約4ヶ月間クラシックレンジのヘッドガスケットの交換をDIYで行なって来ましたが、振り出しへ戻りました。(涙)
詳細は下記参照ください。
これまで一つひとつの作業を慎重に行い、昨日なんとか最後まで組み上がりました。
エンジンをかける前に、まずはコンプレッション確認をするために燃料ポンプを動かさずにプラグホールにコンプレッションゲージをつなげてクランキングしたところ、7番シリンダーのみ圧力がゼロのまま全く上がらないことが判明しました。
ちなみにそれ以外のシリンダーはバラツキはややありますが、ほぼ問題のない圧力まで上がることがわかりました。
1番 12.0kg/cm2
3番 12.0kg/cm2
5番 11.7kg/cm2
7番 0kg/cm2
2番 12.8kg/cm2
4番 11.6kg/cm2
6番 13.7kg/cm2
8番 12.1kg/cm2
ストレートエッジとシックネスゲージであれだけヘッドやブロック接合面の平面度の測定をしたので、仮にヘッドガスケットのリークだとしてもコンプレッションがゼロになることは考えづらいと思い、吸排気バルブが完全に閉まりきっていないのではないかと考えました。
例えばプッシュロッドがうまく設置されておらず外れかけてロッカーアームを押しすぎているとかです。
そこでロッカーアームやバルブの動きが見えるようにロッカーカバーが外れるところまで分解して、長女にセルを回させてクランキング時のバルブ周りの動きを目視確認しました。(慣れて来たので1時間くらいでロッカーカバーまで外せるようになりました)
その時撮った動画を追加しました。
その結果、部品の配置やバルブ周りの動きは特に問題ないことがわかりました。
ただ、7番シリンダーの排気バルブが開く時のみ「パコッ」という音がすることがわかりました。
もしかしたら圧縮行程でヘッドガスケットからエア漏れし、爆発行程でピストンが下がることで軽い真空状態になり排気バルブが開くと同時にエキゾーストポートから空気がシリンダーに流れる音だったのかもしれません。
クランキングだけでは本当にガスケットリークなのかよくわからないので一度エンジンをかけてみることにしました。
もう一度最後まで組み立てて、各燃料系ホースから漏れがないことを確認するために燃料ポンプのリレーを差し込み、イグニッションONの状態でエアフローメーターのフラップを指で押して燃料ポンプを動かします。
燃圧をかけても燃料系からの漏れはありませんでした。
7番シリンダーは圧縮がないためインジェクターのコネクタを抜いて無用なガソリンが噴射されないようにしました。
スパークプラグとハイテンションコードをつないでドキドキのセルスタート。
点火時期は少しズレているようですが、なんとかエンジンはかかりました。
ただしV7なのでちょっと振動が多めです。
エンジンがかかったことにより、一応、点火系および燃料系は問題なしということがわかりました。
イグナイターの移設もしたのでちょっと心配でしたが、問題無いようです。
デスビを少し回して点火時期を大雑把に合わせました。(タイミングライトでクランクプーリーを照らしたのですが、タイミング角の線が全く見えませんでした)
しばらくアイドリングさせてからオイルを見てみると冷却水が混じった時に見られる白濁が発生していました(涙)
これによりヘッドガスケットのリークが発生していることが確定となりました。
振り出しに戻りましたが、これまでの作業が『予行練習』だったということにして、もう一度分解して原因を探してみたいと思います。
今回の反省点
・ヘッドはオイルストーンで慎重に研磨し、ストレートエッジとシックネスゲージで平面度を確認しましたが、思っていた以上にシビアで、面研に出さないとダメだったのかもしれません。
・ヘッドを付けた後にすぐシリンダーリークテスターという測定器を買って気密性の確認を行っておくべきでした。そうすればその時点でリークがわかり、その後の無駄な作業をすることがなかったと思います。
ここのところ休日は修理ばかりだったので、しばらく休んでまた再開したいと思います!
追記:再開後の作業は下記の整備手帳に記載しております。よろしかったらご覧ください。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2863564/car/2473637/5140426/note.aspx
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2018/12/04 23:46:38