
今日は東京モーターショーでワールドプレミアだった新型のB3の発表会に行ってきました。
行ったのは世田谷のアルピナD。二階に上がると中央にモーターショーで発表されたB3が鎮座されていました。
正面の写真その他は色んな媒体で見てるでしょうから、ちょっとマニアックな部分をアップします。

今回のB3はM-Spベースのため、バンパー類も全てM-Spを使用しています。そのためアグレッシブなデザインになっています。リアスポイラーも従来よりも若干、大きくなっているように感じました。

今回トランクはかなり広かくフラットでした。使い勝手はかなり良さそうに思いました。

マフラーは先代のアクラポビッチから伝統のBOYSENへ戻りました。また4本出しとはいえ、E90のようなマフラーカッターでの4本出しに戻りました。実は大きく変わった部分の1つだと思います。Dの営業の方いわく、開発のペースがアルピナとアクラポビッチの間で噛み合わず、今回はBOYSENに戻ったそうです。音などについてはまだ聞けていないそうですが、アクラポビッチよりおとなしくなるのではないか、とのことです。

エンジンは既報の通り、Mで使用しているS55型エンジンをチューニングしています。アルピナがS型エンジンを使用するのは初めてになります(←ですよね?)。しかし標準エンジンが馬力、トルク競争で強化されていく中、アルピナとしてもパワーが必要ということで今回はS55エンジンという選択になったそうです。現行の直6ガソリン/ディーゼルエンジンは徐々に入れ替わっていくのではないでしょうか。
そもそもアルピナは年間生産台数が2000台もないような小規模メーカーです。そのため、エンジンラインナップも非常に限られています。現状は直6ガソリン/ディーゼルエンジンとV8ガソリンエンジンの3種類をベースにしています。にも関わらずXD4ではクワッド(!)ターボディーゼルエンジンを搭載しています。更に今後予定されているXB7とB8グランクーペは新型のV8ガソリンが搭載されるようです。限られたエンジンを使用することを考えると、しばらくはS55ベースの直6ガソリンは使用し続けるのではないでしょうか。逆に直6ディーゼルがどうなっていまうのか、非常に気になります・・・。

ワールドプレミアされた個体は2号機であることがこの刻印で分かります。なお刻印の最初の【WAP】はアルピナを表します。その先の刻印のルールはイマイチ分かりません。どこかにモデル名と製造年を記載していると思われます。

エアクリーナーボックスの蓋はアルピナ専用品のようですね。

色は当然、アルピナグリーンです。
その他、営業の方に聞いた情報としては、
・4駆なのは160km/hまでで、その先はFRとして駆動する
・内装の標準は合皮+アルカンタラ。オプションでダコタレザー、メリノレザー、ラヴァリナレザーの3種類が選べる。なお今回の2号機はメリノレザーの内装。
・既に50台程度の注文が入っているが、日本向け生産は年明け3月頃から。最短の引き渡しで秋口か?
・アルピナはしばらくクーペとカブリオレモデルは生産しない予定。B4とB8もグランクーペで発表する
・年明けにXD4の試乗車が用意できそう
・SAVはアメリカ生産なので、パーツを一度アメリカに送り、完成車をブーフローエに返送してもらい、最終調整するため、非常に時間のかかる生産になっている
・ホイールの標準は19インチのダイナミックホイール。クラシックホイールは鍛造20インチになってしまう。
・ドリルドローターはオプション。キャリパーも現行D4よりも大きくなっている。
・現行D4は残り5台の在庫車のみ。
だそうです。
いずれにせよ、我々庶民には縁のない情報です。とはいえ新型B3,間近で見るとこれはこれでアリかな、と。このアルピナブルーがどのような表情になるのか、早く見てみたいものです。またなにより乗り味ですよね。M-Spベースとはいえ、アルピナらしい上質な乗り心地になっているのか、低速域からの楽しさが残っているのか、非常に楽しみですが、試乗できるのは1年以上先になると思います。
次回のアルピナの新車はXD4の試乗になると思われます。XD3の時に非常に上質で静かで、力強さに驚かされたんですが、XD4になってどうなるのか、気になるところです。
まぁ買えるわけでもないんですけどね。
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ALPINA | 日記
Posted at
2019/12/08 18:45:37