黒部ダム通り抜け。
個人でやるにはなかなかの覚悟が必要です。
なにしろ車で行ったら反対側までの車の回送サービスを
依頼しなければなりません。
その額、2万5千円~ なかなかの額ですね。
ちょうど、ツアーの企画があったので、2日前のギリギリ申し込み
でギリギリセーフ。急きょ行くことになりました。
久しぶりのバスツアー。
何が怖いって好きな時にトイレに行けないことでしょうか(笑)
それ以外は、寝れてばいいので気楽と言えば気楽ですね。
一気に岐阜高山地方に突入。
購入した日本酒のパッケージがさるぼぼでカワイイ、と言う理由で
奥さんに没収される。
富山側の「室堂」と言う場所まで観光バスで直通でした。
ここの有料道路、往復するだけで5万オーバーだそうです。
かなり霧が濃かったですが、標高が上がるにつれて雲を抜けた模様。
室堂の散策。
ミクリガ池。
このミクリガ池のすぐ横にあるのがみくりが池温泉なのですが、
これが日本で最高地点にある温泉宿施設らしいです。
確かに、近くにはシューシュー音をたてて、硫黄の匂いがしてました。
地獄谷、と言う箱根にもある地名の場所には、危険なので近寄れないみたいです。
そういえば、万座も標高が最も高い温泉と見たことがあるような・・
と気になって調べたら、万座の方は通年自家用車で行ける場所で
最も標高が高い場所にある温泉、との事です。
確かに、みくりが池温泉は車では行けるけど、マイカー規制ですからね。
昼食は途中の道の駅で購入したますの寿司。これ、大好きなんですよ。
本当は室堂のどこかでレジャーシートでも敷いて食べようと思ったのですが、
周辺は散策用のルート以外は全てロープが引いてあって、自由な広場的な
物が全くなかったのです。残念。
なかなか雄大な景色ですねぇ。
空気が美味しかったです。この日の東京の最高気温は29℃とからしいですが、
こちらは10℃に満たないくらい。
ユニクロのウルトラライトダウンが重宝しました。
何故かまたカメラ女子になる、と意気込んでました。
α230、露出がおかしい模様。
試しに、と自分のα7を使って全然違う!と衝撃を受けてました。
危うく奪われるところだった。
通り抜けツアーなので、室堂からはトロリーバスに乗ります。
何が衝撃的だったって、「バスなのにVVVFインバーター制御の音がする」
と言う事です。誰も気にしないでしょうが、個人的にはとてもテンションが上がっていました。
トロリーバスの出口は断崖絶壁。
歩くコースはないので、ロープウェイを使うしかない。
この日はかなり混雑していたようで、まさかの1時間待ち。
はじめは黒部ダムも見えていたのですが、この後真っ白な世界になりました。
途中、支柱が一本もないロープウェイにやっと乗れた。
白い世界よさようなら、の図。
ここからさらにトンネル内を走るケーブルカーに乗って
ようやく黒部ダムに到着。
よくこんなルート作りましたね。。
観光放水がやっている時間に間に合わなかったという悲劇。
ここから放水している姿はさぞかし雄大だったでしょうなぁ。
黒部ダムは治水の為ではなく、発電のために作ったようですが、
よくもこんな山奥に作りましたね。
山奥すぎて、建材はヘリで運ぶとか、なかなかチャレンジャーです。
寒いけど、アイスは食べてみました。
ちなみに、トンネルを掘る際に非常に苦難を極めた、破砕帯をもじった
「ハサイダー」と言う商品を買うか迷いました(笑)
長野県側に抜けるためのトロリーバス乗り場は超混雑。
こんなのでほんとに乗れるの!?と疑問でした。
チケットは持っていたのですが
「xx分発のチケットを持っている方は前へ!」と言う案内に
「私持ってますー!」とわらわら押しのけていく様を
難民キャンプから必死で逃げてきて、これに乗れないとヤバイ!
と焦っている人達もこんな感じなんだろうか、とか、
パニック物の映画で、脱出するための乗り物に殺到している
人たちってこんな感じだよね、とか妙に客観的に見てしまいました。
朝6時に出発して、帰宅したのは夜の21時。
運転がなかったから良いですが、結構ハードな旅でしたね。
このルートはツアーじゃないとなかなか実現できるコースでは
ないので、そういう点では貴重でした。
奥さんの感想としては「やっぱり自分の車で行った方が気楽」だそうで。