
白いクルマなのでバンパーの煤が気になります。
O2センサーのせい?なんて思って、いつものように徹底的に調べてみました(笑)
日産純正品が高騰しているのは理解出来ます。
元日産自動車(現レッドステージ)地元本社の整備士でしたので。
しかし、汎用品は、なぜ安い(倍くらい違う)のだろ~?
安さの影には賛否両論あり、スグ壊れたなんてレビューも見掛けます。
今いる会社でも、そんな話をしておりました。
会社には、元ケンウッド(現JVCケンウッド)の方がおりまして、ケンウッド時代に下請けの知人に「パイオニアは納入基準が厳しいからケンウッドよりも良い品物(品質の良い物)を納めてるよ」と言われた事があるらしいです。
私も日産を辞めたあと電気会社(コネクター製造がメイン)に勤めまして、新幹線の電気連結器(各車両本体を繋ぐ連結器とは別に電源を供給する電気連結器があります)を作っておりました。
ケースは外注ですが配線は手作業です。
作れる人間は4~5人居ますので、当然個人差(作るスピードも出来映えも)があります。
元受(日本航空電子)からは、ココからココまでの誤差の範囲内で制作して欲しいと制作依頼書が届きます。
ココからココまでの誤差の範囲内でという事は…そうです、個体差は必ずあります!
そして、川崎重工・日本車両・日立製作所へ納入されて行く訳ですが、私の記憶では一番ウルサかったのは川重(日車と日立は優しかった)でしたので、ひょっとすると一番品質の良い物が行っているかも知れません。
上記の様な事から、メーカー(日産)が納入基準が厳しかったならば、BOSCH・DENSO・NTKから販売されている物よりメーカー純正の方が品質が良い物なのかも知れません。
しかし、品質が良いからと言って製造元が単価を大幅に上げている(多少ならあるかも…)とは考え難いです。
では、なぜか?おそらく流通コスト(中間業者のマージンや運送費)と大部分はメーカーの在庫保管(日産部販の人件費や場所代)です。
したがって、元々が単純な構造のセンサーですので、価格が倍だからと言って、品質が倍違うと言う事はないのではないかと思うのですが?
とは言っても、新車に車載されているバッテリーとホームセンターで売っている物とでは品質が全然違う(地元で整備士をしている弟の話では新車車載物は5年くらいもつとか)と言うのは周知の事実でありまして…
日本のメーカーと違って諸外国では、O2センサーは2年くらいで交換してね。と言っているのは納入基準が緩く2年くらいしかもたない物を使用していると言う意味なのかも知れません。
会社の人と話した結果は、2年もつ半額の物を買うか、4年もつ純正品を買うか?金額は同じという事になりました(笑)
Posted at 2018/06/10 21:56:18 | |
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