随分、ご無沙汰になってしまいました。
季節はすっかり蒸し暑くなって出掛ける気力する起きない時期になりつつありますが、あい変わらずフライトジャケットのネタを仕入れてきたのでブログにしていきたいと思います。
今回、紹介するのはCWU45Pですが、以前紹介した同じものとは色々と異なります。こうやって家に物が溜まっていくんですね。
生地はアラミド(ポリアミド※不燃素材)と記載があります。
前からの写真は前回紹介したものと殆ど変わりません。
後ろから見ると、背中にアクションプリーツが入って動きやすくなっています。
腕の部分と背中の部分は色が違って見えますが、紫外線を浴びると茶色く退職していくこのジャケット特有の問題があります。ハンガーに掛けていたりした場合肩だけとかの焼け方をしていることもあります。と言っても防風性や生地が弱くなっているわけで支障はありません。
特筆すべき点として、初期型の内側にはベルクロで取り外し可能なレスキューポーチがついています。このレスキューポーチはジャケット外側と同じ素材で作られています。本来であればオレンジ色のレスキューシートが付いています。が、今回のにはレスキューシートはついてきませんでした。スマホくらいなら入りそうなサイズです。
ラベルはだいぶ薄れていますが

jacket flyers cold weather と書かれています。
mil-j83888Aで75年に契約されたものです。
ジッパーはSERVALで、風を止めるための前立は角ばっていて、縦に5本です。
先ほどのアクションプリーツとポケットと、この前立を合わせて初期型のみの特徴となります。この初期型の特徴はなく、生地も異なりますが、今でもこのジャケットの後継が作られ着られているのは驚くべきことです。50年前に、このデザインが完成されていたわけになりますから。
まだ、こいつが来てから着て出かけて居ないのでどれくらい温かさが違うかなど色々と試してみたい事があります。
そして、なんだかんだ1975年に米軍が製造会社と契約して作られたものということなので50年近く経つおじいさん(おじさん)ジャケットですがまだまだ着れるというのは過酷な条件でも使える頑丈さの恩恵とも言えるかもしれませんね。ワッペンをつけた跡が無いですが、袖の生地を縫い直した跡がある不思議なジャケットです(持病で袖の糸が負ける)。
また一つ、冬が待ち遠しくなりました。
Posted at 2024/07/11 23:14:59 | |
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