• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2018年12月03日

クラシックレンジ ヘッドガスケット交換途中経過(その35)【振り出しへ戻る(涙)】

クラシックレンジ ヘッドガスケット交換途中経過(その35)【振り出しへ戻る(涙)】 約4ヶ月間クラシックレンジのヘッドガスケットの交換をDIYで行なって来ましたが、振り出しへ戻りました。(涙)
詳細は下記参照ください。

これまで一つひとつの作業を慎重に行い、昨日なんとか最後まで組み上がりました。


エンジンをかける前に、まずはコンプレッション確認をするために燃料ポンプを動かさずにプラグホールにコンプレッションゲージをつなげてクランキングしたところ、7番シリンダーのみ圧力がゼロのまま全く上がらないことが判明しました。
ちなみにそれ以外のシリンダーはバラツキはややありますが、ほぼ問題のない圧力まで上がることがわかりました。

1番 12.0kg/cm2
3番 12.0kg/cm2
5番 11.7kg/cm2
7番 0kg/cm2

2番 12.8kg/cm2
4番 11.6kg/cm2
6番 13.7kg/cm2
8番 12.1kg/cm2

ストレートエッジとシックネスゲージであれだけヘッドやブロック接合面の平面度の測定をしたので、仮にヘッドガスケットのリークだとしてもコンプレッションがゼロになることは考えづらいと思い、吸排気バルブが完全に閉まりきっていないのではないかと考えました。
例えばプッシュロッドがうまく設置されておらず外れかけてロッカーアームを押しすぎているとかです。

そこでロッカーアームやバルブの動きが見えるようにロッカーカバーが外れるところまで分解して、長女にセルを回させてクランキング時のバルブ周りの動きを目視確認しました。(慣れて来たので1時間くらいでロッカーカバーまで外せるようになりました)


その時撮った動画を追加しました。



その結果、部品の配置やバルブ周りの動きは特に問題ないことがわかりました。
ただ、7番シリンダーの排気バルブが開く時のみ「パコッ」という音がすることがわかりました。
もしかしたら圧縮行程でヘッドガスケットからエア漏れし、爆発行程でピストンが下がることで軽い真空状態になり排気バルブが開くと同時にエキゾーストポートから空気がシリンダーに流れる音だったのかもしれません。

クランキングだけでは本当にガスケットリークなのかよくわからないので一度エンジンをかけてみることにしました。
もう一度最後まで組み立てて、各燃料系ホースから漏れがないことを確認するために燃料ポンプのリレーを差し込み、イグニッションONの状態でエアフローメーターのフラップを指で押して燃料ポンプを動かします。




燃圧をかけても燃料系からの漏れはありませんでした。

7番シリンダーは圧縮がないためインジェクターのコネクタを抜いて無用なガソリンが噴射されないようにしました。

スパークプラグとハイテンションコードをつないでドキドキのセルスタート。


点火時期は少しズレているようですが、なんとかエンジンはかかりました。
ただしV7なのでちょっと振動が多めです。
エンジンがかかったことにより、一応、点火系および燃料系は問題なしということがわかりました。
イグナイターの移設もしたのでちょっと心配でしたが、問題無いようです。

デスビを少し回して点火時期を大雑把に合わせました。(タイミングライトでクランクプーリーを照らしたのですが、タイミング角の線が全く見えませんでした)

しばらくアイドリングさせてからオイルを見てみると冷却水が混じった時に見られる白濁が発生していました(涙)

これによりヘッドガスケットのリークが発生していることが確定となりました。

振り出しに戻りましたが、これまでの作業が『予行練習』だったということにして、もう一度分解して原因を探してみたいと思います。

今回の反省点
・ヘッドはオイルストーンで慎重に研磨し、ストレートエッジとシックネスゲージで平面度を確認しましたが、思っていた以上にシビアで、面研に出さないとダメだったのかもしれません。
・ヘッドを付けた後にすぐシリンダーリークテスターという測定器を買って気密性の確認を行っておくべきでした。そうすればその時点でリークがわかり、その後の無駄な作業をすることがなかったと思います。

ここのところ休日は修理ばかりだったので、しばらく休んでまた再開したいと思います!

追記:再開後の作業は下記の整備手帳に記載しております。よろしかったらご覧ください。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2863564/car/2473637/5140426/note.aspx

ブログ一覧 | 日記
Posted at 2018/12/04 23:46:38

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

朝ご飯😊
sa-msさん

創業50周年!! 30%OFF! ...
倉地塗装さん

行く春を追いかけて(笑)
zakiyama @ roadstinさん

急遽、早春の山形に帰省することに…。
LEN吉さん

今日は日曜日(丹波哲郎篠山観光🎶 ...
u-pomさん

ダイハツ小型車2
avot-kunさん

この記事へのコメント

2018年12月5日 0:44
ご本人には申し訳ないですが、
こういう「失敗」が、
後に続く人の参考になります。

ありがとうございます。
コメントへの返答
2018年12月5日 22:00
コメントありがとうございます!
失敗して学ぶことは沢山ありますよね。

特に初めてやる事は、やり方や加減がわからないことが多く、失敗してはじめて「こうすれば良かったのか」と気づくことがよくあります。

今回の失敗から学んだ反省点を次に生かして、再度ガスケット交換を行ってみます。

この失敗談が同じチャレンジをする方の参考になれば幸いです!
2018年12月9日 5:11
CRR1987様
振り出しに戻ったわけではないですよ。リフレッシュされていますし。組み立てもじっくり時間をかけることが必要だということなのかもしれませんね。再確認しながらじっくり行きましょう。
完成した時の喜びは倍になりますよ。
どうか頑張ってください!
コメントへの返答
2018年12月9日 18:06
satoshicrr様
コメントありがとうございます!
確かにオーバーホールのうち多くの時間を使って30年間に溜まった各部の内外の汚れを一通り落として来たので、全くの振り出しに戻ったわけではないですね。
家族にエンジンを見せたら、「エンジンだけは新車みたいだねー」と言ってましたし。(笑)

ヘッドまでの分解、組み立ての手順も、これまでの予行練習で習得できたので、今度は細かいところを再確認しながらもう一度やってみます。

2019年1月17日 23:10
毎回、詳細なレポートでとても参考になりました。以前アイドリング不調の時にエアフロー交換でダメだったので、簡易的にエアー系統の清掃をしたのですが凄い汚れでした。もっと分解してやりたいとは思っていたのですが、今の腰の状況ではとても無理な気がします。その時にエアーよりガス系統かな?ということで燃料ポンプと燃料ポンプ直付けのフィルター交換を車屋さんで一緒に作業したのですが、90年式は荷台の床に点検口が無く、ガソリン抜いてタンク外しましたがフィルター真っ黒でした。同時にフレーム横の茶筒型の燃料フィルターも交換しました。でも時々不調になり、近所の北米仕様90年式も同じ症状でどうにも原因がハッキリしませんでした。キッチリ整備して直ったと思ったら高速のサービスエリアで不調になり、再現性のない故障には困っております。やっぱりキャブレターの方が良いです!
コメントへの返答
2019年1月18日 7:09
電子制御だと故障の原因究明が難しいですよね。
その点、キャブは機械的なものなので原因の究明が比較的容易で、古くなっても修理可能なところが良いですね。

プロフィール

「@aki017 さん
モーターは動くんですね!失礼しました。
ギア欠けだったら、市販の汎用ギアが使えると良いですね。」
何シテル?   09/21 17:19
CRR1987です。 1987年式 クラシック レンジローバー5MT(1997年購入)と、1986年式ジムニーSJ30(3型)(1994年購入)、2010年式...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/4 >>

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

リンク・クリップ

ステアリングギアボックス オイルシール交換 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/01/23 19:17:13
TOYO TIRES OPEN COUNTRY M/T LT225/75R16 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/05/28 05:49:09
エンジンオーバーホール その13 塗装編2~焼付塗装 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/11/12 03:03:10

愛車一覧

ランドローバー レンジローバー ランドローバー レンジローバー
1987年式クラシック レンジローバーです。 model-yearはDA 本国仕様 V8 ...
スズキ ジムニー JB23 (スズキ ジムニー)
2010年式スズキジムニーJB23(8型)です。 所有しているクルマの中で、最も快適な乗 ...
スズキ ジムニー SJ30 (スズキ ジムニー)
1986年式ジムニーSJ30幌(3型)です。 非常に遅いクルマですが、低速トルクがある2 ...

過去のブログ

2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation