インバーターのバッテリー直結化(バッ直)

シガーソケットからの給電は、電圧降下が問題になる機器(今回はインバーター)には無理があると悟りバッ直化に踏み切りました。経緯は↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/2845278/car/2486506/8995346/parts.aspx

アンプをバッ直にする理由も理解できました。

エンジンルームの、助手席側フェンダーの上のあたりに、ちょうど穴が空いています。ウェザーストリップにもケーブルを通すための逃げがあらかじめ作られているので配線は容易です。±2本のケーブル(5sq)も余裕をもって通ります。
これらの下準備は、ディーラーオプションのデイライトキットのためにあるようです。

デッドニングのためにレジェトレックスや吸音材が張られていて分かりにくいですが、通常はインナーフェンダーをはぐると分かりやすくグロメット(というより、デイライトキット非装備車であればゴムの蓋)が嵌っているのが見えます。

今回、これを外そうとしたところ車内側に落ちてしまいました…問題は無いでしょう。

配線通しは、硬すぎて上手く通りません。穴の先には白いニードルフェルトらしき純正の吸音材があり、硬い配線通しやケーブルは突き刺さります。

そこで、今回はケーブルの先にガムテープを張り、吸音材に刺さらないよう対策した上で穴にケーブルの先端を直接差し込みました。

差し込み、画像でいうところの右方向にケーブルを押し込みます。
配線を通した穴には、後でレジェトレックスの切れ端を張り蓋をしました。

そうすると、矢印で指した部分にケーブルが出てきていますので手でたぐり寄せます。

ケーブル先端をガムテープで包んだ図です。

これが無いと吸音材に刺さって上手く穴を通せませんでした。

この後、同じ手順で−ケーブルも通しました。

これで、インバーターの低電圧警報に悩まされず存分に8A充電できるようになりました。
充電器は、助手席の真下に置きました。

簡易なアイソレーターだと、昇圧回路が無いそうで充電制御車・アイドリングストップ車では様々な問題があるようです。近年の乗用車はほぼ全ての車種で問題が出てしまうことになります。
正弦波インバーター＋家庭用充電器なら、電圧が下がっている間も問題なくバッテリーへの充電を続けてくれます。

ただ、今回のバッ直ケーブルにはリレーやスイッチをつけていないので、インバーター側でのスイッチON・OFFを忘れないよう気をつけなければなりません。下手をすれば車両側のバッテリーがあがってしまいます。

(2018.2.19追記)
Torque Pro上でバッテリーのSOCを表示させていますが、最近はSOCがほぼ100%に張り付いたままになっていたのを不審に思いバッテリー電圧を測ったところ12.4V…ちょっとした作業のために室内灯を30分ほど点けていた後に測ると12.2V(！)

どうやら、バッテリーのマイナス極側に取り付けられている電流センサーをバイパスする形でバッ直配線を取り付けたために、ディープサイクルバッテリーの充電分の消費電力を車両のシステムが把握できずに車両側のバッテリーが弱っていっていたようです。

急遽、バッ直ケーブルのマイナスをボディアースへ移動させました。