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2018年06月15日 イイね!

繊維質の野菜

旅行の中身は、さておいて。
書きたいことを気分次第で書く。

おひとり様で参加されていた女性Aさん(推定70代前半)。
ご主人はAさんが50代の頃に他界。
お子さんは男女ひとりずつで、孫7人。

仕事は引退。
現役時代はしっかり仕事をされていたよう。
未亡人になられてから日時は経ち美白去斑、お気楽な独り住まいかと思いきや、、、
朝は5時に起き、キッチンガーデンの野菜たちの世話。
7時ぐらいから手作り朝食。
食べる順番があり、繊維質の野菜から始まり、あれやこれやの健康的な食事。

おせち料理も全て手作り。
小学2年の孫(女子)が、遠方の居住地から自分の両親より先に1人で来た時のエピソードを話してくれた。
おせち料理を一緒に作り、レシピを教えて欲しいと孫に頼まれ教えてあげると、大感激されたとか。
この女の子は、Aさんの娘さんの4人いる子供の末っ子。

Aさんの娘さんの現在の子育て。
夫は単身赴任、自分も仕事をしながら4人の子育てをされた。
上の子供に下の子供の世話を順々激光脫毛價錢にさせるシステム採用。
じつに上手なテキパキ子育て。

聞けばAさんも4人姉妹の長女(さらに長兄がいる)。
子供の頃は、順々に上が下の姉妹の世話をしたそうだ。
子供たちの散髪は全てAさんがしたらしい。
器用なレザーカットの手さばきをジェスチャーで目の前で見せてくれた。
生活の知恵の受け継ぎ、申し送り、バトンタッチ。
すごいなあ、と感心する。

さてさて、これ、すべて、頷き、驚き、尊敬の眼差し、だが、聞く一方。
私からの話は、恥ずかし過ぎて、お話にならなくて、全然言えない。

子供さんやお孫さんが素晴らしいのはAさんが素晴らしいから。
Aさんが素晴らしいのは、Aさんを育ててくれたご両親が素晴らしいから。
順番に、順繰り、順繰り。

仮にわたしが、Aさんのお孫さんを羨ましく思っても、それはAさん一族の習わしの結果である。
目に見える先っちょだけ真似して取り入れようとしても無理がある。
羨ましくもあり、わたしには無理保水面霜!と、早々にサジを投げ、さっそく努力を放棄した。

今日からでも、ほんの一部でも取り入れようと思えば取り入れられると思うのに、絶賛だけして、負けて不戦勝。

わたしは努力嫌いなので、とても太刀打ちできないし、しようとも思わない。
DNAも環境も違う。あっさり、負けは負け。
まあ、いろんな角度からモノゴトは見えるので、いろいろありますね、みたいな、さらりとした自分への落とし所となる。

旅でたまたま御一緒しただけで、一期一会。
わたしが自分から話さないのでAさんが気をまわして、差し障りがない話題で、しかもAさん自身も楽しい会話。
シーンと白けたり、根掘り葉堀り、わたしのことを聞かれたりするよりは、ずっといい。
わたしも和やかに話せるし、Aさんは、人との交流がお得意な方なのだろう。
そういう関わりも悪くない。

このAさん、別のおひとり様参加の女性Bさん(80歳手前)から、家庭事情を細部にわたり、ベラベラ話されていた。
Bさんの舅、姑、子供、孫の話。
とりわけ、学校の成績、学歴の話を延々とされていた。
よくもまあこれだけ、自慢にも聞こえる話を一方的にするなあ、と。
しかも半世紀にわたる、学歴ストーリー。
Aさんは、気持ちよく相槌を打ちながら延々と聞いておられた。
色んな人がいるんだなあ、とわたしは感心する。

で、この学歴自慢Bさんは、わたしにはトーンが低くくなり、一言も家族の話題はなかった。
しかも、彼女は文庫本を読み始め、話したくないシャッター、ガシャン。
色んな相性があるようだ。
Posted at 2018/06/15 16:23:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2018年06月15日 イイね!

沈黙を貫き帰天

遠藤周作『黄色い人』では、背教者の元神父デュランが自殺するために五年前に手に入れたブロウニングのピストルを、まるでユダがキリストを裏切ったように、ブロー神父(メルシェ神父がモデル)の司祭館の棚の書類の間にピストルを隠し、警察に密告するのです。
イブがアダムを悪に誘ったように、デュランはキミコから悪を呼びかけられたかのごとく行動します。
<(警察にブロウが拳銃をかくしていると手紙を送るのよ。先手をうたなければならへん。筆跡をみつけられないため一字一字新聞紙から切り取って糊ではるのよ……)
午後私は新聞を切り抜き、ブロウを密告する手紙を作り、それを仁川橋のポストに投げ入れた……。>


写真は現在の仁川橋。

このように『黄色い人』では、密告により司祭館が捜査され、ブロー神父が逮捕されたようなストーリー展開になっています。
遠藤周作がこのようなストーリーにしたのは、昭和20年5月にスパイ容疑で逮捕されたメルシェ神父逮捕時になされた家宅捜査の状況を、仁川に帰省していた遠藤周作は伝え聞いていたからでしょう。

メルシェ神父は逮捕拘留時のつらい経験について、解放後も沈黙を貫き帰天しました。その後三十年以上経ってから遂に開示されたメルシェ神父の獄中記からです。


<ここにいたるまで、彼らはまだ私を一度も尋問していませんでしたが、この間、憲兵らは夙川教会で私に関する危険文書を探して、時間を無駄にしていたのでした。司祭館の隅々まで、聖堂、香部屋、私の寝室の天井を破り、床下にもぐり、オルガンを分解してまで、秘密兵器を発見するべく捜査したのでした。>


尖塔の下、庭の中央にあるのが当時のカトリック夙川教会の司祭館です。

実際にはスパイ容疑を実証するための書類が捜査対象となっていたようですが、遠藤周作はあたかもこの捜査状況を知っていたかのように、『黄色い人』では、書棚の書類の間に拳銃を隠させたのでした。
Posted at 2018/06/15 16:15:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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