
近頃流行りの本についてです。
自分で買うのは恥ずかしかったので、
同僚に貸してもらいました。
これは高校野球部の女子マネージャーが
ドラッカーの「マネジメント」を読んだらどうなるのかという仮想をもとに描かれた
ものです。
難解な本を小説というフィルターを通して分かりやすく伝えています。
もちろんフィクションなので山あり谷あり、ドラマチックな展開で最後まで飽くことは
ありません。
さすがにこれでドラッカーのすべてが分かるようなものではありませんが、
昨今の社会情勢では重宝されるようなアイデアが詰め込まれているのでしょう。
やはり、今はどこも苦しいのは同じで、そのストレスは様々なところに向けられます。
つまり企業の体力は苦しいながらも持ちこたえているものの、内部の人的に
分解寸前の企業は数多ある…そんな時代だと思います。
これを読むと「なんとかなるんじゃないか?」という気が湧いてくる…
そんな気にさせる本です。
まぁ、実際には企業の経営者、管理者たるものドラッカーなどの一般的な経営論は
身に付けていると思うので、それでもうまくいかないのが現実ですが…。
という訳でこの本、よく企業管理者に読んでもらいたいなどと聞きますが、
まったくの逆で普通の社員さんに読んで欲しいと思います。
万策尽きた感のある現代の経営に革命を起こす程の力がこの本にはあるとは
思えませんが、「自分たちが何か出来るんじゃないか?」ということを考える
材料としては面白いと思います。
大勢を覆すことは出来なくとも、モチベーションを高く保ち続けることが最も大切な
ことで、この本がそれにとても適していると思うのです。
明日から会社の皆にも読んでもらおっと。
Posted at 2010/09/14 23:21:36 | |
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