレーだな、美味しい。美味しいけど、キジ肉って感じではないか・・・カレーをカツにかけるといい感じだな、そうか、こうやって食べると美味いぞ。」
美味しかった、コレじゃもっと何か食べたくなるな、そうだ、焼肉があったな・・・
「スイマセン、この焼肉って、1人前でも出来ますか?」
「炭を熾すのに少々時間をいただきますけど、かまいませんよ」
よし、キジ肉の焼肉だ。しかも七輪で炭を熾して食べるなんて贅沢だ。
タレは要らない、塩コショウをチョイス。
キジの焼肉、1人前600円120g。
美味しそうに焼けている。一口食べてみる。
「ほう、コレはうまい。カツより更に肉の旨みが凝縮されたような、口いっぱいに広がるキジ肉の旨み、こりゃあ美味しい。」
「お腹いっぱいだ、ラーメンや餃子も美味そうだけどもう限界だな、しかし美味かった、今度また来よう。今度は、いや、今度こそ餃子だな。」
きじラーメン「喜地丸燻」 (岩見沢市内) 静かな山間にある隠れたお店「喜地丸燻(きじまるくん)」岩見沢特産のきじ(高麗雉)を生産しているワークつかさの直営店。きじの炭火焼や鍋物、ラーメンなどランチメニューも充実。
http://www.seek-hokkaido.jp/photo_detail.php?picture_no=058,5
喜地丸燻(きじまるくん) 北海道岩見沢市にあるきじ料理のお店です
http://kijimarukun.web.fc2.com/
Posted at 2011/11/27 18:50:33 | |
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