
リアデフのシム増しをしてみました。
整備の手順を整備手帳に残しておこうかと思ったのですが写真がほとんどないので、ここに簡単に書いておきます。
(後日、写真がとれたら整備手帳に書こうかな)
まず、デフおろし
・車をリフトに載せて、リアタイヤを外す
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・センターナットの割りピンを抜き、センターナットを外す
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・リアデフのオイルを抜く
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・ロアアームとナックルをつなぐボルトを外す。また、ドライブシャフトの内も外も抜けるようにしておく。
この時点でドライブシャフトが外せるようなら外しておく
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・デフからプロペラシャフトつなぐボルトをはずし、プロペラシャフトをきりはなす
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・デフをメンバーに固定するデフの後ろ側の3本のボルトを外す
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・デフをボディーに固定しているボルト2本を外す
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・ナックルを外側に引っ張るとドライブシャフトも外側に引っ張られるので、がんばってデフをおろす(ドライブシャフトが抜けているならボディーにとめるボルトを外したら簡単に落ちてきます)
デフは重いので慎重に!
次にシム増し
・適当な4lオイル缶を探す。オイル缶の鉄板は薄めと厚めがありますが、薄い方を選ぶ方が無難です。(加工しやすく、厚いほうだとデフの効きが一枚でかなり強くなります)
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・はさみで鉄板をフリクションプレートの外径にあわせて円に切り抜き(写真)、それを二つ折りにして、フリクションプレートの内径にあわせて内を切り取る
切り取ったものをハンマーで軽く叩き平らにする
これでシムが完成です。
シムの形は内や外に当たらなければ適当で、完全に円でなくても問題なさそうです。
また、はさみは鉄板を切るとダメになるので100均のを使うのが良いです。
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・きれいなオイルで汚れてもいい場所にデフをもってくる
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・デフケースの後ろ側のボルト(14番)を外し、ケースを開ける
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・中からデフを取り出す(出にくい時は、開口部を下にしてケースを浮かし、ハンマーで叩くと少しずつ落ちてきます)
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・デフにファイナルをとめているボルトを外し、ファイナルを外す
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・ネジを外し、デフをあける
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・プレートやギアを取り出す(外した順番を忘れないように!)
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・シムを一番外側にいれ(コーンスプリングより外側)戻します。
今回は左右の両端に1枚づついれました。
コーンスプリングより外に入れたのは、多分磨耗し難いから長持ちするだろうというのが理由です。
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・外した時の逆の手順で戻していきます。このときネジやボルトにネジロック剤をつけ
、デフケースを閉める時は液体ガスケットを塗るのを忘れないように!
最後にデフのせですが、これは基本的におろした時の逆の手順です。
ドライブシャフトを付けたままなら左からさした方が楽かもしれません。ドライブシャフトが抜けているなら割と楽に乗せることができると思います。
で、肝心のシム増しの効果ですが、うちのエボについていた浮かした状態で片輪回してももう片方がまったく回らない(じゃっかん逆周り)しているようなデフでも利くようになりました。
オイルになじむまでのパキパキという音がなんともいい感じです。
イニシャルトルクはまだ計っていないので分かりませんが、シム1枚で10kg弱増えるという話も聞くので楽しみです。
シム増し効果がわりと長続きしないという話も聞くのでその辺はこれからみていきたいと思います。
今回の作業はおろすとこまでは1時間弱なのに、総作業時間は12時間近くかかっていますw
原因の一つは、デフの中身の順番忘れた自分が悪いのですが(←アホ)、1番問題だったのが、クリアランスが無さ過ぎてデフをケースにはめるのに時間がかかったことだと思います。
つかれた~
作業を手伝ってくださった皆様、ありがとうございます。
Posted at 2009/04/19 20:50:25 | |
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車整備 | 日記