
CR-Xが事故後に調子悪くなったことから、急激に買い換えたいという衝動にかられて、また中古車屋さんめぐりをして、値段の手ごろ感から入手したのが、ワンダーシビックSi後期でした。
この頃になるとさすがのバカ者も、クルマの改造知識が向上してきていて、今度は全塗装とか無駄遣いはせず、改造投資は最小限にしてあとは全てランニングコストにまわしました。
■改造ポイント
・吸気:K&Nのごついエアクリ(貰い物)
・排気:ノーマル→一時期は直管(手作り)
・ダンパー:エナペタルCリング車高調(新品買った)
・スプリング:Fr=無限φ28トーションバー(貰い物)、Rr=RS-R(CR-Xから移植)
・ブレーキ:エンドレスメタルパッド
・ホイール:スパルコ(CR-Xから移植)
・クスコの1way LSD(新品買った)
・無限強化クラッチ(LSDと同時にやった)
あとは全てノーマルで、またサルのように毎日走りましたが、購入パーツの顔ぶれを見ると判ると思いますが、CR-Xの時とは趣が変わってきました。
以前はいろんなところの有名スポットで走ってお祭りを楽しむ感じでしたが、ワンダーシビックになってからは、週末はともかく平日は近場の人気が無い決まった場所に、毎日1000円分の燃料を入れて走るようになりました。CR-Xの時のサーキット走行の経験の影響で、速く走ることへの興味、あこがれ、欲求が一気に高まっていました。
購入時についていた普通のタイヤ(確かノーマルOEMタイヤだったような)は、あっとゆー間に坊主になったので、カーショップの展示棚でホコリかぶってたダンロップのレイン用Sタイヤ(名前忘れた・・・D93Jの前のやつ)を叩き買いしました。
毎日走るので、自然とテクニックは向上していきましたが、速さを評価するモノサシが必要になったので、ごく自然と、タイムを計るようになりました。(公道でこんなこと、やっちゃいけません!!時効ということで)
もうずいぶん前なので区間タイムを忘れましたが、1分30秒くらいだったと思います。それが、行く度に0.5秒とか、多いときは1秒くらいずつ縮まっていきました。
そして、改造についても上記パーツは一度に入れたわけではなく、一点ずつ投入したので、何よりもパーツが発揮する速さへの効果や、ダメな部分が良く理解出来ました。
この経験を経て、CR-Xで走ったミニサーキットに挑んだところ、ノーマルエンジン同士なのに6秒縮まり自分でもビックリしました。
今思えば、タイヤの違いとLSDのおかげがほとんど、ということぐらい判るのですが、当時の本人は自分が速くなった、と思い込んでいました。
ちなみにこのワンダーシビックは、通勤車両でもあったのですが、こんなむちゃくちゃな使い方を2年間ぶっ通しでしていたのに、一度も壊れることなく走りきり、全く飽きることがないドライバビリティを終始発揮してくれました。
そして、運転が楽しいクルマでした。いや、そもそも自分が運転好きなのかもしれませんが、ワンダーシビックのことは今思い出しても、涎が出そうなくらい心が高揚します。