洗車とカーライフは蜜月関係。手洗い洗車のことは詳しくても洗車機のことってあまり知らなかったという方も多かったのではないでしょうか? 私もその一人でした。ハイテク化している洗車機、そしてそれを開発されている方の情熱に感動してしまいました。
前回はビユーテーさんにお邪魔しての取材だったので、実際に稼働している洗車機を見たわけではありませんでした。ここで気になったのが、実際に稼働している洗車機ってどうなんだろうということ。手洗い洗車でも汚れたスポンジやクロスを使っていては意味がありません。洗車機はかなりの台数を洗車するわけですから、汚れたりするでしょうし、メンテナンスも必要なはず。そんなことから、今回実際に稼働している洗車機がどうメンテナンスされているのか、ビユーテーさんご協力のもと見に行ってきました。
気さくで明るい、所長の榎田さんです。
洗車機はこちら、ビユーテーのフルサービス用洗車機「TSURUGI(つるぎ)」です。
ビユーテーさんのメンテナンススタッフ、長田チーフにお話を伺いながらチェックしていきます。
日常点検は14項目。この点検はSSスタッフが行います。長田チーフは3ヶ月に一回あるメンテナンスの際に各SSに訪問して点検を行っているそうです。
操作パネルです。ここで全ての操作を行います。
点検モードにします。
すると左右のブラシが出てきます。これによって洗車機本体にアクセスしやすくなります。
ブラシをチェックします。最新タイプのスポンジ製ブラシが装着されています。汚れは無いか、欠損は無いかなどチェックします。こちらのブラシはとてもキレイです。交換したばかりかと思いきや、まだ1度も交換してないとのこと。ではそこまで稼働してないということなのでしょうか?
トータルの洗車台数を確認することができるのでチェックしてみると、2016年8月から稼働して取材した2018年4月までで約18,000台!そんなに洗車しているのにブラシはほとんど汚れていません。
これは、この最新のスポンジブラシがボディの汚れを落としやすいという性能だけでなく、ブラシ自体が汚れにくいのに加え、ブラシを洗車1回ごとに自動洗浄する機能があるためとのことでした。
ブラシの交換時期の目安は4万5千台くらいから6万台くらいです。
ちなみにメンテナンスモードからブラシクリーニングのみも行うことができます。
使用するシャンプーやコート剤は本体内部のタンクに補充します。
ホイールブラシは洗浄能力の高いナイロン製のものです。一見硬そうですが、触ってみると思いの外柔らかいです。
車輪とレールも消耗品です。井戸水などを使っていたりするとその水質によって摩耗しやすくなったりするとか。4~5万台くらい洗車すると交換時期になるそうです。各回転軸へのグリスアップも必要です。充填は1ヶ月1回くらいが目処。
クルマの上側を洗うトップブラシを動かすチェーンも点検箇所。
簡単な修理があれば行います。
整備が終わったところで洗車してみましょう。「TSURUGI」はフルサービス機ですので、今回はSSのスタッフさんに洗車していただきます。普段フルサービスの洗車をしてもらうことが無いので興味津々。
弦巻SSさんの「TSURUGI」には高圧ジェットガンが装備されています。
これを使って予備洗いです。これだけでも結構キレイになっちゃいます。特に最近多い花粉汚れなんかはほとんど落ちてしまいます。
汚れやすい下回りもしっかり流します。フルサービスならではの丁寧な仕事です。
タイヤ、ホイール、ホイールハウス内などもブラシで洗ってくれます。
ここまでやったところで洗車機始動!たっぷりの水とスポンジブラシで洗っていきます。この2つがボディに傷を付けにくくしています。
たっぷりの水!
ホイール位置をセンサーで感知、こちらも水をかけながらしっかり洗います。
ワッシャワッシャ。
ここで一旦停止。さらに予備洗いです。さすがフルサービス、かなり丁寧な洗車です。洗車機のブラシが当たらない箇所に水をたっぷり含ませたウエスを使って汚れを流してきます。
スポイラーの下や、
ドアノブ回り、
リアゲートやドア周り、
ドアミラー裏、
ワイパー下、
グリル回り、
給油口などなど。最近は予備洗いできるセルフ洗車場が増えてきたので、参考にしたいですね。
今回はコーティング施工をしてもらったのでまだ続きます。この後一回水洗いしたあとに、フッ素系コーティング「FK-2ハイパー」とガラス系コーティング「プリズムグラスコート」を施工します。
ダブルのコーティングでカッチリ水玉。
乾燥します。
水が残りやすい箇所はエアで水分を吹き飛ばしていきます。
残った水分とボディ全体をクロスで拭き上げて、
(青いクロスはガラス用、緑のクロスはボディ用と分けているそうです)
完成です!
ツルピカになりました!
こちらのフルサービス洗車の料金はこのような感じです。今回は上から3番目のプリズムグラス洗車を施工していただきました。
普段、セルフ洗車機でシャンプー洗車で数百円しか使わない私にとっては、なかなかセレブな洗車でしたが、しっかり予備洗い、水洗い、更に手直し洗い、もう一回水洗い、コーティング、そして拭き上げ、室内清掃、室内ガラス拭きまでを超丁寧(本当に丁寧)にやってもらったのと、この世田谷区弦巻というかなりの高級住宅地という立地を考えるとそんなに高くないと思いました。 たまにはフルサービスもありですね。お近くの方はぜひ試してみてください。
おしまい
ではありません。
もう少し続きます。
お話と場所は変わりましてこちら。N700系をバックに「ニコニコレンタカー新横浜駅店」さんです。
12時間2,525円(税込!)のレンタカーを展開するニコニコレンタカーさんですが、この新横浜駅店は新幹線の駅前という立地から、保有台数なんと190台!という大型店です。
なぜここに来たかというと…?
ジャジャーン。ビユーテーさんの洗車ロボット、「FLIT(フリット)」に会いに来ました!
前回のブログでも紹介しましたが、フリットは全自動のどこでも洗車機なのです。
門型洗車機のような設置工事をすることなく、洗車機で洗車することを実現したのが「フリット」です。
「フリット」を導入した理由をニコニコレンタカー新横浜駅店統括店長の大久保さんに聞きました。
ー新幹線の駅前という土地柄、こちらではコンスタントに1日30台、多いときは50台稼働しています。当然のことながら、稼働したクルマは次のお客様に使っていただくために洗車しなければなりません。洗車機を導入できればいいのですが、立地的に周辺が住宅街なので、乾燥工程で大きな音の出る一般的な洗車機を使用することができません。「フリット」には乾燥工程がありませんが、それがニーズに合いました。バッテリー駆動で作動音が静か。大きな設置工事も必要無いのでコスト的にも有利です。洗車工程はスピードを要求すると最低でも2人必要ですが、「フリット」に任せて、水切りと拭き上げだけに2人で取り掛かることができます。有るか無いかで作業効率が全く違います。
なんだが「フリット」の営業パンフレットの文言みたいなコメントですがw、スタッフの方も相当助かってるとおっしゃっていて、ガチの感想なんですよ。
さてこちらもせっかくですので稼働していただきましょう。
センサーでクルマを検知して洗車開始。ブラシが下がってきて、
ボンネットと右サイドを半分ずつ洗っていきます。
この位置から水をかけていきます。
後端まで行ったら方向転換します。
リアを洗い、
方向転換。
左サイドを洗っていきます。
最後の方向転換をしたら、
フロント回りを洗って洗車完了~!ここまでおおよそ5分弱くらい。
乾燥工程が無いので、拭き取り場に移動します。
水切りワイパーを使っておおよその水を切ったら、
セームで拭き上げ。
ピカリ~ン!!完了です。確かにこれは早い!
正直、物珍しさだけが強くて実用としてどうなんだろうと感じていた「フリット」なのですが、なんと超実用的!思いっきり役に立ってました、、フリットくん誤解してたぜ、君は素晴らしい!
さてさていかがでしたでしょうか。
ビユーテーさんの洗車機で学ぶ「洗車機のメンテナンス」と、実働の自律走行式洗車機FLITを見てきました。洗車機っておもしろいですね~。
と、ここでまさかの…?
洗車わくわくキャンペーン!!!
洗車で豪華景品GETだぜ!
2018年5月1日~7月1日の間にビユーテーさんのホームページ内にある、「愛車を護るBeautyの洗車機があるお店」に掲載されているお店で洗車をして、アンケートに答えていただいたくと、抽選で豪華景品が当たります!!!
「愛車を護るBeautyの洗車機があるお店」
まずはお近くのビユーテーの洗車機を探してみてください!!!
チェケラ!!!