東日本大震災から10年が経ち、帰還困難地域である富岡町の夜ノ森公園という桜の名所が一部解除になったので、ドライブがてら行ってきました。
現地に行ってみて胸が痛くなりました。そこは10年前の3月11日から時間が止まっていました。人が居なくなった町.....見るからに新築したばかりの家、地震で朽ち果てた家

、

ナンバープレートが取り付けられたままの車、町の人たちの食卓を担っていたスーパー

地域を見守っていた交番、コンビニ、町の電気屋さん、アパートなどすべてそのままになっていました。迫りくる放射能から逃れるために、着の身着のままに自宅を後にした住民の皆さんが目に浮かぶようで、無性に無力感に囚われました。この地域は原発マネーで潤っていたので、無人の家の車庫に埃まみれで駐車してあるポルシェカレラ

が、より一層悲壮感を漂わせています。この光景を見ると、原子力発電とは、人類が制御できるものではないのだと実感しました。ウランの核分裂による放射能の怖さ、一度制御不能になると、人の力では太刀打ちできないのです。
未来の子供たちのためにも、原子力発電はリスクが多すぎると私は思いました。
Posted at 2021/04/01 22:18:10 | |
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