マツダ(純正) 3ピースアペックスシール(純正2ピース改3ピースアペックスシール)
僕が今使っているエンジンは
3ピースアペックスシールです。
こいつのおかげで長期運用してても壊れないんだと信じ込んでいます(笑)
過去自分が乗ってきたブーストアップ仕様、サイドポートandビッグシングル仕様でエンジン破損皆無だったのもありますが、もっともっと大パワーを実現している方々との出会いが、その気持ちをより強固なものにしてくれました。
なぜ、そんな風に思うようになったのか。。。
興味があれば、下手な文章で長いですが以下の昔話をどうぞ(笑)
昭和末期から平成初期ごろ、REで400馬力オーバー、ブースト1キロ越えの仕様はとてもリスキーなものだと考えられていました。
まさにフルチューンてな感じでした。
しかし、FDが登場するとブーストアップでも350馬力を超えるようなクルマが沢山出てきます。最寄りのショップでサブコンを買って、エアクリーナー、マフラー、サブコン、ブーストコントローラーこれだけで誰もが350から380くらいの仕様を楽しんでいた気がします。
その後、タービンキットなんかも発売され400馬力、500馬力とドンドンパワーアップ可能になっていきました。
FDが登場したけどあえてFC前期の低圧縮ローター(重く金属の厚みが分厚い)を使えば、そこそこの高ブーストにも耐え500馬力前後は確実に出せるようになってきました。
しかし、500馬力級が普及したあたりで、その勢いにブレーキがかかります。
もう3ローターの20Bに載せ換えるしかないのかな、皆がそんな風に考えるようになり、実際に20B仕様で600PSオーバーみたいな車両も登場するようになりました。
なんで、パワーアップが止まったかと言うと、当時はまだパワーFCやF-conVProなどのフルコンがなく、アペックスシールもいろいろ発売されたけどロクなのが無かったからです。
その後、フルコンも登場するわけですが、どこのショップもこのフルコンがうまく使いこなせず、フルコン時代初期は皆さん苦戦していた記憶があります。
そんなある日、某ショップが2ローターのREで750馬力、ゼロヨン9秒台の怪物を実現します。
500馬力はるかに超えるパワーを夢見て僕は、そのクルマのオーナーさんに連絡をとり、実車を見せてもらいに行きました。
待ち合わせは夕方の新宿だったのですが、オーナーさんはなんとそのクルマで自走で登場でした(爆)
エンジンかけた瞬間の独特の爆発的排圧は今も鮮明に覚えています。
その後、助手席体験もさせていただきましたが、ものすごいクルマでした。
爆音はスゴかったけど、渋滞の街中でも普通に走るし、極低速もトルクフルな印象でした。
本当に素晴らしいクルマでした。
ちなみにベースはFC3Sでした。
サージタンクはあえてFC用というこだわりも渋かったですね。
その後、その車両を製作したショップまで案内されたのですが、そこで驚くべき事実を知ります。
750から800馬力も出ているのに、アペックスシールは当時はまだ普通に売っていたマツダ純正3ピースアペックスシールだったのです。いろいろ試したけど、これをしっかり使いこなすと、純正品が一番良かったそうです。
(おそらく3分割されていることにより歪みに強く、お互いが滑りながら移動してシール性を高く保っているらしいです。)
最初はゼロヨン仕様だから競技時だけ高いブーストをかけて実現しているのだろうと疑いの気持ちもありましたが、もう1台別に同仕様のエンジンを積んだデモカーのFDが存在すると知ることになります。
2台ともゼロヨン仕様ではありましたが、仲間とストリート(ゼロヨン)を楽しんだり、移動に使ったり、数々のゼロヨンイベントに繰り返し出場しているときかされ本当に驚きました。
(しかも何年もオーバーホールせずに運用されてました)
確かに純正の3ピースアペックスシールはそれほど強くはないのだと思います。
しかし、低圧縮ローターでREの天敵であるノッキングの確率を低く保ち。
大量の燃料を確実に燃やす強力な点火装置を追加し、もうひとつの天敵失火を抑え込み。
きめ細かで正確な点火、燃料の制御を可能にするフルコンで完璧にエンジンをコントロールすれば、不可能と思えるような出力が実現可能になることを、この時にはじめて知りました。
この時から僕の中では
純正3ピースアペックスシール
FC前期ローコンプローター
点火強化装置
フルコン(F-conVPro)
は高耐久のRE実現に必要不可欠なものと確信するようになります。
そしてわかりやすいパワー競走の中で切磋琢磨しているゼロヨン系のレースで結果を出しているショップに自然に注目がいくようにもなりました。
ただ、前述のオーナーさんが通っていたお店も、その方が信頼していたもうひとつのお店(埼玉県のアソコですよね)も関東エリアのお店だったりしたこともあり、気になったものの、それらのお店に実際に作業をお願いすることはありませんでした。
(間違いなく素晴らしいお店でしょうが、やはりメンテナンスは近場のお店じゃないと不安だったもので)
その後の僕は車上荒らしにあってしまい、黒いFD(フルタービン、ローコンプサイドポート)を降り、しばらく別のFDでブーストアップを楽しんでいましたが、体調を崩したりもして、ブーストアップのFDも乗らなくなりました。
この頃はまだ関西にG様やディバージョンさん達のような熱いゼロヨン系チューナーさん達がいることは、まだ知りませんでした。
(その後、G様が始めたブログで知ることになります)
話が脱線しましたが。。。
FCのローコンプローター
と
純正素材の3ピースアペックスシール
(2つの2ピースアペックスシールをカットして組合せれば、昔の3ピースアペックスシールが再現可能です)
エンジンを開けるならば、高くてもこれらは絶対に組み込んだほうがいいと僕は思います。
素晴らしいエンジンチューナーさんに、これらのパーツでお願いすれば、エンジンブローの可能性を間違いなく限り無く低く抑えてくれるはずです。
(ちなみに繊細なブリッジポートで大パワーなのに周回利用で壊れないと話題の監督さんの黒いFDも3ピースand低圧縮ローターです。まあ組み手が天才過ぎるので、きっとFDローターでもスゴい耐久性だとは思いますが(笑))
補足
今の僕の白FD程度の出力であれば、
歪みに強い3Pアペックスシールと緻密な制御ができるフルコンだけでも充分だとは思います。
でも500を大きく超えるパワーならローコンプローターと点火強化は必須装備かと。
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